【面接対策】豊田通商の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】豊田通商の中途採用面接では何を聞かれるのか

トヨタグループ唯一の総合商社である豊田通商への転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果などを具体的に問われるほか、キャリアシートでは見えてこない「人間性」も見られます。即戦力として、そして一緒に仕事をする仲間としても多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。


豊田通商の採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

トヨタグループ唯一の総合商社であり、自動車関連事業を中心に成長を続けてきた豊田通商。その事業の安定性、取引金額や事業規模の大きさは特筆すべきものがあります。総合商社でありながら、”Just in Time”、”カンバン方式”に代表されるトヨタ生産方式をベースとした仕事の進め方が徹底されており、「現場に強い」「作業着を着た商社パーソン」と呼ばれることもあります。

自動車関連事業を中心に成長を続けてきた一方、2016年策定の「Global Vision」で謳われているように、化学・食品やエネルギーといった非自動車分野でも積極的に事業展開しています。新規事業分野においては若手が積極的に起用されることも多く、入社7年目までの全社員が海外派遣される等、人材育成制度も充実しています。既存事業のみならず新規事業でも粘り強くチャレンジできる人材かを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

豊田通商の中途採用プロセスは、書類選考とWEB試験、3回の面接です。1次面接は人事担当者、2次面接は配属先職場社員(課長級)、最終面接は人事部長によるもので、選考の所要期間は1ヶ月程度です。

自動車や機械をはじめ、エネルギー、食品などさまざまな分野に事業展開している豊田通商。職種は事業本部毎またはコーポレート部門毎の「総合職」として募集されます。

とはいえ、入社後は応募時の事業本部所属として固定されるわけではありません。「キャリアロードマップ(CRM)」と呼ばれるキャリア育成支援制度があり、毎年所属職場の上司とともにキャリアプランを作成し、それに基づいた教育・異動が実施されます。そういった制度があることも踏まえて、もし将来的にチャレンジしてみたい事業がある場合は、合わせてアピールするのも良いでしょう。

面接内容の傾向は?

豊田通商は「トヨタ自動車向け事業・トヨタ生産方式」をベースとしつつ、新規事業の展開やそのための若手起用にも積極的な社風であり、面接にもその社風は反映されています。

「どんなビジネスを展開したいか?」という質問を始め、「新たな事業分野でも粘り強く、どんな困難でも乗り越えられるのか」といった側面についても確認されます。場合によっては、圧迫面接と感じるような聞き方をされるケースもあるようです。

とはいえ、やはりベースにあるのは自動車事業であり、その背景にあるのはトヨタ自動車です。面接での質問内容は、志望動機やこれまでのキャリア内容といった一般的なものが多いですが、トヨタ自動車の仕事の基本である問題解決手法の一つ「5回のなぜ」による深堀りをされることは必至と言えます。

これらのやり取りを通し、トヨタ的な仕事の進め方・考え方ができるかを確認されるとともに、どんな環境でも困難を乗り越えられるタフさを兼ね備えている人材かどうかが、評価のポイントと言えるでしょう。

豊田通商の面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。

豊田通商の面接攻略法(面接対策)

豊田通商の行動指針「豊田通商グループウェイ」を理解した上で自己分析をする

豊田通商の面接を受ける上では、「豊田通商グループウェイ」と呼ばれる行動指針と、それを基に2016年に策定された「Toyotsu Core Values」を理解しておくことが不可欠です。

<豊田通商グループウェイ>
「商魂」
●不屈の精神
何が何でもやり遂げる気概、最後まで絶対に諦めない粘り強さ、溢れんばかりの情熱をもって、目標達成を遂行する。

●進取の精神
高い志と自由な発想により、時流を先取りする。五感を研ぎ澄まし、顧客を一歩先へと導く、機能や事業づくりを目指す。

「現地・現物・現実」
●真のニーズの追究
現地に足を運び、現物を見て、現実を直視した上で、常に原理・原則に則り、自分の目で正しい判断を行う。

●PDCA※の実践
現実の本質を見極め、固定観念にとらわれず、常に問題を表面化させ、改善・改革・革新を行う。
※Plan, Do, Check, Action!

「チームパワー」
●個のパワー
自らの課題を設定、それを自立・自律的に達成する。プロを自覚し、自己の能力向上に努める。

●チームワーク
対話を重視し、知恵を出し合い、共鳴・協働することで、信頼関係を構築する。
個々人が一人称かつ柔軟性をもって、周りを巻き込みながら、全体最適の視点で物事を実行する。

これは、豊田通商の企業カルチャーの土台となる価値観。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの「豊田通商グループウェイ」「Toyotsu Core Values」に合致する人材であることをアピールしましょう。

これらは豊田通商のみならず、国内外1,000社以上の子会社・関連会社で構成される豊田通商グループ全社員が共有する価値観・行動原則です。「チームワーク」や「総合力」が重要視されることからも分かるよう、グループ全体にとって有用な人材であるかどうかは大切な評価ポイントです。例えば現在の職場で、部署や会社の垣根を越えて周囲とどのように信頼関係を築いたか、どのようにチームワークを発揮して困難を乗り越えたかというエピソードは、「豊田通商グループウェイ」の「チームパワー」のアピールにつながります。

また、非自動車分野である新規事業にも積極的に展開していることから、新しい「現場」で、粘り強い「商魂」を持って、独自の付加価値を創り上げた経験について述べることも大きなアピールポイントとなるでしょう。

「なぜ豊田通商に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要

豊田通商の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ豊田通商か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、豊田通商という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。

また、豊田通商は総合商社であり、トヨタグループの一員。その筆頭であるトヨタ自動車ではなく、なぜ豊田通商を志望したのか、という理由についても明確に説明できるようにしておきましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

  • 三菱商事株式会社
  • 三井物産株式会社
  • 伊藤忠商事株式会社
  • 住友商事株式会社
  • 丸紅株式会社

豊田通商の採用面接で実際に聞かれた質問内容

このように、豊田通商の採用面接を受ける前には、「豊田通商グループウェイ」「Toyotsu Core Values」に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、トヨタ的な仕事の進め方ができることはベースとして、さらにどんな「現場」においても「チームワーク」を発揮して粘り強く乗り越えられるエピソードを紹介すると良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

33歳男性/海外営業【結果:最終面接で不採用】

質問

豊田通商に入社後、どのようなビジネスを展開しますか?

回答

CFO社を手に入れた貴社こそが日本の高い技術を…(口コミの続きとアドバイスを見る

26歳女性/代理店営業【結果:入社】

質問

学生時代にどう過ごしていたか?

回答

名古屋が本社のTOYOTAがらみの会社です。そのあたりを…(口コミの続きとアドバイスを見る

24歳男性/代理店営業【結果:2次面接で不採用】

質問

あなたのお金の使い方は?

回答

音楽が趣味なため、CD購入や器材購入など…(口コミの続きとアドバイスを見る

36歳女性/コーポレート部門【結果:入社】

質問

現職に留まるとしたらどういう場合か?

回答

引っ掛けのようなものではなく、入社する可能性がどのくらい…(口コミの続きとアドバイスを見る

豊田通商の採用面接に向けて

豊田通商の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • トヨタグループの一員であり、自動車事業がメインでありながら、新規事業への展開も積極的な社風を理解する。

  • 豊田通商の行動指針「豊田通商グループウェイ」「Toyotsu Core Values」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜ豊田通商か」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。


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