【19年3月期】「モンスト」に陰り! ミクシィが再成長に向け準備する「2つの打ち手」

【19年3月期】「モンスト」に陰り! ミクシィが再成長に向け準備する「2つの打ち手」

2017年6月には7000円をつけていたミクシィの株価は、2019年5月22日の終値で2297円まで値を下げています。理由は収益の柱を担う「モンスターストライク」の伸び悩み。「チケットキャンプ」の清算や、事業の選択と集中も相次いでいます。そんな中、会社は再成長に向けて「2つの打ち手」を準備しているようです。


株式会社ミクシィは2019年5月10日、2019年3月期決算を発表しました。売上高は前期比23.8%減の1440億円。期中の11月に業績予想を1550億円に変更したものの、達成率は92.9%でした。

営業利益は前期比43.3%減の410億円。経常利益は前期比43.5%減、親会社株主に帰属する当期純利益も同36.5%減と、全体的に厳しい業績となっています。

損益計算書(PL):売上高は前期比23.8%減

売上高の減り方が大きくなっています(セグメント別の検証は後述)。営業利益率は前期比で14.1ポイント減の29.2%。原価率は横ばいですが、販管費率は上昇しています。原価も販管費もここ4期は継続して削減していますが、売上高の減りに追いついていません。

貸借対照表(BS):流動比率が急上昇

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