0 編集部が注目した重点ポイント
①売上高が前期比23.4%増となり過去最高益を更新する
2026年3月期の通期連結業績において、売上高は116,920百万円(前期比23.4%増)を達成しました。営業利益も18,502百万円(同27.2%増)と力強く伸長しており、主軸のマンション販売が好調に推移したことで、各段階利益において財務基盤を強化しつつ過去最高益を更新する極めて強い好決算を記録しています。
②2025年12月に北海道支店を開設しエリア展開を加速する
同社は都市再開発やインバウンド投資が進む北海道市場を捉え、2025年12月1日に北海道支店を新たに開設しました。すでに札幌市中心部で収益マンションやアセットの取得を完了しています。東京・名古屋・福岡に続く拠点網の構築を推進したことで、全国展開に挑む意欲的な中途採用人材へのキャリア機会が地方で大きく拡大しています。
③初のホスピス竣工によりヘルスケア関連施設へ参入する
2026年3月、大阪府吹田市においてグループ初となるホスピス施設「CLASWELL 吹田」が竣工しました。高齢化にともなう医療・介護ニーズを的確に捉え、従来の住宅・オフィスに留まらない新領域を開拓したことで、開発に依存しない多層的な収益基盤の構築に向けた強固なストック型事業モデルを推進しています。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.4
当連結会計年度におけるわが国経済は、原材料価格の高騰に直面しつつも、雇用・所得環境の改善に支えられ、緩やかな回復基調で推移しました。同社グループが属する不動産業界においては、コスト増に伴う販売価格の上昇が継続しているものの、国内外の投資家の投資意欲は非常に強い水準を維持しています。このような好環境のもと、選ばれる良質なマンションづくりの徹底や周辺事業の着実な成長が業績を力強く牽引し、全指標において事前の計画を完全達成しました。
通期業績予想に対する達成状況の評価について、同社が最も重視する経営目標指標である経常利益の実績は163億95百万円を記録し、期初公表の予想値である160億円を見事に超過しました。売上高、営業利益、純利益のすべてにおいて公表値を上回る通期達成を遂げており、中長期での拠点拡大と新規領域の拡張に向けた事業基盤の進捗は極めて順調かつ堅調に推移していると高く評価できます。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.11
不動産販売事業
【事業内容】新築分譲マンションを中心に、多様な不動産アセットの取得・開発・販売を一貫して提供する同社の基幹コア事業。
【業績推移】売上高 86,594百万円(前期比31.8%増)、セグメント利益 13,284百万円(同16.0%増)。引渡しの好調により大幅増益。
【注目ポイント】国内外の個人・法人投資家や機関投資家を対象とした充実した出口戦略が機能し、「エスリードレジデンス梅田グランゲート」などの引き渡しが好調に進捗しました。さらに東京や名古屋に留まらず、新たに開設された北海道エリアへの進出など積極的な拠点整備を行っています。土地価格の上昇が進むなかで、条件の良いアセットを厳選して確保する情報ネットワーク力や商品企画力が重要視されており、最前線で仕入れを担う用地取得のプロフェッショナルの活躍フィールドが格段に広がっています。
その他事業
【事業内容】子会社を通じて展開するマンション管理、賃貸仲介・管理、電力供給、総合建設などのストック型周辺ビジネス全般。
【業績推移】売上高 30,326百万円(前期比4.4%増)、セグメント利益 5,936百万円(同10.8%増)。周辺事業の着実な成長による増益。
【注目ポイント】エスリード建物管理における受託棟数545棟(43,017戸)やエスリード賃貸の18,206戸など、強固なストック収益が拡大しています。また、イー・エル建設による木造アパート建設事業の受注や、綜電による滋賀県近八幡市での初の系統用蓄電所(電力を効率よく貯める大規模な蓄電設備)案件の開始など、グループ会社の多角化戦略が加速しています。実物資産の運用効率を高めるため、デジタル技術を用いた新たな管理・運営モデルの構築が進められており、長期的な価値向上に資するプロパティマネジメント経験者が高く評価される環境です。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.27
2027年3月期の通期連結業績予想として、売上高130,000百万円(前期比11.2%増)、経常利益17,600百万円(同7.3%増)を見込み、過去最高益をさらに更新する計画を公表しました。地政学的リスクを背景とする資材価格の動向には引き続き注視が必要であるものの、翌期の引渡予定物件については概ね竣工済みであるため、財務インパクトは極めて限定的であると見込んでおり、将来的利益の確保は盤石です。
中長期の採用に直結する拠点戦略として、2026年秋ごろを目途に本社オフィスを大規模再開発エリアである「グラングリーン大阪 パークタワー」の9階・10階へ移転することを決定しました。この大規模なオフィス移転は、今後のさらなる人員体制の拡充や、従業員の働きやすさ向上、部門間の連携強化を目的としており、成長スピードを飛躍的に加速させる挑戦的な第二創業期とも言える環境が整備されています。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
同社は、自社開発物件の売却によるキャピタルゲインの獲得に加え、売却後も子会社による運用・維持管理を継続して引き受けることで安定的なインカムゲインを確保する、非常に強固な「開発価値循環型事業」を確立しています。フローとストックのバランス経営が機能している点を志望の軸とすると良いでしょう。また、全ての投資用ワンルームマンションにおいて環境配慮型のZEH(省エネ性能を高めたゼロエネルギー住宅)仕様化を標準化している点や、二酸化炭素排出量を抑制する画期的な独自壁面工法の実用新案など、デベロッパーの社会的使命に高い技術力で挑む同社の経営姿勢に、自身の経験(施工管理、建築設計、アセット営業など)を重ね合わせることで、熱意がダイレクトに伝わる志望動機が構築できます。
面接での逆質問例
- 不動産販売事業において、東京支店や新たに開設された北海道支店での営業活動・仕入れが順調に進捗しているとのことですが、関西圏で圧倒的な実績を持つ御社の事業モデルや充実した出口戦略を新しい地域へ展開する際、新拠点の技術職や営業職に期待される役割についてお聞かせください。
- その他事業において、マンスリーマンションの新規展開やグループ初となる系統用蓄電所案件への取り組みなどスピーディな事業多角化が目立ちますが、今後さらに周辺ビジネスのグループ外収益の獲得を強化するにあたり、新しく参画する中途採用人財に最も求める専門性やマインドを教えてください。
- 2026年秋ごろに本社をグラングリーン大阪へ移転される計画とのことですが、今後の人員体制の拡充や業務効率化を見据えたオフィス仕様への移行を機に、部門間の連携強化やデジタル技術を用いた建物管理・営業プロセスの高度化をどのように加速させていく方針であるか、詳しくお伺いさせてください。
5 転職者が知っておきたい現場的リアル(口コミ)
福利厚生にかんしては非常に良い
福利厚生にかんしては非常に良い 単身であれば、自社マンションに1万5千円で住める。持ち家を買った場合にも毎月補助が2万5千円ほどでる。そのほかにも扶養手当等も充実しており、お金の面に関しては非常に満足できると思う。
(20代前半・代理店営業・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2026年3月期 決算説明資料



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