0 編集部が注目した重点ポイント
①福利厚生事業をウェルビーイング事業へ名称変更する
当連結会計年度より、従来の「福利厚生事業」から「ウェルビーイング事業」へ名称を変更しました。人的資本経営や多様な働き方の広がりを背景に、包括的なウェルビーイング領域での幅広い事業展開を進める戦略であり、新たなサービスメニュー開発に伴うキャリア機会が大きく拡大する可能性があります。
②宿泊施設とゴルフ場を売却し保有資産を効率化する
当連結会計年度における投資再生事業にて、ペット同伴可能な宿泊施設1棟およびゴルフ場1施設を売却し、保有資産の効率化を推進しました。あわせてタイのゴルフ場との業務提携により初の海外ゴルフ事業進出を果たしており、資産のバリューアップや再生を担うソリューションビジネス領域での専門人材の需要が高まっています。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 決算補足資料 P.3
売上高
30,404百万円
+7.1% (前年同期比)営業利益
3,303百万円
+23.2% (前年同期比)経常利益
3,121百万円
+21.6% (前年同期比)親会社株主に帰属する当期純利益
2,708百万円
+38.9% (前年同期比)
当連結会計年度は、歴史的高水準で推移する訪日外国人旅行者によるインバウンド消費の伸長に加え、安定的な国内旅行やゴルフ消費、企業の研修需要に支えられ、非常に好調な業績を記録しました。マーケティング施策の強化や接客体制の強化、施設の上質化といった取り組みが実を結び、売上高および各段階利益で大幅な増益を達成しています。
通期の実績評価としては、公表していた上方修正予想に対して売上高が99%の進捗となったほか、経常利益が102%、親会社株主に帰属する当期純利益が118%の達成率を記録しており、通期計画に対して非常に堅調かつ上振れて着地したと評価できます。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 決算補足資料 P.4
ホテル運営事業部門
事業内容:「物語のあるホテル」をコンセプトとする主力ブランド「リソルホテルズ」や、軽井沢・箱根エリアを中心に展開する滞在型貸別荘事業「リソルステイ」の運営・物件開拓を行います。
業績推移:外部顧客への売上高は前年同期比10.4%増の16,433百万円、セグメント利益(経常利益ベース)は同30.3%増の3,277百万円と好調に推移しました。
注目ポイント:旺盛なインバウンド需要を的確に捉え、客室単価と稼働率がともに順調に向上しました。専任スタッフ「サービスコーディネーター」による周辺案内や館内イベントなどのコンシェルジュサービス、さらに中長期滞在ニーズに対応した貸別荘の拡充が功を奏しており、宿泊にとどまらない「コト消費」を創出できる付加価値の提供に向けて、ホスピタリティの高い専門人材が必要とされています。
ゴルフ運営事業部門
事業内容:顧客ニーズとコース特性に合わせたスタイルで全国に17コースを展開するほか、高級ヴィラとゴルフを組み合わせたリゾート滞在型商品の提供を行います。
業績推移:外部顧客への売上高は前年同期比2.3%増の8,551百万円、セグメント利益(経常利益ベース)は同5.0%増の979百万円と堅調に推移しました。
注目ポイント:コース・クラブハウスの上質化や、夏期の酷暑対策として導入したクーラー付きカートの効果により、来場者数および客単価が前年を上回りました。韓国などのアジア諸国から宿泊を伴う利用が好調に推移するなか、静岡や広島での「フェアウェイフロントヴィラ」拡大計画を着実に進行させており、インバウンド集客体制の整備や会員権販売の強化を担う中途採用人材が求められています。
リソルの森事業部門
事業内容:グループの象徴施設である体験型リゾート「Sport & Do Resort リソルの森」の運営とともに、エリア内の不動産および会員権販売事業を展開しています。
業績推移:外部顧客への売上高は前年同期比6.6%増の4,235百万円、セグメント利益(経常利益ベース)は同1.5%減の299百万円となりました。
注目ポイント:真名カントリークラブでのサービス上質化による会員権販売の進捗や、夏祭り・熱気球体験などのイベント集客が好調に推移しました。愛犬同伴型高級ヴィラエリア「Dear Wan Spa Garden」が高単価・高稼働を維持して業績に貢献しており、今後は通年での企業研修獲得に向けた施設新設などエリア内を活用した新たな滞在型施設開発を進めるため、法人開拓やリゾート企画の経験者が活躍できる環境です。
ウェルビーイング事業部門
事業内容:グループシナジーのコアを担う総合福利厚生サービス「ライフサポート倶楽部」の運営を通じて、企業の人的資本経営や働く人々の健康・活躍支援を行います。
業績推移:外部顧客への売上高は前年同期比9.4%増の1,055百万円、セグメント利益(経常利益ベース)は同110.1%増の130百万円と大幅な増益を達成しました。
