ラクスの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
ラクスは2000年にエンジニアスクールやシステム開発事業を展開する会社として設立され、現在は交通費・経費精算のクラウドサービス「楽楽精算」を中心としたクラウド事業やIT人材事業を展開しています。
主要製品である「楽楽精算」は、交通系ICカードを利用した交通費申請機能や自動仕訳機能によって、経理担当者の業務を効率化できることが強みです。2019年9月末時点での導入社数は約5,000社、また2018年度の経費精算市場ではシェア第一位の実績を誇り、また売上高、純利益ともに右肩上がりの成長を遂げています。
そんな同社では、「未来を考える時間を取り戻そう」をミッションとし、業務効率化によって一人ひとりの生産性を向上し、創出した時間で新しい価値を想像できる社会を目指しています。また、ホームページに掲載されている行動指針からは、物事をロジカルに捉え、また挑戦し学習することを良しとする社風が伺えます。
同社については「のびのび仕事ができる」「言語化力や論理性が求められる」「勉強熱心な人が多い」といった口コミもあり、面接ではこういったロジカルで挑戦や学習に前向きな社風にフィットするかどうか見極められるでしょう。
■選考は何次まで?
同社の採用情報は、ホームページの「キャリア採用」に詳細が記載されています。2020年3月現在では、エンジニアやマーケティングなどの企画職、CSやコーポレート系の職種が幅広く募集されています。選考は、書類選考の後に一次面接およびSPIテストがあり、最終面接を経て内定へと至ります。一次面接では応募部署の責任者クラスの方、最終面接では役員クラスの方が面接官を担当することが多いようです。
「キャリア採用」には、社員インタビューや職種紹介のコンテンツが掲載されています。応募前に目を通しておきましょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、志望動機やこれまでの経験、転職理由といったオーソドックスな質問が中心で、面談や雑談のような和やかな雰囲気で進められるようです。
また、口コミによると「キャリアビジョン」や「自己研鑽」について問われることもあるようで、同社の学習や挑戦に前向きな社風にフィットするかどうかを見極めていると言えるでしょう。特に、未経験でも応募可能な職種の場合には、応募職種に関する勉強会への参加や書籍などでの勉強をどうしているか、といったことも自己アピールの材料として伝えられるようにしておきましょう。
これまでの経験やスキルを棚卸するとともに、今後3〜5年の中長期でどのようなスキルを身に着けたいのかといったキャリアビジョンについても整理して伝えられるように準備をしておきましょう。
ラクスの面接攻略法(面接対策)
■ラクスの成長戦略を理解した上で自己分析をする
ラクスの面接を受ける前に、戦略成長を理解しておきましょう。
同社の選考に臨むにあたって、IR資料やプレスリリースに目を通して成長戦略への理解を深めておきましょう。2019年に発表された同社の成長戦略では、年平均成長率(CAGR)30%を目標にし、主力製品の楽楽精算に注力するとともに、クラウド事業における新製品開発を達成のための施策として掲げています。
また、労働人口の減少による人手不足傾向、働き方改革やワークライフバランス改善といった世のトレンドによって、アナログ作業をIT活用により効率化するデジタル・トランスフォーメーション(DX)の普及がますます加速すると同社は予想しています。この環境が楽楽精算をはじめとするクラウド事業の製品の導入の後押しになると予測を立て、DX分野への注力も戦略の一つとしています。2020年3月には、NTTアドバンステクノロジ社とDXによる業務効率改善のための協業も開始し、同社がDX領域への具体的なアクションが伺えます。
このような成長戦略を踏まえ、同社の事業についてはもちろんのこと、DXの最新情報についても情報収集をしましょう。併せてプレスリリースにも目を通し、他社との協業や連携、既存製品のアップデート情報など、成長戦略を踏まえて同社がどのような企業活動をしているのか自分なりに整理しておきましょう。
■「なぜラクスに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
同社の選考を通じて聞かれる質問のひとつに「なぜラクスなのか」と志望動機を問うものがあります。面接官はこの質問を通じ、「ラクスへの熱意」や「入社後に長期に渡って活躍できる人材か」ということ、また「ラクスの戦略や社風を理解しているか」ということを判断しています。
同社の事業内容や成長戦略を理解するとともに、競合他社についても情報収集し「なぜラクスか」という問いに対して、面接官が納得する、明快な答えを出せるように準備をしましょう。具体的には、下記のような企業について調べておくと良いでしょう。
- 株式会社マネーフォワード
- freee株式会社
- コンカー・テクノロジーズ
- 株式会社Donuts(ジョブカン経費精算)
ラクスの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ラクスが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。
同社は、ロジカルに考えること、また挑戦や学習による成長を重視する社風のようです。選考を通じて、キャリアビジョンや日頃行っている自己研鑽について問われる傾向があることからも、同社の一員として活躍するには「成長」「挑戦」「学習」といったことが大切な要素の一つであることが伺えます。
選考に臨むにあたっては同社の社風や楽楽精算をはじめとした製品や事業内容、また成長戦略の内容を理解して自己分析を行いましょう。また面接の場では、自己研鑽や何かに挑戦したエピソードなどを自己PRとして理路整然と伝えられるように準備をし、「中長期的にラクスで活躍できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・男性/カウンターセールス] 【結果:最終面接で不採用】
[20代後半・男性/システムエンジニア] 【結果:入社】
[20代前半・女性/プログラマ] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・女性/法人営業] 【結果:入社】
ラクスの採用面接に向けて
ラクスの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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