双日の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
7大商社の一角として、エネルギーやプラント、金属資源といった川上分野から食品や消費財などの川下分野までを幅広く扱う双日。その事業エリアは世界中に及びます。特に力を入れているのが航空産業分野で、国内民間航空機代理店としてトップシェアを誇ります。
スローガンは「New Way , New Value」。このスローガンに向けて個が創造性を発揮していくために、次のような行動指針が設けられています。
〜行動指針〜
1. 確かな信頼を築く
2. 将来を見据え、創意工夫する
3. スピードを追求する。
4. リスクを見極め、挑戦する
5. 強固な意志でやり遂げる。
そんな双日の社風は、「明るく自由闊達」だと言えそうです。口コミには、「老若男女皆明るく元気」「はつらつとしている人が多い」「典型的な体育会系気質の会社」などのコメントが並びます。なかには、「飲み会はすごいです。総合商社の中で一番勢いがあるのではないでしょうか」というコメントも。年齢や役職の垣根を超えて交流し、オン・オフを切り替えながらメリハリをつけて仕事に取り組むのが双日流のようです。
また、「一人一人の裁量権は多く、入社一年目で売上数億円の商売を任されることがある」というように、年齢に関係なく、挑戦する人にはチャンスが与えられるという声も目立ちます。そして、「上司に食ってかかる若者達も温かい目で見守ってくれる」「上司の経験も豊富であり、新入社員は個人の能力を上げるのに最高の職場」といった口コミからは、若い社員の挑戦を応援する風土であることがうかがえます。
出世や報酬に関しては年功序列という声が聞かれ、伝統的な面も残っているようです。ただ、「女性でも海外駐在をすることが多くなった」といったコメントからは、伝統的な部分における変革が進められていることがうかがえるのではないでしょうか。
明るく前向きな社風のなか、「New Way , New Value」というスローガンに向かって変革を進めている双日。面接にあたっては、こうした社風や状況を理解し、組織の一員として価値ある行動を取れる人材であることをアピールしたいところです。ぜひ、具体的なエピソードを熱意とともに伝えられるよう準備を進めましょう。
■選考は何次まで?
面接フローは以下のとおりです。
1. 応募
2. 書類選考
3. 面接・適性検査(面接は複数回)
4. 内定
応募は同社の採用ページからのエントリーとなりますので、コーポレートサイトでしっかりと確認をおこないましょう。
■面接内容の傾向は?
志望動機については、自身の信念に言及するなど、深い質問がなされるという口コミがあります。したがって、自己分析と企業研究を徹底的におこない、自分のやりたいことと会社のビジョンとの整合性を見極めることが大切です。
そのほか、「不採算事業を立て直すリーダーに任命された場合に、どう立て直しを図っていくか?」といった課題解決型の質問をされたという経験者も。こうした質問に対しては、前職での経験や自身のスキルに加えて、ビジネス環境に対する知見やビジネスフレームワークも必要になってくるでしょう。総合商社は事業領域も事業エリアも広いのが特徴です。常に、ビジネスに対するアンテナを高く張り、ビジネスケーススタディに挑戦しておくのも一案かもしれません。
双日の面接攻略法(面接対策)
■双日の「中期経営計画2020」~Commitment to Growth~を理解したうえで自己分析をする
双日の面接を受ける前に、「中期経営計画2020」~Commitment to Growth~を理解しておきましょう。
2018年3月期から2021年3月期までを対象とした「中期経営計画2020」では、前中期経営計画における取り組みを継続し、獲得した資産を確実に収益基盤として拡大させることにより、着実な成長を実現させるとしています。
そのための施策として掲げているのが「投融資からの確実な収益貢献」と「赤字・低効率事業からの撤退・見直しの継続」です。また、それらの遂行にあたり、「ガバナンスの強化」「人材施策」「リスクマネジメント」に取り組むとしています。なかでも、人材施策は生産性向上と持続的な成長を支えるために重要との認識で、「ダイバーシティ・働き方改革の諸施策推進による多様な人材の活躍促進」「状況変化に機敏に対応し、持続的な成長に向け挑戦し続ける人材の育成と最適活用」「経営人材の育成、中堅・若手人材の早期育成」を進める方針です。
この中期経営計画をしっかりと理解したうえで、自分がどういった分野で貢献できるかという視点を持って自己分析をおこなうとよいでしょう
■「なぜ双日に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接でよく聞かれる質問のひとつに、「なぜ双日を志望するのか」というものがあります。この問いに対しては、自信をもって答えられるようにしておかなければなりません。面接官は回答を通じて、「応募者のやりたい仕事」「応募者のビジョンと会社のビジョンとの整合性」「社風とのフィット感」など、実にさまざまな点を見極めます。
志望動機を明確に伝えるためには、競合となり得る企業の研究が欠かせないでしょう。ここでは、参考として4社をあげますので、他社研究の参考にしてみてください。
- 伊藤忠商事株式会社
- 住友商事株式会社
- 丸紅株式会社
- 豊田通商株式会社
双日の採用面接で実際に聞かれた質問内容
双日が目指している方向性や、求める人材像が見えてきたのではないでしょうか。
双日は合併により誕生した組織であるものの、社内に軋れきは感じられず、「明るく自由闊達」な社風であるといいます。このような社風のなかで、グローバルな視点を持ち、リスクを見極めて挑戦する姿勢が求められます。同社のスローガンや行動指針を理解し、組織のなかで価値ある行動をとれる人材と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[30代前半・男性/経理] 【結果:入社】
[20代後半・男性/海外営業] 【結果:結果待ち】
[30代前半・男性/海外営業] 【結果:三次面接で不採用】
双日の採用面接に向けて
双日の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 明るく自由闊達な社風のなか、「New Way , New Value」というスローガンに向かって価値ある行動を取れる人材であることを伝える。
- 「中期経営計画2020」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ双日か」に対する答えを明確にしておく。
グローバルウェイ エージェントについてお知りになりたい方はこちらのサイトをご覧ください。こちらからでも登録できます。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。