【19年3月期】丸井グループ 連結営業利益10期連続増をもたらした「戦略転換」

【19年3月期】丸井グループ 連結営業利益10期連続増をもたらした「戦略転換」

小売・金融一体という独自のビジネスを行ってきた丸井グループ(OIOI)。フィンテック事業は順調に収益を伸ばし、いまや小売事業を上回るまでになりました。2019年3月期に連結営業利益10期連続増を達成した丸井グループについて、財務諸表を分析します。


損益計算書(PL):営業利益は前期比13.3%増

丸井グループの2019年3月期の売上収益は2,514億円で、前期比4.6%増えました。売上原価は5.7%減り、営業利益は412億円で同13.3%増となりました。

営業利益率は16.4%で、前期比1.7pt増。ここ4期間を見ると、売上収益が横ばいにもかかわらず、売上原価の抑制効果が大きく、粗利益および営業利益が右肩上がりに伸びています。

セグメント分析:利益の7割はフィンテック

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この記事の執筆者

公認会計士試験合格。過去には監査法人勤務も。数字アレルギーを克服し、次に目指すは数字に強いアナウンサー。
『企業の財務データには過去にその企業が何を考え、どう行動したかが現れていると知ってから、数字が血の通ったものに見えるようになりました。分かりやすく丁寧な解説を心がけます。』

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