スターティアホールディングスの転職研究 2026年3月期通期決算に見るキャリア機会

スターティアホールディングスの転職研究 2026年3月期通期決算に見るキャリア機会

スターティアホールディングスの2026年3月期通期決算は、売上高・各段階利益で過去最高を更新。既存顧客へのクロスセル強化とBPaaSモデルへの進化が加速しています。「なぜ今スターティアホールディングスなのか?」「転職希望者がどの事業で、どんな役割を担えるのか」を整理します。


0 編集部が注目した重点ポイント

代表取締役社長が次世代へ交代し体制を刷新する

持続的な企業価値向上に向け、創業者である本郷秀之から次世代の北村健一への円滑なサクセッションを2026年6月18日付で実施します。新体制への刷新によりグループ経営体制をさらに強化する方針であり、組織の若返りと持続的成長の加速に伴い、新たなキャリア機会が拡大する可能性があります。

業務効率化事業を統合し新セグメントに再編する

当連結会計年度より、業務自動化ツールなどを展開する事業を統合し、従来のデジタルマーケティング関連事業から「DXソリューション関連事業」へと区分・改称しました。事業間の高い親和性を活かした包括的な支援体制を構築しており、融合領域での専門人材の需要が高まっています。

全指標で前年比を上回り過去最高業績を更新する

既存顧客へのクロスセル強化や新卒社員の早期戦力化が着実に進展したことで、1人当たりの生産性が向上しました。通期売上高23,790百万円(前期比7.1%増)、営業利益3,242百万円(前期比18.4%増)とすべての指標で前年同期を上回り、過去最高業績を更新しています。

1 連結業績ハイライト

通期連結業績はすべての指標において前年同期実績および修正通期予想を上回り、過去最高業績を更新する極めて好調な着地となりました。
2026年3月期 連結PLサマリー

出典:2026年3月期通期 決算補足資料 P.4

売上高

23,790百万円

(前期比 +7.1%)

営業利益

3,242百万円

(前期比 +18.4%)

経常利益

3,294百万円

(前期比 +18.3%)

当期純利益

2,318百万円

(前期比 +18.3%)

当連結会計年度の業績は、売上高が23,790百万円(前期比7.1%増)、営業利益が3,242百万円(前期比18.4%増)となり、過去最高業績を更新しました。既存顧客へのクロスセル強化と新卒社員の早期戦力化が寄与し、1人当たりの生産性が大幅に向上しています。

2月13日時点の修正通期予想(売上高23,600百万円、営業利益3,150百万円)に対しても上回って着地しており、業績の進捗状況は非常に堅調であると評価できます。両事業セグメントのストック商材が収益基盤を底上げしており、安定的な成長基盤を確立しています。

2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド

各事業セグメントのストック商材が収益を底上げしており、特にDXソリューション関連事業が利益面で高い成長率を見せています。
連結ストック四半期推移

出典:2026年3月期通期 決算補足資料 P.7

ITインフラ関連事業

【事業内容】 複合機やビジネスホンなどの機器販売、ネットワークやクラウドを活用した構築、セキュリティ対策、新電力や光回線などの環境・通信商材をトータルで支援しています。

【業績推移】 売上高は18,895百万円(前期比6.4%増)、セグメント利益は2,177百万円(前期比10.9%増)を達成し、フローとストックの双方が成長して増収増益となりました。

【注目ポイント】 ネットワークセキュリティニーズの高まりにより機器販売が好調です。1顧客への複数商材提案を促すクロスセル戦略を進めており、顧客基盤を活かして長期的関係を構築できる提案営業やエンジニアの需要が高まっています。

▼ 注目職種: 法人営業、インフラエンジニア、カスタマーサポート

DXソリューション関連事業(注:当期よりセグメント再編)

【事業内容】 統合型SaaS『Cloud CIRCUS』に加え、業務自動化ツール(RPA)やクラウド連携ツール(iPaaS)を提供し、企業の業務効率化とデジタル化を強力に支援します。

【業績推移】 売上高は4,876百万円(前期比9.7%増)、セグメント利益は945百万円(前期比44.5%増)と大幅な増益を達成し、ストック売上が12.2%増と力強く拡大しました。

