パソナの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
パソナグループにおいて人材派遣やHRコンサルティング、教育・研修事業などを展開してきたパソナ。1976年の創業以来、誰もが年齢・性別を問わず自由にやりたい仕事を選択し、働く機会を得て充実した生活を創出するために、新たな社会インフラを整備してきました。
「人」に深くかかわる企業のためか、口コミからは「前向きで人当たりのよい社員が多い」「コミュニケーションが取れる人が多いため職場の雰囲気がよい」といった声が多数見受けられ、社員同士が友好的で風通しのよい社風と考えられます。
また「実力があれば評価される職場」「若いうちから任される仕事が多い」などの口コミも。やる気・能力があれば、さまざまな業務に係わることができるため、結果を評価されることがやりがいと感じる人にとってはとても良い職場環境であることがうかがえます。
採用面接では、パソナの「風通しがよく、実力で評価される」社風に合った人材かどうかを見極められます。このような社風を理解した上で、仕事に熱意をもって向き合う意志をアピールできるとよいでしょう。
■選考は何次まで?
パソナグループの採用情報サイトには、選考フローに関する記載はありません。口コミ等の情報によると、書類選考後に複数回の面接がおこなわれ、応募から内定まで1週間だった人もいれば、1ヶ月を要した人もいます。選考期間については職種により異なるようです。
2020年6月現在、プロジェクトマネージャーなどの職種で中途採用がおこなわれていますので、パソナグループ採用情報サイトに設けられた「採用情報ページ」より確認してください。パソナグループの教育制度や福利厚生なども掲載されていますので、面接の前には必ず目を通し確認しておきましょう。
また、転職エージェント経由での募集もおこなわれています。キャリコネにも情報が掲載されていますので、確認してみるとよいでしょう。転職エージェント経由の場合、選考フローが上記とは異なる場合がありますので注意が必要です。
■面接内容の傾向は?
終始和やかな雰囲気の面接であったという口コミが多く見られます。
一般的な質問が多く、変わった質問はあまりないようです。志望動機や転職理由、これまでの経歴など、基本的な内容は事前に整理しておく必要があります。「なぜパソナなのか」「パソナで活かせる能力」について、具体例を交え明確に説明できるようにしておきましょう。
また人材サービス業であるため、「人のために働き続けられるか?」「人間のどんなところに興味があるか?」といった質問も多くありました。そのような質問に対しては、エピソードを交えてアピールできる準備をしておくとよいでしょう。
パソナが提供する人材サービスはもちろん、パソナグループがおこなっている事業にも目を通し理解することが重要です。「しっかり企業研究をしている応募者である」と面接官によい印象を与えるでしょう。
パソナの面接攻略法(面接対策)
■パソナグループの企業理念を理解した上で自己分析をする
面接を受ける前には、パソナグループの企業理念を理解しておくことが重要です。
パソナグループには「社会の問題点を解決する」という企業理念があります。人々が心豊かに生活できるよう、常に高い志と使命感をもち、新たな社会インフラを構築し、果敢に挑戦し続けることを使命として業務に取り組んでいます。
この企業理念を念頭に、パソナは「人を活かすこと」を仕事とし、一人ひとりが「人生設計にあわせた働き方ができる社会」「自由に才能を活かせる社会」「夢と誇りを持って活躍できる機会」を実現すべく全力を注いでいます。大手でありグループ会社も多く、広範囲に渡り事業を展開し続け、これからもさまざまな分野での成長を目指す企業です。
パソナが即戦力として求めるのは「人に寄り添い、その人のために業務に尽力し、活躍する場を与えることができる」人材だと推測できます。面接では、人を活かす仕事に携わり成果を上げた業務経験や人とのコミュニケーション能力が高いことをアピールするとよいでしょう。
また、パソナグループの企業理念を理解し自分のビジョンと突き合わせておくことも重要です。「パソナで発揮できる力」「将来パソナでやりたいこと」を明確に説明できるよう事前に準備しておきましょう。
■「なぜパソナに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接では「なぜパソナなのか」と問われることが多いため、明確に回答できるよう準備しておきましょう。この質問は「企業理念を理解していて、社風に合う人材か」を確認する意図があります。パソナについて深く理解するためには、競合となりやすい企業の研究も忘れないようにしましょう。それぞれの企業理念や社風、事業の特徴なども調べることでパソナの特徴や強みが見えてくるでしょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 株式会社リクルートスタッフィング
- パーソルテンプスタッフ株式会社
- マンパワーグループ株式会社
- アデコ株式会社
パソナの採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究や他社研究をおこなうことで、パソナが目指している方向性や活躍できる人材像が見えてきたのではないでしょうか。面接では「風通しがよく、実力で評価される」社風を理解し、パソナが求める「人に寄り添い、その人のために業務に尽力し、活躍する場を与えることができる」人材と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[30代前半・女性/総合職] 【結果:最終を辞退】
[30代後半・男性/コンサルティング営業] 【結果:入社】
[30代後半・男性/プロジェクトマネージャー] 【結果:入社】
[30代前半・男性/代理店営業] 【結果:一次面接で不採用】
パソナの採用面接に向けて
パソナの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「風通しがよく、実力で評価される」社風を理解した上で、自分がこれに合致した人材であるとアピールする。
- パソナグループの企業理念を理解し、それに沿った自己分析をおこなって自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜパソナか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。