注目ポイント:今期より福利厚生から包括的な領域への展開を明示するためセグメント名を変更し、新規獲得を強化しました。大手金融機関と連携したアプローチが順調に進み新規契約が増加したほか、企業に専属的に寄り添う「ハウスエージェント」や、他社へのサービス提供を行う「OEM戦略」を打ち出しており、新たなビジネスモデルの構築と長期安定収益の確保に向け、提案力のある中途採用人材の獲得に注力しています。
再生エネルギー事業部門
事業内容:グループが保有するゴルフ場などの土地や建物を活用した太陽光発電設備の開発、並びに発電した電気の売電・施設内活用を推進しています。
業績推移:外部顧客への売上高は前年同期比1.2%減の102百万円、セグメント利益(経常利益ベース)は同40.2%減の31百万円となりました。
注目ポイント:施設内にて1.5MWの太陽光発電設備を運営し、年間約150万kWhの売電を安定的に実施しています。また、地産地消を推進する自家消費型事業として、「有田リソルゴルフクラブ」にて5ヶ所目となるソーラーカーポートの建設工事を完了し、2026年2月より稼働を開始しました。培った知見を活かしてゴルフ場を中心に自社利用設備を横展開する方針であり、運営コスト削減と環境貢献を両立させる技術・施工管理知見が活きるフィールドです。
投資再生事業部門
事業内容:運営施設のバリューアップ型再生や、ゴルフ場にヴィラを建設するリゾート型再生、不採算資産の売却再転用など、独自ノウハウで施設価値を最大化するソリューションビジネスです。
業績推移:外部顧客への売上高は前年同期比76.8%減の25百万円、セグメント利益(経常利益ベース)は同85.9%減の3百万円となりました。
注目ポイント:当連結会計年度においては市場環境を精査したうえで資産の入替を果敢に進め、ペット同伴可能な宿泊施設1棟およびゴルフ場1施設を売却したため、一時的に大きな減収減益の数値となりました。しかしながら、保有資産の効率化と新規運営施設の仕入れ検討をハイペースで進めており、独自のバリューアップノウハウを駆使した新規案件開発や海外展開の足掛かり構築を担う不動産・開発領域のスペシャリストが求められています。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 決算補足資料 P.9
次期(2027年3月期)の連結業績予想は、売上高31,000百万円(前期比2.0%増)、営業利益3,400百万円(同2.9%増)と、施設運営事業を中心とした好調な需要の継続を背景に増収増益を見込んでいます。なお、税務上の繰越欠損金の解消により税負担が増加するため、親会社株主に帰属する当期純利益は1,950百万円(同28.0%減)と減益を見込むものの、本業の収益基盤は極めて堅調です。同社グループでは、各リソルホテル施設への「サービスコーディネーター」配置による独自のコンシェルジュサービス強化や、ゴルフ場へのクーラー付きカートの増台、さらに戦略的なM&Aによる運営施設拡大やタイをはじめとする海外ゴルフ場との提携拡充など、多角的な事業インフラの拡大を急ピッチで進めています。これら攻めの展開を加速させるため、採用・人材開発体制の強化を含めた人的資本投資を拡大する方針であり、即戦力となる中途採用の人材への期待が高まっています。
4 求職者へのアドバイス
同社は「あなたのオフを、もっとスマイルに。」のグループ価値基準のもと、インバウンドや国内レジャーの潮流を捉えて売上高および営業利益で力強い前年比増を達成している成長企業です。志望動機を練る際は、従来の福利厚生の枠組みを超えた「ウェルビーイング事業」へのセグメント変更や、資産入替の推進に伴う施設運営力強化、さらにタイの拠点との連携による初の海外ゴルフ事業進出といった、変化を恐れない柔軟なビジネスモデルの進化に共感している点をアピールすると効果的です。施設運営のDX推進や新規顧客獲得、リゾート開発において、自らの専門スキルを活かして提供価値の向上に貢献したいという具体的な熱意を示すことで、高い評価に繋がりやすくなります。
・「リソルホテルズ」において、専任の「サービスコーディネーター」を各施設に配置して観光案内や日本文化体験イベントなどのコンシェルジュサービスを推進されていますが、中途採用のスタッフが早期に貢献を期待される現場での最優先課題やサービス品質向上のミッションについて詳しくお聞かせください。
・ウェルビーイング事業において、「ハウスエージェント」型サービスの強化や他社サービスへの福利厚生提供を行う「OEM戦略」を掲げられていますが、今後の市場拡大を見据えて新たなビジネスモデルを強力に推進していく上で、新しく加わる人材に最も求められる経験や資質は何でしょうか。
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2026年3月期 決算補足資料



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