【注目ポイント】 AIの浸透に伴う「AIO(AI検索最適化)」への関心に応えた製品受注が好調です。ツールと人材を組み合わせたBPaaSモデルへの進化を加速させており、活用定着や成果創出を支えるカスタマーサクセスやコンサル人材が不可欠となっています。

▼ 注目職種: カスタマーサクセス、WEBコンサルタント、SaaS開発エンジニア

CVC関連事業

【事業内容】 新しいビジネスに挑むITベンチャー企業への投資・出資を行い、グループの経営資源を融合させて投資先企業の成長サポートとイノベーション誘発を目指します。

【業績推移】 当期売上高はなく、セグメント損失は2百万円となりました。バリューアップ支援に注力したことで、営業損失は前期から縮小しています。

【注目ポイント】 現在は既存投資先の成長支援を主軸として、EXIT(投資回収機会)の実現にフォーカスを当てています。グループの顧客基盤やITソリューション力をレバレッジした、投資先の事業開発支援に関わるフィールドがあります。

▼ 注目職種: 投資先ハンズオン支援担当、事業開発

3 今後の見通しと採用の注目点

2027年3月期も売上高・各段階利益で過去最高額の更新を目指す方針であり、積極的な事業拡大に伴う組織強化が期待されます。
2027年3月期 連結業績予想

出典:2026年3月期通期 決算補足資料 P.20

2027年3月期は、連結売上高26,000百万円(前期比9.3%増)、連結営業利益3,550百万円(前期比9.5%増)を見込み、過去最高額の更新を継続して目指す方針です。また、中期経営計画の最終年度である2028年3月期に向けて、既存事業のオーガニック成長に加え、M&A戦略をさらに強化することで顧客基盤を拡大する全社戦略を掲げています。

ITインフラ事業では複数商材利用の拡大、DXソリューション事業ではクロスセルによるARPU拡大とBPaaSとしてのモデル進化を加速させる計画であり、組織拡大に伴う中核メンバーの積極採用が続く見通しです。

4 求職者へのアドバイス

HINT

志望動機のヒント

同社は中小企業のITインフラからDX推進までをトータルで支える強固なビジネスモデルを展開しています。特に、単なるソフトウェア提供にとどまらず、ツールと人材を組み合わせたBPaaS(Business Process as a Service)への進化を加速させている点が魅力です。顧客の業務プロセスそのものに深く入り込み、持続的な成長に貢献したいという成長志向や、クロスセルを推進する提案力をアピールすることが、強力な志望動機につながります。

Q&A

面接での逆質問例

  • DXソリューション事業において、ツールと人材を融合したBPaaSモデルの本格稼働が進められていますが、現場のカスタマーサクセスやコンサルタントにはどのような新たなスキルやマインドセットが求められていますか。
  • 中期経営計画において、既存事業の成長に加えてロールアップ型M&Aによる顧客基盤の拡大が掲げられていますが、新しくグループに加わった組織や顧客に対して、自社商材のクロスセルを早期に成功させるための仕組みやノウハウについて教えてください。
  • 2026年6月に経営体制の刷新(社長交代)が予定されていますが、この新体制への移行によって、現場の事業推進スピードや組織カルチャーにどのような変化を期待されていますか。

5 転職者が知っておきたい現場のリアル

決算資料や公式発表だけでは見えにくい、現場で働く社員・元社員の実体験(口コミ)を、転職判断の参考となるよう編集部で選定しています。
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みなし残業分の時間を埋めないといけない

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非常に性格が良い人も多かった

適切なコミュニケーションが取れる人もいて、非常に性格が良い人も多かった印象。

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※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。

使用した主な公開資料

  • 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
  • 2026年3月期 通期 決算補足資料

この記事の執筆者

上場企業の四半期決算から、面接で差がつく「志望動機」や「逆質問」のヒントを導き出す専門チーム。3ヶ月ごとの業績推移と戦略の遂行状況をキャリコネ独自の現場データと照合し、求人票だけでは見えない企業の「現在地」を可視化します。投資家向け情報を、転職希望者が選考を有利に進めるための武器に変える、実戦的な企業研究を配信中。


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スターティアホールディングスは東京証券取引所プライム市場に上場しており、主に中小企業向けにITインフラ関連事業とDXソリューション関連事業を展開しています。直近の業績では、ストック型商材の好調やクロスセルの強化により、前年同期比で増収増益となり、過去最高の売上高と利益を更新しています。