【20年2月期】吉野家HD、利益V字回復 21年2月期も「テイクアウト」でコロナ禍に対応

【20年2月期】吉野家HD、利益V字回復 21年2月期も「テイクアウト」でコロナ禍に対応

牛丼の「吉野家」のほか「はなまるうどん」「京樽」などを傘下に擁する吉野家ホールディングス。業績の大きな伸びはないものの、店舗数を増やして安定的に売上を伸ばしています。19年2月期には不振店撤退で特損を出し純損失58億円を計上しましたが、20年2月期にはV字回復。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):増収効果でコスト増を吸収し利益回復

吉野家ホールディングスの2020年2月期決算は、売上高は前期比6.8%増の2162億円、営業利益は前期の37.8倍となる39億円で増収増益でした。

売上原価は前期比4.7%増の763億円で、粗利率は同0.7pt増の64.7%に改善。販管費は前期比5.1%増の1360億円とやや増えましたが、営業利益率は同1.7pt増の1.8%に改善しています。

これらに加え、不採算店舗の減損損失が減少したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は7億1300万円となり、前期の60億円の赤字から黒字に回復しました。

なお、2021年2月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染症の収束時期によって業績に与える影響が大きく変動するため、適正かつ合理的な業績予想の算出が現時点で見通すことが困難であると判断し、決算短信では開示しないとのことです。

セグメント分析:主力の「吉野家」が大幅増益

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