ベクトルの採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
費用対効果の高い「戦略PR」という新しいマーケティング手法を用いて、クライアントの商品・サービスの宣伝効果を最大限に高めるプロフェッショナル、ベクトル。クライアントの商品・サービスを新聞やTVなどのメディアに露出させるパブリシティ以外にもリソースを豊富に持っており、グループ全体で立体的なPRを実現できるところが同社の強みです。また同社は、上場企業の中で唯一8期連続昨年比125%以上の成長率を誇っており、国内No.1の総合PRカンパニーとして確固たる地位を築いています。
1993年に創業し2014年に東証一部上場を果たしたベクトルは、平均年齢28歳というデータからもわかるように若手が多く活躍する会社です。社員の口コミを見てみると「風通しが良い」というワードが多く見られることからも、社員同士の仲が良く、年齢や社歴に関係なく活躍できるベンチャー企業然とした気質が強い会社であることがわかります。また、グループには女性が社長を務めている会社があり、結婚や出産後も働く女性は多くいるようです。バイタリティさえあれば、性別がハンデになることは無いと言って良いでしょう。
一方で「制度面の整備が間に合っていない」という口コミも散見されました。一人ひとりに与えられる裁量が大きい分業務量も多く、「残業時間が多い」「後身の育成に手が回らない」「業界理解が浅くなりがち」という口コミが目立ちます。
以上のことから、ベクトルは「ハードワークの中でも自分のやりたいことを見つけ、追求し続けられる人材」を求めていることがわかります。採用面接では、こうした社風にフィットする人材であるかが見極められます。
■選考は何次まで?
面接回数は求職者によって異なるようですが2~3回程度行うことが多いようです。面接官は1次面接は人事担当者が行うことが多いようですが、2次面接以降は人事担当者のほか現場の社員や社長が行うこともあります。求職者が地方に住んでいる場合はSkype面接などの対応をする場合もあるようです。
同社では現在、コンサルタント職をメインに管理部でも募集を行っています。コンサルタント職は業務内容に応じて配属が細かく分かれているようなので、同社キャリア採用ページで詳細を確認しましょう。また、同社採用ページにはコンサルタント職のインタビューも掲載しているため、熟読して入社後のイメージを掴んでおくといいでしょう。
■面接内容の傾向は?
面接の特徴としては、自己PRや志望動機などのオーソドックスな質問のほか、記憶に残ったPRや変哲のないボールペンを100万円で売るプレゼンを求められるなど、クリエイティブな要素を含む質問がされることがあります。また、これまでの仕事内容やスキルを問うような質問も多く、求職者の回答に対して「なぜ?」と突っ込まれることが多いようです。現職の仕事で学んだことや自分のアピールポイントをしっかり整理し、冷静に対応することが大切です。
ベクトルの面接攻略法(面接対策)
■ベクトルの経営戦略を理解した上で自己分析をする。
ベクトルの面接を受けるうえでは、経営戦略を理解しておくことが不可欠です。主だった戦略には以下のようなものがあります。
ベクトルはこれまで主力としていたパブリシティだけでなく、グループ会社のシナジーを活かしたデジタル戦略やタクシーサイネージネットワークなどの新規事業を積極的に取り入れ、次世代のコミュニケーションを推進する方針を打ち出しています。
特に、ベクトルが今後目指す姿として「広告業界のディスラプター(これまで無関係だった業界に切り込んでいく戦法)」というキーワードを挙げていることからも、同社がこれまでの常識にとらわれず新しい領域に踏み出そうとしていることがわかります。
ベクトルの経営戦略は今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
例えば現職で新しいプロジェクトを立ち上げたエピソードや斬新な発想で新しい価値を生み出した経験などは強いアピールポイントとなるでしょう。
また、総合PRカンパニーとして国内No.1の実績を誇り1,000人を超える社員を有しつつも、いまなおベンチャー精神が根付き、新しい領域に挑戦する同社では、自分がいかにバイタリティがある人間かどうかをアピールすることも大切です。
■「なぜベクトルに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
ベクトルの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜベクトルか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、ベクトルという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 株式会社サニーサイドアップ
- 株式会社電通パブリックリレーションズ
- 株式会社プラップジャパン
ベクトルの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、ベクトルの採用面接を受ける前には、経営戦略に基づいた自己分析や、他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「ハードワークの中でも自分のやりたいことを見つけ、追求し続ける」という社風を意識して、「新しい価値を生み出せる人間であること」や「バイタリティの高い人材である」ということを印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策をしておきましょう。
20代後半女性/コンサルタント【結果:内定辞退】
20代後半男性/企画営業【結果:結果待ち】
20代後半女性/企画営業【結果:辞退】
30代前半女性/コンサルティング営業【結果:不採用】
ベクトルの採用面接に向けて
ベクトルの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「ハードワークの中でも自分のやりたいことを見つけ、追求し続けられる人材」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- ベクトルの経営戦略を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社について研究し、「なぜベクトルか」に対する答えを明確にしておく。
グローバルウェイ エージェントについてお知りになりたい方はこちらのサイトをご覧ください。こちらからでも登録できます。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。