【20年3月期】障害者支援サービスのLITALICO 子ども向け「オンライン教育事業」を本格開始

【20年3月期】障害者支援サービスのLITALICO 子ども向け「オンライン教育事業」を本格開始

障害者就労支援と発達障害児教育を2本柱とするLITALICO(リタリコ)。2020年3月期は既存サービスの伸長のほか、韓国ベンチャーへの投資を行いました。21年3月期はプログラミングの子ども向けオンライン教育を本格開始し、増収増益を予想。株価が上昇しています。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):売上利益ともに右肩上がり

LITALICOの2020年3月期の決算は、売上高は前期比14.3%増の138億6800万円、営業利益は同11.6%増の9億8300万円と2桁増収増益となりました。

売上総利益も前期比13.9%増の52億4200万円と増えますたが、売上原価は同14.6%増の86億2600万円と大きく膨らみ、粗利率は同0.2pt減の37.8%に微減しています。

販売費及び一般管理費も前期比14.4%増の42億5900万円と大きく増え、営業利益率は同0.2pt減の7.1%となっています。

このほか、子育て情報メディア「コノビー」事業をNTTドコモに譲渡した売却益2億4000万円などの特別利益が前期比で2億8600万円増、特別損失が同2371万円減などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比41.1%増の8億4800万円と大幅に伸長しました。

2021年3月期の業績予想は、売上高は前期比10.3%増の153億円、営業利益は前期比22.1%増の12億円、当期純利益は前期比48.1%減の4億4000万円となっており、売上高と営業利益は過去最高を予想しています。当期純利益が大幅減少する理由は、前述のメディア売却益の反動です。

セグメント分析:「障害者の就労支援」と「発達障害児の教育支援」が2本柱

お読み頂きありがとうございます。続きで読めるコンテンツは

この記事の執筆者

興味深い財務分析ができるよう、日々勉強しています。


関連記事

【面接対策】LITALICOの中途採用面接では何を聞かれるのか

「障害のない社会を作る」というビジョンを掲げているLITALICOへの転職。就労支援サービスや学習塾・幼児教室などの運営を行っています。中途採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組みを問われるほか、一緒に仕事をする仲間として人間性や仕事への覚悟も評価されます。事前にしっかり対策しておきましょう。


wiget_w300
wiget_w300
wiget_w300