ひまわり生命の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
SOMPOホールディングス傘下で、医療保険、がん保険、死亡保険、こども保険などの販売をおこなうSOMPOひまわり生命保険(以下、ひまわり生命)。その販売ルートは、92%が全国14,000店の保険代理店によるものです。2018年度末のソルベンシー・マージン比率(保険金の支払い能力)は1507.5%と、高い健全性を保っています。
口コミには、「産休、育休制度、短時間勤務を利用する社員も多く、テレワークやアーリーワークなども定着している」「福利厚生も抜群に整っている」などの声が寄せられ、働きやすい環境が整備されていることがうかがえます。また、給与水準に対する満足度も非常に高い印象です。ただ、親会社からの出向者との処遇の違いに不満を抱く人も一部に見受けられました。
やりがいに関する口コミでは、「自分の提案ややりたいことが、代理店やお客さまに受け入れていただいた時はやりがいを感じる」「自分で工夫して仕事をしてみたい人には向いている」という声が聞かれます。一方で、「代理店営業がほとんどなので、人間関係で好かれない人は向いていないかもしれない」という声もありました。
同社では、恵まれた労働環境のなかで、代理店との共存共栄を目指す働き方が求められると言えるでしょう。
■選考は何次まで?
選考プロセスに関する公式情報はありませんが、口コミ情報によると、書類選考後に適性検査と複数回の面接がおこなわれるのが一般的です。なかには、「筆記試験はなかった」という口コミもありますので、職種やポジションによって多少異なると考えておいたほうがよいでしょう。営業職の場合には、面接の前に説明会のようなものが数回おこなわれたという情報もあります。実際に内定に至った人の所要期間は、2週間から3カ月と幅が見られます。
同社では、随時中途採用をおこなっています。詳細はキャリア採用担当までメールで問い合わせてください。また、同社の案件を扱う転職エージェントもありますので、そうしたサービスを利用するのも一案です。現在、キャリコネには「数理担当」「経理担当」「約事担当」「トレーニングマネージャー」「ライフカウンター」など、複数の案件が掲載されています。
■面接内容の傾向は?
意表をつくような質問は少なく、一般的な質問が中心となります。特に、これまでの経歴、志望動機、前職の退職理由、性格の長所短所などは事前にしっかり整理しておきたいところです。こうした質問は深堀りされる可能性がありますので、具体的に話せるようなエピソードを用意して臨むとよいでしょう。
「保険業界についてどういう印象をお持ちですか」という質問をされた人もいます。業界未経験の場合には、業界全体についての研究をおこない、自分なりの考えをまとめておくことで慌てずに対応できます。
さらに、営業職の場合には、「どのように営業をおこなうか」といった具体的な営業スタイルや見込み客について問われることもあるようです。入社後にミスマッチが生じないような回答をすることが望まれます。
ひまわり生命の面接攻略法(面接対策)
■ひまわり生命の中期経営計画を理解した上で自己分析をする
ひまわり生命の面接を受ける前に、同社の中期的な方向性を理解しておきましょう。
同社は2019年に、新企業スローガン「あなたが健康だと、だれかがうれしい。」を策定しました。この背景にあるのが、SOMPOホールディングスが2016~2020年度を対象に策定した中期経営計画です。この計画のなかで、同社は健康にフォーカスしたビジネスモデルへの変革を掲げ、顧客数を着実に増加させることでグループ戦略に貢献するとしています。
「健康応援企業」として提供するのは、保険としての保障に顧客の健康をサポートする機能を組み合わせた「保険+健康応援(Insurhealth®:インシュアヘルス)」という新たな価値です。つまり、これは伝統的な生命保険会社からの脱却を意味しています。
具体的には、商品・サービス・チャネルの三位一体のビジネスモデルにより、市場でのプレゼンスを大幅に向上させる方針です。主な取り組みとしては、「業界常識を打破する商品の投入」「新たなサービスの提供」「ハイブリッドチャネルの構築」などが挙げられます。
面接にあたっては、この中期経営計画における同社の役割を理解すると同時に、グループとしての方向性についての理解を深めておきましょう。そうすることで、同社の成長にどう貢献できるのかをより具体的に示すことができるはずです。
■「なぜひまわり生命に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
選考を通じて聞かれる質問のひとつに「なぜひまわり生命なのか」というものがあります。面接官はこの質問により、「入社への熱意」「社風にフィットした人材か」「中期経営計画に対する理解」などを見極めます。
この質問に答えるためには、同社について深く理解するだけでなく、競合他社についても情報収集をおこなわなければなりません。そうすることで、事業についてはもちろん、組織文化や風土、目指す姿にそれぞれ違いがあることがわかるでしょう。
少なくとも以下のような企業について情報収集をおこなって、理解を深めてください。そして、「なぜ他社ではなく、ひまわり生命を選ぶのか」について自信を持って語れる状態にしておきましょう。
- 東京海上日動あんしん生命保険株式会社
- 三井住友海上あいおい生命保険株式会社
- ソニー生命保険株式会社
- オリックス生命保険株式会社
ひまわり生命の採用面接で実際に聞かれた質問内容
ひまわり生命が目指している方向性や、求める人材像が分かってきたのではないでしょうか。
同社の選考では、社風への理解はもちろん、中期経営計画への理解を通じて中期的な方向性を把握しておく必要があります。特に、「健康応援企業」に対する理解は不可欠です。その上で、同社の成長に必要な人材であると印象づけられるよう、説得力のある自己PRをおこなってください。そのためには、具体的なエピソードを用意して臨むとよいでしょう。
ここからは、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。面接対策の総仕上げとして、これらの質問を参考に面接シミュレーションをおこなっておきましょう。
[20代前半・女性/カスタマーサポート] 【結果:入社】
[30代前半・男性/代理店営業] 【結果:内定を辞退】
[20代後半・女性/営業] 【結果:二次面接を辞退】
[30代後半・男性/コンサルティング営業] 【結果:入社】
[40代後半・男性/営業] 【結果:入社】
ひまわり生命の採用面接に向けて
ひまわり生命の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 恵まれた労働環境のなかで、代理店と共存共栄を目指す働き方ができる人材であることをアピールする。
- 中期経営計画を理解し、これに沿った自己分析をおこなうことで有益な自己PRにつなげる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜ、ひまわり生命なのか」に対する答えを明確にしておく。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。