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編集部が注目した重点ポイント
① 有価証券ポートフォリオ改善で当期純利益82億円を計上する
前連結会計年度における大幅な有価証券売却損の計上がなくなったことで、連結当期純利益は82億円の黒字に転換しました。低利回りの債券処分により収益構造が改善し、リスクテイク余力が向上したことで、今後の地域への信用創造や成長投資に向けた強固な経営基盤が構築されています。
② 人的リソースを再配分し営業人員比率を35%から40%へ高める
銀行業務の抜本的な変革を通じて多くの時間を捻出し、人にしかできない付加価値の高い仕事へリソースをシフトします。現状約25%である営業人員構成比率を約35〜40%へ高める計画であり、専門人材の育成や外部人材の積極登用を進めるなど、求職者にとって多様なキャリアの機会が広がっています。
③ 株式会社ABEJAと連携しAIエージェントの本格稼働を目指す
最先端の外部知見を取り入れるため、株式会社ABEJAとの戦略的な業務連携を開始しました。行内オンプレミス環境への生成AI利用基盤の構築や、AIエージェントの本格稼働による業務効率化を推進しています。これにより創出された人員余力を営業や企画などの高度な業務に再配置する変革に挑んでいます。
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連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.2
当連結会計年度の業績は、貸出金利息や有価証券利息配当金、預け金利息などの資金利益が増加したほか、多様なソリューション提供に伴う手数料収入も拡大し、大幅な増収増益となりました。前期に多額の有価証券売却損を計上してポートフォリオの入替を大幅に進めた結果、収益構造の改善が明確な成果として表れています。経費や預金利息が増加したものの、本業の収益力が大きく向上しました。
通期業績予想に対する達成率は、経常収益が108.0%、経常利益が110.1%、親会社株主に帰属する当期純利益が106.3%となり、すべての主要指標において当初予想を上回る極めて順調な着地を達成しています。
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事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.27
銀行業
[事業内容] 預金業務、貸出業務、内国・外国為替業務等、栃木銀行および連結子会社2社が担うグループの中核事業です。
[業績推移] 経常収益は483億2百万円(前年同期比82億15百万円増)、セグメント利益は88億65百万円(前年同期比329億26百万円増)と大幅な増益を達成しました。
[注目ポイント] 有価証券の最適化処理が完了したことで財務構造が劇的に改善し、地域企業へのリスクテイク余力が向上しました。事業性評価を起点とした中小企業融資の拡大やコンサルティング営業を強力に推進しており、地元企業の付加価値向上に直結する高度なソリューション提案力を持つ営業人材の獲得に注力しています。
金融商品取引業
[事業内容] 連結子会社である「とちぎんTT証券株式会社」が、地域のお客様向けに証券仲介業務等の金融サービスを提供します。
[業績推移] 経常収益は28億2百万円(前年同期比5億7百万円増)、セグメント利益は6億2百万円(前年同期比3億1百万円増)と、順調に拡大しました。
[注目ポイント] 活況な市場環境を背景に証券仲介業務が好調に推移しています。銀行と証券が密接に連携した「顧客本位の業務運営」を徹底しており、預り資産手数料等のストック収益拡大に寄与しています。お客様一人ひとりの将来に向けた資産形成を深くサポートする、専門知識を備えたリテールマネジメント人材の活躍の場が広がっています。
その他(リース業・カード業等)
[事業内容] とちぎんリーシングやとちぎんカード・サービスなどのグループ会社が、リース業務やクレジットカード業務を提供します。
[業績推移] 外部顧客に対する経常収益は40億21百万円、セグメント利益は5億79百万円を計上し、安定的な利益貢献を見せています。
[注目ポイント] 地域の持続可能性向上に向け、脱炭素化を支援するクリーンエナジー・ソリューションズによるGX支援など、新事業分野への展開を加速しています。多様なステークホルダーとのアライアンスを通じて地域エコシステムの構築に貢献しており、金融の枠組みにとらわれない柔軟な課題解決力を持つ多角的な人材が求められています。
宇都宮エリア
[事業内容] 県庁所在地であり、人口や事業所が一定数集中する同行の最も注力する中核営業エリアです。
[業績推移] 製造、運送、建設、小売などの幅広い業種が分布し、与信拡大をリードする最重要の基盤となっています。
[注目ポイント] LRT延伸やアリーナ建設などの大型開発プロジェクトが予定されており、これらに伴う建設・不動産需要を川上から捉える融資推進が活発です。地域経済のダイナミックな発展に直接関与できるため、大規模な地域プロジェクトを足元から支えたい営業人材にとって非常に魅力的なフィールドです。
埼玉・首都圏エリア
[事業内容] さいたま市を中心に中堅・大企業が分布し、埼玉県東部などの陸運拠点も擁する、高成長・巨大市場エリアです。
[業績推移] 行内預金残高の16.5%(5,245億円)、貸出金残高の12.8%(3,152億円)を占め、埼玉エリア本部の設置により組織体制を強化しています。
