【20年3月期】ネット媒体運営のアイティメディア コロナ禍で「企業の見込み顧客獲得支援」に成長機会

【20年3月期】ネット媒体運営のアイティメディア コロナ禍で「企業の見込み顧客獲得支援」に成長機会

IT系インターネットメディアの運営を通じて広告事業や企業のマーケティング支援を行うアイティメディア(ITmedia)。東証一部へ市場変更し創立20周年を迎えた2020年3月期の業績は過去最高を更新。コロナ禍でのバーチャルイベント運営が成長機会と期待されています。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):増収とコスト抑制で大幅増益を達成

アイティメディアの2020年3月期決算は、売上収益は前期比6.6%増の52億7900万円、営業利益は同69.4%増の11億7200万円の増収増益でした。営業利益率は同8.2pt増の22.2%と大きく改善しています。

売上原価は前期比4.7%減の20億800万円と抑制したことで、売上総利益は同15.0%増の32億7100万円と増加、粗利率は同4.5pt増の62.0%とこちらも改善しています。販売費及び一般管理費も前期比2.5%減の20億9800万円に抑えました。

このほか、2019年6月28日に実施された元連結子会社ナレッジオンデマンド株式会社の株式譲渡に伴う非継続事業からの当期利益9300万円の計上もあり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期の2倍あまりとなる7億8100万円と大幅に増加しています。

2021年3月期の業績予想は、短期的には企業の広告出稿抑制のリスクがあること、また現時点では新型コロナウイルス影響の収束時期が不明であることから、算定可能となった段階で速やかに開示する方針です。

 

セグメント分析:メディアを軸に「企業のマーケティング支援」と「広告」の2本柱で展開

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この記事の執筆者

興味深い財務分析ができるよう、日々勉強しています。