【20年2月期】イオン、コロナ禍影響で大幅な減益予想。要因はイオンモール休業?

【20年2月期】イオン、コロナ禍影響で大幅な減益予想。要因はイオンモール休業?

国内最大の総合流通グループであるイオン。「イオン」や「ダイエー」ブランドの小売事業を始め、国内外で約300社の子会社によって構成されています。新型コロナウイルスの影響から、2021年2月期は大幅な減益を予想していますがその背景はなんでしょうか?財務諸表などを基に業界トップであるイオンの現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):20年2月期は増収増益、21年2月期は大幅減益予想

イオンの2020年2月期決算は、営業収益は前期比1%増の8兆6042億円、営業利益は同1.5%増の2155億円と増収増益でした。営業収益は10期連続増収、営業利益は5期連続増益です。

売上原価は前期比0.8%増の5兆4688億円で、粗利率は同0.2pt増の36.4%とやや改善。販管費は同1.4%増の2兆9199億円で、営業利益率は前期と同水準の2.5%でした。

親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比13.5%増の268億円。1Qで孫会社による過年度に渡る不正会計処理で、当期純利益を79億円押し下げたものの、通期ベースは事前予想を上回る決算となりました。

なお、2021年2月期の業績は、コロナ禍の影響が通期に渡って続くことを予想し、営業収益が8兆円~8兆4000億円(前期比2.4%減~7.0%減)営業利益が500億円~1000億円(同53.6%減~76.8%減)のレンジ予想となっており、特に営業利益は大幅な減益が予想されています。

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この記事の執筆者

コンサル会社員をしながら、副業ライターとして執筆活動を行っています。証券アナリスト取得を目指し日々邁進しております。