【19年12月期】企業や健保をサポートするバリューHR 課題は「財務安全性の向上」

【19年12月期】企業や健保をサポートするバリューHR 課題は「財務安全性の向上」

企業や健康保険組合の「健康管理業務」や「福利厚生(カフェテリアプラン)」をワンストップでサポートするバリューHR。売上高や営業利益は好調ですが、負債が多く財務安全性に不安があります。健康需要の高まりを追い風に、事業を拡大し財務を改善できるのか。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):売上高・営業利益ともに過去最高を更新

バリューHRの2019年12月期決算は、売上高が前期比19.4%増で42億8400万円、営業利益は同29.2%増で7億4800万円となり、どちらも過去最高を更新しました。営業利益率は前期比1.4pt増の17.5%と微増しました。

売上原価は前期比20.8%増で25億6900万円と増加しましたが、売上総利益は同17.2%増で17億1500万円と伸長し、粗利率は同0.7pt減で40.0%と微減です。

販売費及び一般管理費は前期比9.3%増で9億6600万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比127.6%増で5億5300万円と急増しました。

当期純利益が急増したのは、前年度の当期純利益が一時的に少なかったからです。前年度は事業拡大に対応するためのシンジケートローン手数料1億7000万円を営業外費用に計上しましたが、今年度は当該計上がありませんでした。シンジケートローンとは、一つの企業に対して複数の金融機関が同一条件で融資するという資金調達方法のことです。

2020年12月期の業績予想は、売上高は50億2400万円で前期比17.9%増、営業利益は8億7000万円で同16.8%増となっており、どちらも2019年12月期に続く過去最高の更新が見込まれています。

ただし当期純利益は、事業用ビルへの移転関連費用の影響により、4億7800万円で前期比13.6%減と予想されています。

セグメント分析:主力事業は健康管理システムを提供するバリューカフェテリア事業

お読み頂きありがとうございます。続きで読めるコンテンツは

この記事の執筆者

興味深い財務分析ができるよう、日々勉強しています。