損益計算書(PL):20年2月期は増収増益、21年2月期は大幅減益予想
イオンの2020年2月期決算は、営業収益は前期比1%増の8兆6042億円、営業利益は同1.5%増の2155億円と増収増益でした。営業収益は10期連続増収、営業利益は5期連続増益です。
売上原価は前期比0.8%増の5兆4688億円で、粗利率は同0.2pt増の36.4%とやや改善。販管費は同1.4%増の2兆9199億円で、営業利益率は前期と同水準の2.5%でした。
親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比13.5%増の268億円。1Qで孫会社による過年度に渡る不正会計処理で、当期純利益を79億円押し下げたものの、通期ベースは事前予想を上回る決算となりました。
なお、2021年2月期の業績は、コロナ禍の影響が通期に渡って続くことを予想し、営業収益が8兆円~8兆4000億円(前期比2.4%減~7.0%減)、営業利益が500億円~1000億円(同53.6%減~76.8%減)のレンジ予想となっており、特に営業利益は大幅な減益が予想されています。
セグメント分析:売上の7割はスーパー、利益の6割は金融・不動産
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コンサル会社員をしながら、副業ライターとして執筆活動を行っています。証券アナリスト取得を目指し日々邁進しております。