損益計算書(PL):増収増益、売上高は2桁増
カカクコムの2020年3月期の売上高は前期比11.2%の610億円、営業利益は同8.6%増の272億円の増収増益となりました。
営業費用は13.4%増の338億円。主に、事業成長に伴う人件費の増加や、食べログ関連の広告宣伝費の増加によるものです。コスト増に伴い、営業利益率は同1.1%増の44.6%にやや悪化しましたが、非常に高い水準を維持しています。
この他、持分法による投資損益がおよそ4億円の赤字となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比9.9%増の183億円と増えています。
2021年3月期の業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響により合理的に算定するのは困難なことから未定とし、業績予想の開示が可能となった時点で速やかに好評するとしています。
セグメント分析:「価格.com」「食べログ」が柱。「求人ボックス」などの新規事業が伸長
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監査法人での法定監査経験を経て、上場企業の経理部にて決算、開示書類作成に従事。皆様の意思決定の参考になる記事を目指します。