【20年3月期】企業物流のトランコム、10年連続増収 コロナ禍でも「3PL事業」は好調の見込み

【20年3月期】企業物流のトランコム、10年連続増収 コロナ禍でも「3PL事業」は好調の見込み

企業物流大手のトランコム。貨物情報と空車情報をマッチングする「求貨求車サービス」と、物流センターの一括受託(3PL)を行う「ロジスティクスマネジメント」の2本柱で、2020年3月期は10年連続増収、3年連続増益を達成しました。コロナ禍の影響はどのようになるのか。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):10期連続増収、3期連続増益

トランコムの2020年3月期決算は、売上高は前期比8.2%増の1635億円、営業利益は同12.4%増の76億円で増収増益でした。売上高は10期連続増収、営業利益は3期連続増益でした。

売上原価は前期比8.1%増の1532億円で、粗利率は同0.1pt増の6.3%。販管費は前期比3.4%増の27億円と増えていますが、販管費比率はほぼ変わらず、営業利益率は同0.2pt増の4.6%とわずかですが改善しています。

親会社株主に帰属する当期純利益は前期比13.4%増の49億円となりました。

2021年3月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現時点では適正かつ合理的な算出が困難なため未定とのことです。

セグメント分析:「求貨求車サービス」と「3PL」の2本柱

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