0 編集部が注目した重点ポイント
①代表取締役社長が次世代へ交代し体制を刷新する
持続的な企業価値向上に向け、創業者である本郷秀之から次世代の北村健一への円滑なサクセッションを2026年6月18日付で実施します。新体制への刷新によりグループ経営体制をさらに強化する方針であり、組織の若返りと持続的成長の加速に伴い、新たなキャリア機会が拡大する可能性があります。
②業務効率化事業を統合し新セグメントに再編する
当連結会計年度より、業務自動化ツールなどを展開する事業を統合し、従来のデジタルマーケティング関連事業から「DXソリューション関連事業」へと区分・改称しました。事業間の高い親和性を活かした包括的な支援体制を構築しており、融合領域での専門人材の需要が高まっています。
③全指標で前年比を上回り過去最高業績を更新する
既存顧客へのクロスセル強化や新卒社員の早期戦力化が着実に進展したことで、1人当たりの生産性が向上しました。通期売上高23,790百万円(前期比7.1%増)、営業利益3,242百万円(前期比18.4%増)とすべての指標で前年同期を上回り、過去最高業績を更新しています。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年3月期通期 決算補足資料 P.4
売上高
23,790百万円
(前期比 +7.1%)
営業利益
3,242百万円
(前期比 +18.4%)
経常利益
3,294百万円
(前期比 +18.3%)
当期純利益
2,318百万円
(前期比 +18.3%)
当連結会計年度の業績は、売上高が23,790百万円(前期比7.1%増)、営業利益が3,242百万円(前期比18.4%増)となり、過去最高業績を更新しました。既存顧客へのクロスセル強化と新卒社員の早期戦力化が寄与し、1人当たりの生産性が大幅に向上しています。
2月13日時点の修正通期予想(売上高23,600百万円、営業利益3,150百万円)に対しても上回って着地しており、業績の進捗状況は非常に堅調であると評価できます。両事業セグメントのストック商材が収益基盤を底上げしており、安定的な成長基盤を確立しています。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期通期 決算補足資料 P.7
ITインフラ関連事業
【事業内容】 複合機やビジネスホンなどの機器販売、ネットワークやクラウドを活用した構築、セキュリティ対策、新電力や光回線などの環境・通信商材をトータルで支援しています。
【業績推移】 売上高は18,895百万円(前期比6.4%増)、セグメント利益は2,177百万円(前期比10.9%増)を達成し、フローとストックの双方が成長して増収増益となりました。
【注目ポイント】 ネットワークセキュリティニーズの高まりにより機器販売が好調です。1顧客への複数商材提案を促すクロスセル戦略を進めており、顧客基盤を活かして長期的関係を構築できる提案営業やエンジニアの需要が高まっています。
DXソリューション関連事業(注:当期よりセグメント再編)
【事業内容】 統合型SaaS『Cloud CIRCUS』に加え、業務自動化ツール(RPA)やクラウド連携ツール(iPaaS)を提供し、企業の業務効率化とデジタル化を強力に支援します。
【業績推移】 売上高は4,876百万円(前期比9.7%増)、セグメント利益は945百万円(前期比44.5%増)と大幅な増益を達成し、ストック売上が12.2%増と力強く拡大しました。
【注目ポイント】 AIの浸透に伴う「AIO(AI検索最適化)」への関心に応えた製品受注が好調です。ツールと人材を組み合わせたBPaaSモデルへの進化を加速させており、活用定着や成果創出を支えるカスタマーサクセスやコンサル人材が不可欠となっています。
CVC関連事業
【事業内容】 新しいビジネスに挑むITベンチャー企業への投資・出資を行い、グループの経営資源を融合させて投資先企業の成長サポートとイノベーション誘発を目指します。
【業績推移】 当期売上高はなく、セグメント損失は2百万円となりました。バリューアップ支援に注力したことで、営業損失は前期から縮小しています。
【注目ポイント】 現在は既存投資先の成長支援を主軸として、EXIT(投資回収機会)の実現にフォーカスを当てています。グループの顧客基盤やITソリューション力をレバレッジした、投資先の事業開発支援に関わるフィールドがあります。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期通期 決算補足資料 P.20
2027年3月期は、連結売上高26,000百万円(前期比9.3%増)、連結営業利益3,550百万円(前期比9.5%増)を見込み、過去最高額の更新を継続して目指す方針です。また、中期経営計画の最終年度である2028年3月期に向けて、既存事業のオーガニック成長に加え、M&A戦略をさらに強化することで顧客基盤を拡大する全社戦略を掲げています。
ITインフラ事業では複数商材利用の拡大、DXソリューション事業ではクロスセルによるARPU拡大とBPaaSとしてのモデル進化を加速させる計画であり、組織拡大に伴う中核メンバーの積極採用が続く見通しです。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
同社は中小企業のITインフラからDX推進までをトータルで支える強固なビジネスモデルを展開しています。特に、単なるソフトウェア提供にとどまらず、ツールと人材を組み合わせたBPaaS(Business Process as a Service)への進化を加速させている点が魅力です。顧客の業務プロセスそのものに深く入り込み、持続的な成長に貢献したいという成長志向や、クロスセルを推進する提案力をアピールすることが、強力な志望動機につながります。
面接での逆質問例
- DXソリューション事業において、ツールと人材を融合したBPaaSモデルの本格稼働が進められていますが、現場のカスタマーサクセスやコンサルタントにはどのような新たなスキルやマインドセットが求められていますか。
- 中期経営計画において、既存事業の成長に加えてロールアップ型M&Aによる顧客基盤の拡大が掲げられていますが、新しくグループに加わった組織や顧客に対して、自社商材のクロスセルを早期に成功させるための仕組みやノウハウについて教えてください。
- 2026年6月に経営体制の刷新(社長交代)が予定されていますが、この新体制への移行によって、現場の事業推進スピードや組織カルチャーにどのような変化を期待されていますか。
5 転職者が知っておきたい現場のリアル
※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2026年3月期 通期 決算補足資料



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