東京海上日動あんしん生命の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
1996年、保険業法の施行による保険商品の自由化を受けて設立された同社。東京海上グループの国内生命保険事業として、これまでもさまざまな商品を提供してきました。2018年には「女性保険」と「がん保険」カテゴリにおいて、「お客様に最も選ばれた保険」第1位を獲得しています。
口コミによると「上司にも意見が言いやすい」「育休産休制度が整っている」「裁量権を持って自由に働くことができる」など、働きやすい環境であることがうかがえます。また、「社内研修の種類が豊富」「基礎からしっかりと学べる」という声もあり、お客様の人生に寄り添う保険の大切さを伝えられるよう、新人研修や教育にも注力していることがわかります。
一方で「社員が多く出世しづらい」「結果を出せなければプライベートがない」など、営業職ならではのノルマや、成果主義の厳しさを訴える声もあがっています。しかしながら、日々の頑張りや成果に応えるようにボーナスが高く設定されているため、モチベーションを維持しやすい環境だといえるでしょう。
保険は時代の変化に伴い、最適な補償を提供するために商品の変更が繰り返されるものです。そのため、お客様に最適なプランを設計・提案するうえでは、「この人に任せたい」と「信頼」してもらえるかが重要となります。これらのことから「環境変化や時代の流れを敏感に捉え、信頼と安心を提供することに務める社風」であることを理解し、成果主義・実力主義の中で長く働ける人材であることをアピールしましょう。
■選考は何次まで?
2020年7月現在、中途採用では以下の職種にて募集をおこなっています。
●プロモーター(営業支援業務・リクルート業務)
●ルート営業
●企画営業・FP
コーポレートサイトや転職サイトなど、掲載されているサイトによって募集職種が異なるため、色々なサイトをチェックするとよいでしょう。選考フローは、書類選考→面談会・T.O.P→面接→内定となっています。
面接は平均して2〜3回、一次は配属先の事務員・支社長、二次は人事、三次は営業所長・役員らとおこなわれます。全体的に和やかな雰囲気で進むようですが、一つの質問に対し深く掘り下げる傾向があるため、1時間以上かかる場合もあります。覚悟して臨みましょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、人間関係に関する質問が多く出されることが特徴です。「親友はいるか?どんな存在か」「尊敬できる上司や先輩はいるか」「これまでどんな人間関係を築いてきたか」などの質問によりコミュニケーション能力を見極めています。他人とすぐに打ち解けられるような方は有利に働くため、具体的なエピソードを用意しておきましょう。
また、保険業界では周囲の人から契約につなげていく傾向があるため、人脈の多さが非常に有効になります。上記の質問により入社後に契約につなげられそうな「見込み客」の存在を見極めようとしている可能性もあります。
他には、「人生で何を成し遂げたいか」「老後の夢や目標は?」など、人生や目標などに対するスケールの大きい質問も出されます。これらのことから、同社では「コミュニケーション能力が高く、明確な目標に向かって邁進できる人材」を求めているといえます。
上記を踏まえたうえで、身だしなみや礼儀作法にも注意し、意思の強さやメンタル面のタフさもアピールできるとよいでしょう。
東京海上日動あんしん生命の面接攻略法(面接対策)
■東京海上日動あんしん生命の中期経営計画を理解した上で自己分析をする
同社の面接を受けるにあたり、下記の中期経営計画を理解しておきましょう。
「環境変化を先取りした革新的な商品開発」として、近年、新たな保険のあり方として注目されている「生存保険」など、長生き時代の老後生活を守るための保険商品の開発に注力していきます。
「お客様にあんしんをお届けする力の進化」として、グループ全体の顧客基盤を活用し、さらなる契約と収益の増加に務めます。
「成長力を創出する業務プロセス改革」においては、新しいシステムやテクノロジーを導入することにより、業務の効率化を図ります。同社はこれらの目標を通じ、商品・販売・業務のそれぞれにおいて、変革やリスクコントロールの高度化を図り、さらなる増益と企業成長を目指す考えです。
お客様に新たな保険や「あんしん」を届けるためには、社員ひとりひとりが「信頼できる人物」であることが大切です。特に営業職の場合は、お客様のニーズやライフスタイルを的確に捉え、最適化したプランを提供する力が必要となります。人の話に耳を傾け、言葉の意図をしっかりと汲み取れる人材だとアピールするとよいでしょう。
■「なぜ東京海上日動あんしん生命に転職したいのか」の明確化には他社研究を
面接では「なぜ東京海上日動あんしん生命なのか」という質問が出されます。面接官はこの質問を通して「社風や理念を理解しているか」「この人のスキルや経験は、当社の成長に活かせるのか」という側面も合わせて見ています。
この質問に的確に回答するためには、競合となる企業の研究をすることが重要です。他社の社風や経営方針を理解することで、同社への理解をより深めることができるはずです。以下に、競合となりうる企業をあげましたので、ぜひ他社研究の参考にしてみてください。
- ライフネット生命保険株式会社
- アクサダイレクト生命保険株式会社
- オリックス生命保険株式会社
- SBI生命保険株式会社
東京海上日動あんしん生命の採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究や他社研究を通じて、同社が求める人材のイメージが掴めてきたのではないでしょうか。面接では「環境変化や時代の流れを敏感に捉え、信頼と安心を提供することに務める社風」であることを理解し、「コミュニケーション能力が高く、明確な目標に向かって邁進できる人材」であることをアピールしましょう。
ここからは面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。自分ならどう回答するかシミュレーションしながら面接対策をおこないましょう。
[20代後半・男性/コンサルティング営業] 【結果:入社】
[20代後半・男性/金融関連職] 【結果:最終面接を辞退】
[30代後半・男性/コンサルティング営業] 【結果:一次面接で不採用】
[20代前半・男性/代理店営業] 【結果:二次面接を辞退】
東京海上日動あんしん生命の採用面接に向けて
東京海上日動あんしん生命の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 環境変化や時代の流れを敏感に捉え、信頼と安心を提供することに務める社風」であることを理解し、「コミュニケーション能力が高く、明確な目標に向かって邁進できる人材」であることをアピールする。
- 中期経営計画を理解し、これに沿った自己分析をおこない、有益な自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ東京海上日動あんしん生命なのか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。