損益計算書(PL):値引き抑制で利益率改善
ヤマダ電機の2020年3月期決算は、売上高は前期比0.7%増の1兆6115億円、営業利益は同37.5%増の383億円で増収増益でした。
前期は在庫処理のための値引きで利益が減少していましたが、今期は仕入れる数量を適正化することで値引きを抑制。これにより、売上原価を前期比0.8%減の1兆1509億円に抑え、粗利率は同1.0pt増の28.6%に改善しました。
このため、販管費は前期比2.2%増の4223億円に増えていますが、営業利益率は同0.7pt増の2.4%に改善しています。
これらに加え、投資有価証券売却益の増加や負ののれん発生益の計上などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比67.5%増の246億円となりました。
2021年3月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せない状況であり、今後の影響を予測することは極めて困難であることから、現時点では未定とのことです。
セグメント分析:「家電」を軸に「住」関連も展開
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