味の素冷凍食品の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
食品メーカーの大手、味の素株式会社の子会社である味の素冷凍食品。1970年に設立された味の素レストラン食品株式会社を前身として、2000年に味の素の冷凍食品事業と統合し、さまざまな商品開発をおこない事業を拡大しています。
口コミには、「自分が係わった商品が世に出回ると嬉しい」「知名度がある商品に携わることができる」などの声が多く見受けられ、「生活に直結する仕事に取り組んでいる」といった思いがモチベーションとなる社員が多いようです。
大企業のためか、実際働いている社員からは「温和で接しやすい人が多い」「真面目にコツコツ仕事をしている」「新しいことへ向かってバリバリ働きたい人には合わない」などの声があり、穏やかで保守的な社風であることがうかがえます。加えて「年功序列」というワードが多く、昔ながらの日本企業体質が残る文化があるようです。
一方、「社員教育制度が整っている」「高水準の福利厚生がある」「優秀な人が多く、皆人柄がよい」「結婚・出産後、仕事を続ける女性が多い」といった口コミも見られ、大企業ならではの安定感があります。
穏やかで保守的な社風の中で生活に直結する仕事に取り組み、美味しくて安全な商品を提供する味の素冷凍食品。面接では、こうした社風にフィットする人材かどうかが見極められます。
■選考は何次まで?
コーポレートサイトには、選考フローに関する記載はありませんが、口コミによると書類選考後に複数回の面接がおこなわれ、選考期間については1週間から2週間程度のようです。
2020年6月現在、コーポレートサイト上で中途採用の募集はありませんが、転職エージェント経由での募集はおこなわれています。キャリコネにも情報が掲載されていますので、確認してみるとよいでしょう。なお、転職エージェント経由の場合、選考フローが上記とは異なる場合がありますので注意してください。
募集職種も多様なため、自分の経歴やビジョンにあった応募先を明確にしてその職種を理解することはもちろん、志望理由をはっきりと説明できるよう準備しておくことが重要です。
■面接内容の傾向は?
志望動機や転職理由などの基本的なことは、自己分析を通して整理しておくとよいでしょう。面接に向けて、「なぜ同社なのか」「同社で発揮できる力」について、具体的に回答できるようにしておきたいところです。口コミを見ると、面接ではこのような質問に加え「あなたのおすすめの食べ物は?」「なぜ冷凍食品に興味があるのか?」「冷凍食品を食卓に広める方法は?」など、食品会社ならではの質問が多くありました。「食」に対する強い思いと、その中で冷凍食品に係わる仕事を希望する理由を説明できるよう準備しておきましょう。
また、「仕事をする際、人間関係で気をつけていることは?」「会社に入ってやりたいことは?」といった質問も見受けられます。これらの質問の意図は、組織の中で働く姿勢や仕事に対するビジョンを見ることだと考えられます。具体的なエピソードを交えて説明することで、面接官の印象に残りやすくなるでしょう。
多くの有名な商品を生み出している企業のため、できる限り商品の事前調査もおこない、志望動機につなげられるとよいでしょう。コーポレートサイトや食品業界に関する記事などに目を通し、理解を深めておくことが重要です。
味の素冷凍食品の面接攻略法(面接対策)
■味の素冷凍食品のミッション・ビジョンを理解した上で自己分析をする
面接を受ける前には、同社のミッション・ビジョンを理解しておくことが重要です。
同社には「私たちは、冷凍食品の提供価値を高め、世界中の人々の健康で豊かな暮らしに貢献します。そして、より良い地球環境づくりに貢献します。」というミッションがあります。このミッションを念頭に、「Fresh Frozenを具現化し、お客様に感動と喜びをお届けすること」「製品やサービスを通じてお客様に感謝され、愛されること」「社員にとって、働く喜びが見出せる会社になる」をビジョンとして全力を注いでいます。大企業でありグループ会社も多く、国内外に渡って事業を展開し続けている同社は、今後も企業成長を目指しています。
同社が即戦力として求めるのは「お客様から感謝されるため、安心・安全な商品やサービスを提供すべく楽しんで仕事ができる」人材だと推測できます。面接の際は、人に役立つことができた経験や新しい商品を企画して成果をあげたことなどをアピールするとよいでしょう。
同社のミッション・ビジョンを理解し、自分の思い描く方向性と照らし合わせておくことも必要です。「同社で貢献できること」を明確に説明できるよう、事前に準備しておきましょう。
■「なぜ味の素冷凍食品に転職したいのか」の明確化には他社研究を
味の素冷凍食品の面接でよく聞かれる質問のひとつに、「なぜ当社か」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「この人は当社で何をやりたいのか」「この人の経歴が当社で活かされるか」といった視点に加え、「当社のことを理解し、社風に合う人材か」という側面もあわせて見ています。
同社についてより深く理解するためには、競合となりやすい企業の研究も忘れずおこないましょう。各企業の社風や理念、事業展開や特徴などを理解することで、同社の強みなどが分かってきます。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 株式会社ニチレイ
- マルハニチロ株式会社
- 日本水産株式会社
- テーブルマーク株式会社
味の素冷凍食品の採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究や他社研究をおこなうことで、同社の社風や、求める人材像が具体的に見えてきたのではないでしょうか。面接では穏やかで保守的な社風を意識し、同社が求める「お客様から感謝されるため、安心・安全な商品やサービスを提供すべく楽しんで仕事ができる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代前半・男性/ルートセールス] 【結果:二次面接で不採用】
[20代後半・女性/営業アシスタント] 【結果:入社】
[20代後半・男性/代理店営業] 【結果:二次面接で不採用】
[20代後半・男性/代理店営業] 【結果:結果待ち】
味の素冷凍食品の採用面接に向けて
味の素冷凍食品の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
これらを意識して自己分析と面接のシミュレーションをおこない、当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。