0 編集部が注目した重点ポイント
① 株式会社エコノスを子会社化し直営店を拡大する
2025年10月(当期3Q)より株式会社エコノスを子会社化しました。53店舗が直営店へ移管され、新たに16店舗が追加されています。前年は未連結のため単純比較不可ですが、特定地域での直営展開の強化に伴い、店舗運営やエリアマネジメントにおけるキャリア機会が拡大する可能性を秘めています。
② 全社売上高が17.1%増となり30期連続増収を達成する
当連結会計年度の全社売上高は前年比17.1%増の39,276百万円を記録し、30期連続増収を達成しました。さらに営業利益も5.3%増の3,387百万円となるなど、各利益ともに過去最高を更新しています。物価高騰を背景にリユース市場が拡大する中、圧倒的な成長力と安定した経営基盤が実証されています。
③ 新宿エリアへ初進出しインバウンド需要を取り込む
2026年4月に「ハードオフ新宿マルイメン」をグランドオープンし、国内最大の繁華街である新宿エリアへ初進出を果たしました。国内外からの集客が期待できる店舗をグローバル戦略拠点に位置づけ、世界的な認知度向上とインバウンド需要の開拓を狙います。新たな顧客層へのアプローチに伴い、多様なバックグラウンドを持つ人材の活躍が期待されます。
1連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.2
主要経営指標(2026年3月期実績)
売上高:39,276百万円(前期比 +17.1%)
営業利益:3,387百万円(前期比 +5.3%)
経常利益:3,489百万円(前期比 +2.5%)
親会社株主に帰属する当期純利益:2,519百万円(前期比 +8.9%)
当連結会計年度は、国内既存店売上高の好調な推移や、新規子会社化したエコノスの売上寄与により、全社売上高は大幅な増収となりました。利益面では、新店の開業費用や人件費の増加、さらに株式公開買付関連費用83百万円の一時的要因があったものの、増収効果が上回り営業利益・経常利益ともに増加しました。また、段階取得に係る差益176百万円を特別利益に計上したことで、純利益も増加し、各利益ともに過去最高を更新しています。
通期予想に対する達成率は、売上高が109.1%、純利益が102.8%に達しており、全体の業績進捗は極めて順調であると評価できます。
2事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.6
リユース事業
事業内容
「ハードオフ」や「オフハウス」など様々な業態のリユースショップを直営にて運営する事業です。(注:当期に新規連結されたエコノスを含み、前年同期は未連結のため単純比較不可の要素があります。)
業績推移
売上高は37,265百万円(前期比17.6%増)となり、セグメント利益は5,679百万円を計上してグループの成長を牽引しています。
注目ポイント
既存店売上高の堅調な推移に加え、新規出店やエコノスの子会社化に伴う53店舗の直営移管、ブックオフ16店舗の追加など、直営体制が大幅に強化されています。店舗網の急速な拡大に伴い、店舗マネジメントや地域に根差した運営を担う専門人材の需要が非常に高まっています。
FC事業
事業内容
「ハードオフ」などのリユースショップのフランチャイズ・チェーンを展開し、加盟店からの商品・加盟料・ロイヤリティ収入等を得る事業です。
業績推移
売上高は1,932百万円(前期比6.4%増)となり、セグメント利益は1,310百万円を記録し、高い利益率を維持しています。
注目ポイント
当期は27店舗の新規出店を行う一方で、子会社化に伴い一部のFC加盟店店舗が直営店へ移管されました。全国でのドミナント出店を推進するため、加盟法人の経営を多角的にサポートし、チェーン全体の価値を高める経営指導人材が必要です。
その他(システム開発事業)
事業内容
報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、グループ内外のシステム開発事業を展開しています。
業績推移
売上高は79百万円(前期比185.9%増)となり、セグメント利益は7百万円を計上しています。
注目ポイント
規模は小さいながらも非常に高い伸び率を示しており、グループが推進するリアル店舗とインターネットを融合させたオムニチャネル戦略の基盤を支える重要な役割を担っています。デジタル戦略の加速に伴い、社内システムの高度化を担うIT人材が求められています。
3今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.36
2027年3月期は、売上高45,700百万円(前期比16.4%増)、営業利益4,050百万円(前期比19.6%増)と、さらなる拡大を見込んでいます。出店においては直営 36店舗、FC21店舗の合計57店舗の純増を予定しており、積極的なエリア拡大を推進します。また、重要な後発事象として保有する投資有価証券の売却が決定しており、2027年3月期第1四半期において投資有価証券売却益1,160百万円を特別利益として計上する予定です。これにより、最終的な当期純利益は大幅な増加が見込まれており、豊富な資金力を背景とした新規出店やデジタル投資の強化など、中長期的な成長に向けた組織基盤の拡充に伴う採用の活性化が期待されます。
4求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
同社が推進するリアル店舗とデジタルを融合させた「リンクチャネル」戦略や、地方都市へのドミナント出店戦略への共感を伝えるのが有効です。特にエコノス子会社化による直営体制の急速な拡大を背景に、自身の持つ店舗マネジメント経験やチェーン運営の知見を活かして、循環型社会の構築を牽引したいという意欲を示すと強いアピールになります。
面接での逆質問例
「2030年に向けた1,300店舗体制という中期目標の達成に向けて、新しく直営化されたエリアの店舗において、現在最も求められているマネジメント上の課題は何でしょうか?」
「公式アプリの月間利用者数44万人獲得を目指す中で、現場のリアル店舗とアプリなどの各種デジタルチャネルをより強固に連携させるために、新参画のメンバーに期待される役割について教えてください。」
5転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
幅広いブランド知識をつけることができる
様々なお客様と触れ合うことができ、その点はやりがいだと感じた。また、買い取り業務に携わる中で幅広いブランド知識をつけることができる。また、高級ブランド品の鑑定をすることもあり、ブランド好きな自分はとても楽しく業務を行うことができた。私のように趣味がファッションなどの場合は自分の好きな洋服を買い取り、値段までつけられるため楽しめる。
(20代前半・ショップスタッフ・男性) [キャリコネの口コミを読む]社員が育たないし育てる環境も整わない
どこの会社でも人手不足は深刻だが、離職率が高く定着率も低いのに会社は出店を増やす程でいるため、社員が育たないし、育てる環境も整わない。結果として成果が出ないことを社員の責任に転嫁されてはたまったものではない。
(20代後半・店長・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社ハードオフコーポレーション 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社ハードオフコーポレーション 2026年3月期 決算説明資料



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