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編集部が注目した重点ポイント
①デジタルHDを子会社化し国内デジタルシェア2位へ浮上する
当連結会計年度の第3四半期(2025年12月)より株式会社デジタルホールディングスを新規連結し、国内デジタル広告シェア2位へ浮上しました。転職者にとってはデジタル領域の体制強化に伴うキャリア機会が大きく拡大する可能性があります。当期は貸借対照表のみ連結のため損益計算書には含まれず、単純比較不可です。
②DAC・アイレップの統合により事業の利益率を3.4%改善する
デジタル領域において、前身のDACとアイレップの重複機能を統合して株式会社Hakuhodo DY ONEを設立しました。バックオフィス等の機能を統合して余剰人材をフロントへ転用した結果、利益率が3.4%改善しています。転職者にとっては体制が効率化された環境でフロント業務に集中できる魅力的なフィールドです。
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連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 通期 連結決算概要 P.3
売上高
1,580,460百万円
前年同期比:-2.0%
営業利益
44,675百万円
前年同期比:+18.9%
経常利益
46,061百万円
前年同期比:+8.0%
当期純利益
16,775百万円
前年同期比:+55.8%
※のれん償却前営業利益=企業買収によって生じるのれんの償却額等を除外して算出される連結営業利益(主力事業の実質的な収益力を測る指標)
※調整後=持分法適用会社であるユナイテッド社が保有する株式会社メルカリの株式売却益を除いた主力事業における数値
当連結会計年度の全社業績は、ユナイテッド社の連結除外や官公庁業務の反動減が影響し、売上高が1,580,460百万円(前年同期比2.0%減)、収益が861,003百万円(同9.7%減)と減収になりました。しかしながら、国内外で進めた収益性向上策や販管費の適切なコントロールが実を結び、営業利益は44,675百万円(同18.9%増)、経常利益は46,061百万円(同8.0%増)と大幅な増益を達成しています。
公表されていた通期業績予想に対する評価としては、売上高が微減となったものの、営業利益は予想数値を11.7%上回り、経常利益も7.1%上回るなど、主力事業の収益性向上に向けた構造改革の成果が非常に堅調に表れた着地となっています。親会社株主に帰属する当期純利益も前年から55.8%増と大きく伸長しており、現中期経営計画の目標達成に向けて力強い進捗を示しています。
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事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 通期 連結決算概要 P.27
日本
事業内容:国内を拠点とし、新聞・テレビ・インターネット等の各種媒体の広告取扱や広告表現の企画・制作、マーケティング、PR等の専門サービスを提供しています。主要子会社に博報堂や大広、読売広告社、Hakuhodo DY ONE、デジタルホールディングス等があります。
業績推移:売上高は前年同期比1.2%減の1,363,926百万円、営業利益は同5.2%増の86,193百万円となり、微減収ながらも堅調な増益を維持しました。
注目ポイント:官公庁業務の反動減はあったものの、インターネットメディアが1.0%増、クリエイティブが3.5%増と伸長しました。フロントとメディアの一体化、およびHakuhodo DY ONEとの一体運営によりデジタル大型案件のコンペ勝率が約7割に向上しており、次世代型動画広告領域で300億円超の売上を創出しています。今後は独自AI「バーチャル生活者」を活用した業務の高度化やフルファネル対応力の強化、経営課題から深く入り込むコンサルティング連携を推進できる、最先端のマーケティング・IT・コンサル専門人材が強く求められています。
海外
事業内容:北米や中華圏、ASEAN、インドなどの海外地域を拠点とし、戦略事業組織kyuや現地事業会社を通じて広範な統合マーケティングソリューションや専門サービスを展開しています。
業績推移:売上高・収益は前年同期比6.9%減の226,054百万円、営業利益は2,223百万円の損失となりましたが、のれん等償却前営業利益は同47.9%増の8,547百万円と大幅に伸長しました。
注目ポイント:中華圏やASEANのトップラインが伸び悩んだものの、北米における徹底した構造改革や海外全域での費用削減施策が効果を発揮し、実質的な利益を確保できる体質へと改善が進んでいます。今後はASEAN地域における博報堂とHakuhodo DY ONEの一体運営によるコスト最適化や、戦略事業組織kyuの専門性と博報堂の生活者発想を掛け合わせたデジタル領域の強化を推進する方針です。確固たる利益体質への転換やM&Aによる非連続な成長の探索に向け、グローバルな事業開発や拠点マネジメントを牽引できる人材の重要性が増しています。
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今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 通期 連結決算概要 P.8
2027年3月期の通期連結業績予想は、売上高1,675,000百万円(前年比6.0%増)、営業利益46,700百万円(同4.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益260億円(同55.0%増)と、強固な基盤をもとにした増収増益を計画しています。売上拡大は足元の回復兆しに加え、新規連結された株式会社デジタルホールディングスの通期寄与が貢献する見込みです。質疑応答で言及された内容によると、同社を除くオーガニックな売上高成長率は3%強を想定しており、媒体別ではテレビが概ね横ばいである一方、インターネット広告は動画やリテールメディアの伸長により約7%の高い成長を見込んでいます。AI化に伴うシステム投資で減価償却費が増加するものの、前期の構造改革効果により人件費の伸びは適切に抑制される見通しです。
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求職者へのアドバイス
同社は、従来の広告会社の枠組みを超え、マーケティング、コンサルティング、テクノロジーなど6つの事業領域に強みを持つクリエイティビティ・プラットフォームへの進化を強力に推進しています。特にデジタル領域では、博報堂とHakuhodo DY ONEの一体運営やデジタルホールディングスの参画により、国内デジタル広告シェア第2位の確固たるポジションを確立しました。面接においては、単なる広告の枠売りに留まらず、自社開発のAI技術や多様なアセットを組み合わせて顧客のビジネス変革を一気通貫で支援するフルファネル対応力の強化に対し、自身の専門性がどのように貢献できるかを具体的にアピールすることが、非常に強力な志望動機につながります。
・博報堂やHakuhodo DY ONE、新しくグループインしたデジタルホールディングスとの連携により、クロスセル提案の加速やシナジー創出が進んでいると伺いました。現場のフロントラインにおいて、グループ各社の専門性をシームレスに融合させる上で現在最も注力されている課題や、中途採用者に期待される役割について教えていただけますでしょうか。
・中期基本戦略の中でコンサルティングとマーケティングの連携による大型アカウント獲得の実績が拝見できました。今後、戦略コンサルティングを起点として経営課題のレイヤーから顧客に深く入り込むアプローチをさらに拡大するにあたり、新しく参画する人材に求められるクリエイティビティやマインドセットについて伺えますでしょうか。
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転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
作ったものが評価される文化なので良い
クリエイティブは作ったものが評価される文化なので良いのですが、あれオレ詐欺で評価される人もちらほら。
(20代後半・アートディレクター・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社博報堂DYホールディングス 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社博報堂DYホールディングス 2026年3月期 通期 連結決算概要
- 株式会社博報堂DYホールディングス 2026年3月期 通期連結決算説明会 質疑応答要旨



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