[注目ポイント] 旺盛な不動産需要を背景に、不動産プロジェクトや賃貸不動産、住宅ローンを幅広く取り込んでいます。大宮支店等での中核企業向けシンジケートローンへの積極参加など、高度な資本取引が活発であり、広大な市場での新規開拓やシンジケーション実務に挑戦したい人材に最適な環境が整っています。
県北エリア
[事業内容] 日光や那須などの全国的な観光資源や、高い本州シェアを誇る酪農業などのアウトバウンド産業が盛んな地域です。
[業績推移] 同行の市場シェアが非常に高い一方で、人口減少等により地域全体のGDP成長は限定的な特徴を持ちます。
[注目ポイント] 観光関連のインバウンド需要や、製造・農業の経営支援を通じて地域全体の付加価値向上と融資拡大を図っています。企業のライフステージに応じたオーダーメイドの伴走支援が必要とされており、地方創生や観光ビジネスの支援に深く携わりたい人材にとって、やりがいのあるフィールドです。
栃木・両毛エリア
[事業内容] 自動車や航空機などの高度な製造業が一大集積しており、食品製造業も一定数分布する工業エリアです。
[業績推移] 地域としてのマーケット規模は巨大ですが、同行の市場シェアは未だ低く、拡大の余地が非常に大きいです。
[注目ポイント] シェア拡大に向けて工業団地を中心とした地元の製造業にアプローチし、旺盛な資金需要を能動的に取り込む戦略を敷いています。業種特性を踏まえた事業性評価や本業支援が求められており、日本のものづくり産業をファイナンスの側面から支えたい人材にとって開拓しがいのある環境です。
県南エリア
[事業内容] 小山市を中心に人口減少が緩やかであり、新幹線停車駅を擁するため都心通勤者も含め世帯数が増加するエリアです。
[業績推移] 栃木・両毛エリアと同様に市場規模に対して同行のシェアが低く、今後の攻勢が期待される地域です。
[注目ポイント] 世帯数増加に伴う市街地再开发、不動産プロジェクト、住宅ローンなどの需要が極めて旺盛です。また、大学病院や多数のクリニックが位置しており、医療分野や個人・法人の多様な資金ニーズを先取りする提案型営業を推進できる人材が強力に求められています。
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今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.20
2027年3月期は、連結経常利益108億円、親会社株主に帰属する当期純利益90億円と、引き続き増益を見込んでいます。また、スタートした第12次中期経営計画(4年間)では、2030年3月期に連結当期純利益130億円以上、ROE7.0%以上の達成を掲げています。この目標に向けて、AI・DXシステム投資に90億円、人的資本投資に30億円、店舗投資に120億円の総額240億円にのぼる大規模な成長投資を計画しています。DX化による年間344,000時間の事務削減を通じて創出された人員を、法人・個人営業やDXの専門人材へとシフトさせ、全職員に占める営業人員比率を約35〜40%へ高める方針です。自ら考え挑戦する自律的な人材育成や外部人材の登用を強化しており、キャリア採用の注目点となっています。
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求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
同行は「人生に伴走する銀行」として個人向けライフプラン支援に注力するほか、法人向けには「将来デザインシート」等を活用した事業性評価による中小企業融資の拡大を掲げています。面接では、単なる融資業務に留まらず、個社別の課題解決に伴走するコンサルティング営業職として地域経済の発展やお客様のウェルビーイング向上に貢献したいという強い意欲をアピールすることが、効果的な志望動機に繋がります。
面接での逆質問例
同行は第12次中期経営計画において、AI・DXシステムに90億円を投じて年間344,000時間の業務削減を行い、創出されたリソースを高度な営業・企画業務へと大胆にシフトさせる方針を明確に示しています。逆質問では、「AIエージェントの導入や本格稼働に伴い、新しく営業拠点や本部で期待される専門人材には具体的にどのような自律的スキルや行動特性が求められますか」といった、変革を先取る質問が効果的です。
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転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
産休・育休を取得しても復帰しやすい職場
基本的に結婚や出産を機に辞める人は少なく、産休・育休を取得しても復帰しやすい職場です。
実績を重ね、評価されれば女性でも係長以上になれます。
(20代前半・事務管理・女性) [キャリコネの口コミを読む]出世するためには検定試験のポイント(資格の数)が一定数必要
役職についたり出世するためには検定試験のポイント(資格の数)が一定数必要になります。
どれだけ営業が出来ても、事務が完璧に出来て評価が良いとしても、設定された資格の数をクリア出来なければいけません。
また、通信教育も定期的に行われるため、入社して3年程は勉強漬けでした。
(20代前半・事務管理・女性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社栃木銀行 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社栃木銀行 2026年3月期 決算説明会資料(2026年5月27日発表)
- 株式会社栃木銀行 2026年3月期 決算説明資料(2026年5月13日発表)



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