【面接対策】テルモの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】テルモの中途採用面接では何を聞かれるのか

医療機器大手、医薬品類も展開するテルモへの転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果などを具体的に問われるほか、キャリアシートでは見えてこない「人間性」も見られます。即戦力として、そして一緒に仕事をする仲間としても多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。


テルモの採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

「医療を通じて社会に貢献する」を企業理念とするテルモは、注射器からカテーテル、人工心肺まで、幅広い医療機器・医薬品を、世界中の医療現場に提供しています。

その企業理念は深く、広く社員に浸透しています。「医療用具では国内市場で一定のシェアを持つため、仕事を通じて医療に貢献していると感じることができる」「医療、人の命に関わる仕事なので社会貢献をしてるんだという気概のもと、仕事に打ちこむことができる」という多くの声から、全社員が企業理念を胸に、自身の仕事に誇りを持って取り組んでいるのです。

テルモが展開する製品は、人の命に直結するものであり、高い責任感・倫理観が求められます。しかしその分、仕事に対するやりがいは大きくなります。「日々“命”の尊さを実感し、新たに明日への活力へとつなげることができる」「患者さんの命を肌で感じることができる」「自社製品を使って治療が行われて上手くいった、重篤な患者さんが助かったという話を聞くことができるのが喜び」と、研究開発からMRまで、全ての職種の社員が大きなやりがいを感じながら仕事に取り組んでいることが分かります。

1921年創業という歴史ある会社ゆえ、年賀式や賞与支給式等の社内イベントが行われたり、「古き良き日本の企業像をそのまま引き継いでいる」「基本的には体育会系の縦割りの日本組織」という声も見られます。しかしその一方で、「労働組合がしっかりしていて、守られている感じが強い」「昨今の『会社と休日は分けて考えよう』という考えも尊重される」と、歴史ある社風の中にも、働きやすい環境がしっかりと根付いているようです。

伝統と働きやすさが共存する風土の中で、「医療を通じて社会に貢献する」仕事に強い気概を持って取り組む。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

テルモの中途採用プロセスは、書類選考と適性検査、3回の面接です。1次面接は人事担当者、2次面接は職場社員の部課長クラス、最終面接は役員が担当します。

募集職種は、大きく「企画営業職」と「開発技術職」の2つに分類されます。「企画営業職」とは、MR、国内外マーケティング、人事、総務、経理、法務、ロジスティクス、広報などの職種が該当します。「開発技術職」には、研究、製品開発、設備技術から臨床開発、薬事まで、幅広い職種があります。専門領域や担当商品等によってさらに職種は細分化されるため、「その中でもなぜその職種に応募したのか」という点を明確に説明できるようにしておきましょう。また、開発技術職の場合は、専門内容を確認する技術面接が行われるケースもあるため、しっかりと対策が必要です。

面接内容の傾向は?

面接内容には、「伝統と働きやすさが共存する風土の中で、『医療を通じて社会に貢献する』仕事に強い気概を持って取り組む」という社風が大いに反映されています。「自分のどこを成長させるために入社したい?」「あなたが仕事に求めることは?」「会社に入って何ができる?」という質問が多く見られ、仕事に対する価値観と、成長意欲が評価のポイントであることが分かります。

また、職種によっては、「最終面接は圧迫面接だった。役員の圧迫的な雰囲気に負けずに自分の考えを堂々と述べることが必要」という口コミも見られます。一方、「面接官からの説明に終始した」というケースも見られるため、どのような面接形式でも柔軟に対応できるよう、しっかりと準備をしておきましょう。

テルモの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。

テルモの面接攻略法(面接対策)

テルモの行動指針「コアバリューズ」を理解した上で自己分析をする

テルモの面接を受ける上では、「コアバリューズ」と呼ばれる行動指針を理解しておくことが不可欠です。この「コアバリューズ」は、以下の5つで構成されています。

●Respect(尊重) — 他者の尊重
私たちは、アソシエイト、お客様、そしてビジネスパートナーに対して敬意と感謝の気持ちをもって接します。多様な文化や個性を理解し、異なる意見や社会の声にも広く耳を傾け、自らの成⾧に繋げていきます。

