【本決算】防じん・防毒マスクメーカーの興研 新型コロナウイルス対策への期待で株価急上昇

【本決算】防じん・防毒マスクメーカーの興研 新型コロナウイルス対策への期待で株価急上昇

防じん・防毒マスクの国内2大メーカーの1つである興研。20年12月期は売上利益ともに微増と予想していましたが、新型コロナウイルス感染症でマスク需要が急増。株価も急上昇しています。「クリーン、ヘルス、セーフティ」の3分野で事業を行っており、今後も需要が期待されます。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):売上利益がゆるやかに伸長

興研の2019年12月期の決算は、売上高は前期比3.3%増の86億500万円、営業利益は同21.6%増の5億6800万円の増収増益となりました。営業利益率は同1.0pt増の6.6%に改善しています。

売上原価は前期比2.7%増の45億6200万円に抑え、売上総利益は同4.1%増の40億4300万円。粗利率は同0.3pt増の47.0%と微増でした。

販売費及び一般管理費も前期比1.7%増の34億7500万円に抑えています。

親会社株主に帰属する当期純利益は前期比3.6%増の3億7200万円。売上高、利益ともに期初計画を達成しており、業績は順調といえます。

2020年12月期の業績予想は、売上高が前期比3.4%増の89億円、営業利益が同3.9%増の5億9000万円、当期純利益が同4.9%増の3億9000万円と、業績を伸ばす見通しです。

興研は、マスク関連事業では、高性能・高付加価値製品による産業用マスクの需要掘り起こしや、医療用、一般用マスクの市場シェアの拡大を図っていくとしています。

また、その他事業では、オープンクリーンシステム「KOACH」や新製品の内視鏡洗浄消毒装置の普及拡販を代理店と協働して行うとのことです。

ただし、上記の業績予想には新型コロナウイルス感染症の影響は加えられていません。

セグメント分析:「クリーン、ヘルス、セーフティ」の3分野でマスクを展開

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この記事の執筆者

興味深い財務分析ができるよう、日々勉強しています。