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編集部が注目した重点ポイント
① 親会社株主純利益が2兆4,272億円に達し、3年連続で過去最高益を更新する
当期の親会社株主純利益は前年度比30.3%増の2兆4,272億円となり、3年連続で過去最高益を塗り替えました。円金利上昇影響の着実な取り込みや、国内外のソリューションビジネスの伸長が大きく貢献しています。強固な収益基盤のもと、スケールの大きなフィールドで自らの専門性を発揮したい転職者にとって、極めて魅力的な経営環境が整っています。
② 2026年4月にインド大手ノンバンクの出資を完了し、アジアの内需を取り込む
2026年4月にインドのノンバンク大手であるShriram Financeへの約44億米ドルの戦略出資を完了し、持分法を適用する関連会社としました。前年同期の実績には未連結のため、今後の本格的な業績寄与が期待されます。アジアのリテール領域における圧倒的な事業基盤確立に伴い、グローバルな金融包摂を推進するキャリア機会が大きく広がっています。
③ インドネシアの現地法人と支店の統合を発表し、事業基盤の効率化を推進する
2026年5月にインドネシアのダナモン銀行と三菱UFJ銀行ジャカルタ支店の統合を発表し、2027年度中の完了を予定しています。現地での余剰ルピアを貸出に充当するバランスシート最適化を推進します。顧客基盤とケイパビリティの融合が進むため、現地に深く根ざした次世代のグローバルバンキング業務で手腕を発揮するチャンスが創出されます。
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連結業績ハイライト
出典:2025年度決算 投資家説明会 P.5
経常収益
14兆6,208億円
前年度比 +7.3%
親会社株主純利益
2兆4,272億円
前年度比 +30.3%
※営業純益(社内管理上の連結業務純益):2兆3,654億円(前年度比+7,860億円)
【定義】営業純益とは、国債等の債券関係損益や一時的な費用を除き、グループが本来の業務から得た実質的な稼ぐ力を示す社内管理上の指標です。
当期の連結業績は、経常収益が前年度比7.3%増の14兆6,208億円、親会社株主に帰属する当期純利益が30.3%増の2兆4,272億円に到達し、3年連続での過去最高益更新を成し遂げました。国内外の融資・ソリューション関連ビジネスにおける手数料収入の増加や、円金利上昇に伴う利ざや改善が収益を大きく牽引しています。さらに、モルガン・スタンレーの好調な業績を背景に持分法による投資損益が8,455億円へ拡大したことも、全体の利益を大きく押し上げる要因となりました。
通期業績目標に対する達成状況を評価すると、当初の中期経営計画目標を大きく上回るペースで利益を積み上げており、業績は極めて順調に進捗していると評価できます。金利ある世界の定着というマクロ環境の変化を確実に捉え、各事業本部がグループの総合力を発揮して稼ぐ力を高めています。
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事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2025年度決算 投資家説明会 P.14
リテール・デジタル事業本部 (RD)
【事業内容】国内の個人顧客向けに、インターネットバンキングや資産形成サービス、カード決済、消費性ローンなどを包括的に提供。
【業績推移】営業純益は前年度比54億円増の2,752億円を記録し、預貸金収益や資産運用領域が着実に伸長。
【注目ポイント】デジタル資産形成サービス「エムット」の新規口座開設数が100万口座を突破し、顧客基盤の拡大に成功しています。さらにGoogleとのリテール領域における戦略的提携を始動させており、AIエージェントの導入や高度なデータマーケティングを推進するため、最先端技術に強いIT・デジタル専門人材の重要性が劇的に高まっています。
◆ 注目職種
AIエージェント開発エンジニア、データサイエンティスト、UI/UXデザイナー
法人・ウェルスマネジメント事業本部
【事業内容】国内の中堅・中小企業および個人富裕層のオーナー顧客に対し、融資、M&A、不動産、相続等の総合ソリューションをワンストップで提供。
【業績推移】営業純益は前年度比1,116億円増の3,992億円と大幅な増益を達成し、セグメント全体の成長を牽引。
