【決算&予想】POSレジアプリのスマレジ 21年4月期は消費税特需の反動をカバーできるか

【決算&予想】POSレジアプリのスマレジ 21年4月期は消費税特需の反動をカバーできるか

クラウドベースのPOSレジアプリを提供するスマレジ。20年4月期は消費税の軽減税率特需で売上利益ともに急伸しました。しかし21年4月期は特需の反動や新型コロナの影響で、新規獲得および既存顧客の両面に不安要素があります。業績予想を受けて株価はストップ安に。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):上場2期目で売上利益の大幅増を達成

スマレジの2020年4月期の決算は、売上高は前期比64.4%増の32億5000万円、営業利益は同73.8%増の7億5100万円と、大幅な増収増益です。19年9月の上方修正後の予想を売上高は5.5%、営業利益は16.9%上回る結果となりました。

売上原価は前期比61.0%増の13億3000万円と大幅に増加しましたが、増収効果により売上総利益も同66.8%増の19億2000万円と伸長。粗利率は前期比0.9pt増の59.1%とわずかに改善でした。

売上原価が増加した主な要因は、売上構成比の変化に伴う機器仕入高の増加や、今期で従業員数が43人増加して合計129人になったことによる人件費の増加です。

販売費及び一般管理費も前期比62.6%増の11億6900万円と大幅増。これは、人員増加による人件費および交通費の増加、TVCM実施に伴う広告宣伝費の増加、東京オフィス移転に伴う地代家賃の増加などによるものです。

これにより営業利益率は前期比1.2pt増の23.1%で、増収増益の大きさから見るとわずかな改善にとどまっています。

このほか、営業外収益は前期比41万円増、営業外費用は2302万円減となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比86.7%増の5億4700万円と大きく伸長しています。スマレジは2019年2月に東証マザーズへの上場を果たしており、前期は株式交付費や株式公開費用など2266万円の営業外費用を計上していました。

2021年4月期の業績予想は、売上高は前期とほぼ同額の32億5100万円、営業利益は前期比9.6%減の6億7800万円、当期純利益は前期比10.1%減の4億9100万円。好調の20年4月期から一転して、売上横ばい・減益の見込みとなっています。

 

セグメント分析:クラウドベースのPOSレジアプリ「スマレジ」を提供

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この記事の執筆者

興味深い財務分析ができるよう、日々勉強しています。