損益計算書(PL):売上利益ともに過去最高
イーブックイニシアティブジャパンの2020年3月期決算は、売上高が前期比43.9%増の213億円、営業利益は前期比36.0%増の7.9億円と大幅増収増益。売上高、利益共に計画を上回り、過去最高を更新しました。
増収に伴い、売上原価は前期比35.4%増の136億円と増加しましたが、売上総利益は前期比61.7%増の77.2億円と大きく伸び、粗利率は前期比4.0ptの36.3%に改善しています。
販管費は前期比65.3%増の69.3億円と大幅に増え、主な要因はヤフーとの取引に伴う外注費の増加。売上増とアプリ課金比率増に伴い、支払い手数料が増加したことも大きい要因です。
このため、大幅な増収増益にもかかわらず、営業利益率は3.7%で0.2pt減とやや悪化しています。
このほか、営業外収益が前期比499万円減、営業外費用が同320万円増、特別利益が同426万円減などがありましたが、前期発生した特別損失2億8904万円が今期なかったこともあり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比3.28倍の5億4481万円と大幅増益となっています。
2021年3月期の業績も増収増益を予想。売上高が前期比10.4%増の235億円、営業利益が前期比10.9%増の8.8億円で着地を想定しています。
セグメント分析:「ebookjapan」をヤフーのサブドメインに統合
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ビジネス会計の知識を生かして執筆活動を行っています。読者にわかりやすい記事を書けるよう日々精進しています。