●Integrity(誠実) —企業理念を胸に
私たちは、人々のいのちや健康に関わる企業のアソシエイトとして、常に、誠実に使命感をもって行動します。日々努力し、全てのステークホルダーとの間に、確かな信頼を築いていきます。

●Care(ケア) — 患者さんへの想い
私たちは、自らの活動が、患者さんにつながっていることを常に忘れず行動します。医療に携わる人々を深く理解することに努め、患者さんのより良い未来の実現をともに支えていきます。

●Quality(品質) — 優れた仕事へのこだわり
私たちは、安全と安心の医療を提供するために、常に現場視点で課題を捉え、解決策を見つけ出します。製品品質のみならず、供給やサービスなど、全ての活動におけるクオリティーの向上を徹底的に追求します。

●Creativity(創造力) — イノベーションの追求
私たちは、未来に挑戦する風土を大切にし、好奇心と情熱をもって取り組みます。医療現場のニーズを的確に捉え、価値ある製品やサービスを最適なタイミングで届けていきます。

これは、テルモの企業カルチャーの土台となる価値観。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの「コアバリューズ」に合致する人材であることをアピールしましょう。

テルモは、「伝統と働きやすさが共存する風土の中で、『医療を通じて社会に貢献する』仕事に強い気概を持って取り組む」という社風ですが、これに沿ったエピソードを、「コアバリューズ」の視点も絡めて紹介することで、より強力なアピールになります。

例えばこれまで携わったプロジェクトにおいて、自ら足を運び、目で見る現場視点を大切にし、顧客ニーズを正確に捉え、その課題解決を諦めることなく取り組んだエピソードは、「Quality(品質)」「Creativity(創造力)」のアピールにつながります。

また、「医療を通じて社会に貢献する」企業理念への共感も、採用面接時には必須要件です。他業界からの転職の場合においても、他者・患者さんへの思いや自身の実現したい夢と絡ませた志望動機を準備することで、「Respect(尊重)」「Integrity(誠実)」「Care(ケア)」の観点についてもアピールが可能です。

「なぜテルモに転職したいのか」を語るための他社研究も忘れずに

テルモの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜテルモか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、テルモという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

●オリンパス株式会社
●ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
●オムロン株式会社

テルモの採用面接で実際に聞かれた質問内容

このように、テルモの採用面接を受ける前には、「コアバリューズ」の行動指針に基づいた自己分析や、他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「伝統と働きやすさが共存する風土の中で、『医療を通じて社会に貢献する』仕事に強い気概を持って取り組む」という社風を意識して、現場視点で顧客ニーズを正確にとらえることで課題を解決できる人材であることを印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

27歳男性/研究開発【結果:入社】

質問

あなたが仕事にもとめることは?

回答

人を大切にする風土が根付いており…(口コミの続きとアドバイスを見る

36歳男性/研究開発【結果:最終面接で不採用】

質問

会社に入って何ができる?

回答

会社の求める職種と希望する職種が…(口コミの続きとアドバイスを見る

20歳男性/代理店営業【結果:入社】

質問

あなたは自分のどこを成長させたくて入社したいの?

回答

面接は穏やかに進み、そんなに難しい質問も…(口コミの続きとアドバイスを見る

31歳男性/MR【結果:入社】

質問

ずっと面接官が話をして終わった。

回答

聞かれた事は、何もなかった…(口コミの続きとアドバイスを見る

テルモの採用面接に向けて

テルモの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

●伝統と働きやすさが共存する風土の中で、「医療を通じて社会に貢献する」仕事に強い気概を持って取り組むという社風を意識する。そして、現場視点で顧客ニーズを正確にとらえることで課題を解決できる人材であることを自分の言葉でアピールする。

●テルモの行動指針「コアバリューズ」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

●競合他社について研究し、「なぜテルモか」に対する答えを明確にしておく。


これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

この記事の執筆者

東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。


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