【19年2月期】組織コンサルの識学 「生産性向上」ニーズを追い風に事業拡大できるか

【19年2月期】組織コンサルの識学 「生産性向上」ニーズを追い風に事業拡大できるか

創業4年足らずで2019年2月22日に上場した識学。独自の組織マネジメント理論を用いたコンサルティングは1000社以上に導入され、売上向上と離職率低下などの効果を上げているといいます。ただし2020年2月期の業績予想は売上高の大幅増が見込まれるものの利益の伸び率は減少予想です。事業の現状と将来性を整理します。


損益計算書(PL):20年2月期は利益より投資を志向

2019年2月期決算は増収増益でした。売上高は12億5200万円で前期比65.8%増。営業利益は2億4700万円で前期の3.5倍以上となる大幅増でした。

営業利益率は19.7%で前期比10.7pt増、売上総利益は11億0000万円で同63.7%増であり、こちらも良い数字が出ています。

業績好調の要因としては、新聞等の非WEB媒体の活用や、交通機関での著名人を活用した広告展開、サービスの拡販への注力などが挙げられます。

ただし、売上原価が1億5200万円で前期比83.1%増となり売上高の増加率を上回ったことで、粗利率は87.9%で同1.1pt減でした。

販売費及び一般管理費は8億5200万円で、前期比41.1%増とこちらもコスト増。しかし親会社株主に帰属する当期純利益は1億6300万円で、同288.1%増と大きく伸長しました。

2020年2月期の業績予想は増収増益です。売上高は17億5500万円で前期比40.3%増となる見込みである一方で、営業利益は2億8000万円で同13.3%増、当期純利益は1億9300万円で同18.6%にとどまり、伸び率は減少すると予想されました。

決算短信には、2020年2月期をさらなる成長のための基盤構築時期と位置づけ、積極的な投資活動を行うと述べられています。また、人材確保と集客が好調であることからオフィス移転を行うとしています。将来の成長に向けて利益より投資を優先するという意思と考えられます。

セグメント分析:「マネジメントコンサル」が主力

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この記事の執筆者

興味深い財務分析ができるよう、日々勉強しています。