【注目ポイント】事業承継関連融資やM&A、資産運用収益が極めて好調に推移しています。大口案件の融資額が前年比2.6倍に成長する中、現場の専門人材(社内資格含む)を1,140名増員して2,470名体制へと強化しています。非公開化MBO等の高度な財務ニーズを着実に捕捉するため、専門性の高いソリューション提案力を持つ人材が強く求められています。
◆ 注目職種
M&Aアドバイザリー、ウェルスマネジメントスペシャリスト、法人ソリューション営業
コーポレートバンキング事業本部 (JCIB)
【事業内容】国内の大企業顧客を対象に、預貸金、外国為替、デリバティブ等の高度な金融サービスを三菱UFJ銀行単体を中心に提供。
【業績推移】営業純益は前年度比590億円増の6,164億円を計上。経費率は38%と極めて高い効率性を維持。
【注目ポイント】金利上昇のトレンドを的確に捉え、大企業向けの貸出利ざやが改善傾向にあるほか、デリバティブ・ソリューションが前年比342億円増と大きく伸長しています。M&Aファイナンスや不動産ファイナンスの領域で確固たる案件を積み上げており、金利ある世界において企業の成長と財務戦略を深く支えるプロフェッショナルが活躍できる環境です。
◆ 注目職種
大企業リレーションシップマネージャー、デリバティブソリューション担当、構造化ファイナンス組成職
グローバルCIB事業本部 (GCIB)
【事業内容】海外の国際的企業や機関投資家をターゲットに、世界トップクラスの投資銀行業務(非日系企業向けM&A、DCM、ECM等)を展開。
【業績推移】営業純益は前年度比487億円増の3,883億円。手数料収益が548億円増加し、収益構造の高度化が進展。
【注目ポイント】米州で16年連続1位を誇るプロジェクトファイナンスの強みを活かし、大型AIデータセンターやデジタルインフラ等の成長領域で主幹事案件(Active Bookrunner)の獲得を徹底しています。アセット費消を抑えて資産回転を加速させるディストリビューション体制の強化が進んでおり、グローバルマーケットでディールを主導する人材に最適な舞台です。
◆ 注目職種
プロジェクトファイナンス引受・組成職、グローバルDCMスペシャリスト、資産流動化マネージャー
グローバルコマーシャルバンキング事業本部 (GCB)
【事業内容】タイのアユタヤ銀行(KS)やインドネシアのダナモン銀行(BDI)などの海外現地パートナーバンクを通じた、地域密着型の商業銀行業務。
【業績推移】営業純益は前年度比24億円増の2,876億円。出資先銀行の効率化や与信費用の抑制が底堅く推移。
【注目ポイント】タイにおけるTIDLORの連結化や、インドネシアでの銀行支店とダナモン銀行の統合発表など、経営基盤の強靭化が急速に進んでいます。また、ASEANをワンストップでつなぐ決済ソリューション「MUFG UNITY」の提供など、独自の巨大なアジア経済圏の確立に向けて、クロスボーダーなシナジー創出を担える国際派人材が渇望されています。
◆ 注目職種
グローバル事業戦略企画、海外金融インフラ推進、クロスボーダー決済プロダクトマネージャー
受託財産事業本部
【事業内容】年金、投資信託、資産管理等のインフラを担う三菱UFJ信託銀行や三菱UFJアセットマネジメント等を通じ、信託財産の運用・管理業務を展開。
【業績推移】営業純益は前年度比163億円増の1,406億円を達成。業界No.1となる823兆円の国内資産管理残高を継続維持。
【注目ポイント】資産運用会社をサポートする新たな取り組みとして、国内オルタナティブファンドのアドミ業務(管理事務)へ本格参入を果たしました。不動産AMの商品ラインアップ拡充や上場REIT、プライベートアセットの運用力強化が急速に進められており、資産運用立国の実現を支える高度なインフラ運営のプロが求められています。
◆ 注目職種
オルタナティブファンド管理(アドミ)、REIT運用担当、資産管理システム企画
市場事業本部
【事業内容】外国為替、債券、株式等のセールス&トレーディング業務、およびグループ全体のALM(資金管理・財務運営)を包括担当。
【業績推移】営業純益は577億円。前年の債券ポートフォリオ組替えに伴う巨額売却損の反動により、7,071億円の大幅な黒字転換を達成。
【注目ポイント】事業法人や機関投資家向けのセールス&トレーディング業務が2年連続で増益を遂げるなど極めて底堅く推移しています。モルガン・スタンレーとの協働による日本株リサーチランキングでの上位維持など、グローバルアライアンスを活かした商品供給力が強みであり、金利ある世界における機動的なポートフォリオ運営を担う高水準な専門性が必須となっています。
◆ 注目職種
金利・為替トレーダー、ALMポートフォリオマネージャー、機関投資家向けセールス
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今後の見通しと採用の注目点
出典:2025年度決算 投資家説明会 P.13
同社は中期経営計画の最終年度として、親会社株主純利益2兆7,000億円、ROE12%程度の達成を明確な業績目標に据えています。本邦政策金利が1%程度へ定着することを見据え、国内最大のバランスシート構造から生み出される金利上昇効果を確実に取り込む方針です。同時に、政策保有株式の売却益に依存しない本業ベース(オーガニック)での稼ぐ力の強化が、経営戦略の柱として掲げられています。
また、2026年4月に完了したインドのShriram Financeへの巨額出資をはじめとするインオーガニック成長戦略が本格化しており、新興国の圧倒的な内需成長を直接取り込む体制が整備されました。質疑応答で言及された内容として、中東情勢の長期化や不確実なグローバル市場環境などのリスク要素は注視されているものの、現時点の目標にはビジネス影響を織り込まず、グループの総合力を遺憾なく発揮してグローバルトップバンクの立ち位置を確立するという強い意思が示されています。これにより、国内外の双方で新しい付加価値を共創できる高度な専門人材へのニーズは一層高まる見通しです。
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求職者へのアドバイス
志望動機を構築する際の視点
同社は「金利ある世界」の定着という歴史的な大転換期を迎え、国内最大の顧客基盤と比類なきバランスシートを背景に他社を圧倒する競争優位性を誇っています。志望動機を練る際は、単なる伝統的な銀行業務の枠に留まらず、GoogleやOpenAIとの最先端の提携を軸とした「AI Nativeな企業」へのドラスティックな変革や、モルガン・スタンレーとの戦略的提携(アライアンス2.0)による世界水準の投資銀行業務、さらにインドやASEANにおける巨大な独自経済圏の構築など、自らの高度な専門性を発揮して日本と世界の成長を牽引する総合サービスグループを力強く前進させたい、という意欲を具体的にアピールすることが面接官の共感を引き出す鍵となります。
面接で効果的な逆質問の例
- 金利上昇局面において、法人・ウェルスマネジメント事業本部や大企業向けのコーポレートバンキング業務では、どのような高付加価値ソリューションの提供を最優先課題として設定し、中途採用の専門人材にブレイクスルーを期待していらっしゃいますか。
- 2026年4月にインド大手ノンバンクであるShriram Financeへの巨額出資が完了しましたが、グローバルCIBやコマーシャルバンキング領域において、今後中途入社するメンバーがどのような新規シナジー創出やグローバル事業開発に直接携わる機会がありますでしょうか。
- リテール・デジタル事業本部において、Googleとのリテール領域における提携やAIエージェントの業務実装が加速する中、新しく参画する専門人材にはどのようなアジャイル変革のスピード感や成果へのコミットメントが求められますでしょうか。
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転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
福利厚生は比較的良いほうかと思います
福利厚生は比較的良いほうかと思います。中でも他の企業ではあまり見られない、昼食手当は助かりました。他にも福利厚生として書籍購入などに充てられるポイントの付与等がありました。資格試験の参考書を購入したり、映画チケットに交換できたりと、かなり充実していたかと思います。
(20代前半・女性・プログラマ) [キャリコネの口コミを読む]財閥の恩恵を感じました
皆さん士気が高く、メリハリを持って働いていたと思います。有給消化にも積極的で個人的には大好きな会社です。ただ、職場のお局には注意ですね。それでも職場の方々は皆さん優しくて、融資の際にも助言を下さって、部署で仕事をしている感じを強く得られることが出来ました。
(20代前半・女性・法人営業) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 2025年度決算 投資家説明会資料



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