【平均年収611.7万円】THK社員の給料は実際いくらもらっているのか？

まずはじめにTHKの平均年収を見ていきましょう。THKの平均年収は611.7万円です（THK有価証券報告書）。キャリコネに投稿された給与明細を参考にTHKの年代別年収レンジを算出したところ、20歳代で360〜410万円、30歳代で500〜550万円、40歳代で620〜670万円という結果がでました。男女あわせた民間の正規雇用者の平均年収は495.7万円（国税庁・令和2年分民間給与実態統計調査結果）ですから、それと比較しておよそ1.24倍の額です。

過去5年間の平均年収の推移をグラフと表組みで示しています。
THKの平均年収は前年を上回り611.7万円でした。
過去5年間では3番目の額になりました。

続いて年収実態により近い年収中央値を見てみます。20代から50代までの平均年収・平均月収・平均ボーナス・年収中央値を表にまとめました。

THKの給与体系は、基本給と諸手当からなる月給と、年2回の賞与（3月・9月）で構成されています。賞与については、業績次第では12月に3回目が支給されることもあります。

諸手当としては、住宅手当、皆勤手当（5,000円/月）、食事補助、通勤手当、役職手当、養育手当など様々な手当が整備されています。特に住宅手当は若手にとっては充実したものであり、「30歳までは借上寮が無料で住める」「家賃の会社負担額は5～6万円ほど」といった口コミが多数見られます。

それ以外に営業職に対しては、四半期に一度「販売報奨金」が支払われる制度があります。「売上ノルマをクリアすると、3ヶ月に1回報奨金もらえる」と、条件はあるものの、成果に対して報酬として返ってくることは、社員にとって魅力であるようです。

THK社員の給与明細（キャリコネ）

20代から30代で約160万円アップ

20代管理部門（非管理職）の 給与明細

20代管理部門（非管理職）の 給与明細

30代中盤で650万円を超える

20代技術（非管理職）の 給与明細

30代技術（非管理職）の 給与明細

THKの職種は、「技術系」（研究、開発・設計など）と「営業・管理系」（営業、マーケティング、管理部門など）の2つに分けられますが、2職種とも「総合職」であり、賃金制度としては同一の制度が適用されています。「販売奨励金」が営業職限定ではあるものの、基本的には職種によって年収に差が生じることはありません。初任給についても以下の通り、全職種共通で、学歴別に設定されています。
＜初任給（※2020年度実績）＞
●大卒：210,000円
●修士卒：228,000円 　
●高専・短大・専門卒：192,000円

年代・役職別の年収目安としては、20代が400～450万円、30代が500～650万円、課長クラスになると800万円を超える水準となります。

THK社員の給与明細（キャリコネ）

20代では職種による差はなし

20代営業（非管理職）の 給与明細

20代技術（非管理職）の 給与明細

30代以降は年収差が広がるケースも

30代カスタマーサポート（非管理職）の 給与明細

30代技術（非管理職）の 給与明細

THKの基本給は、資格に紐づいて設定されているため、年収を上げるためには資格を上げる、つまり昇格することが必要です。THKの昇格の仕組みについて、多く見られるのが「年功序列」というもの。「昇格は5年に1度くらい」のペースで機会があるようですが、その対象者は「かなり安易で年功序列が絶対」というルールで選定されていきます。安定的に昇格することができるのも確かですが、「管理職になれるのは40代から50代前半」と、一般的には遅いペースと言えるでしょう。

しかし直近では、「若手の方が給与アップが良い」「若い人でも評価されているように感じる」という口コミも見られ、徐々に年功序列の風土が崩れつつあるようです。

THK社員の口コミ（キャリコネ）

仕事の成果よりも年功序列

「年功序列なので、課長織までなら出世しやすい 出世スピードに仕事の成果はほとんど反映されない……」

管理職になれるのは、40代以降が中心

「順調に行けば40代で課長職、50代で部長職 工場系は若干だが出世が遅い……」

THKの競合や同業界である日本精工、ＮＴＮ、日本発条の4社で平均年収を比較します。
各社の最新有価証券報告書に記載されている額は、THKが611.7万円、日本精工が711.8万円、ＮＴＮが665万円、日本発条が702.7万円です。
この4社の中で最高額は日本精工の711.8万円で、最低額がTHKの611.7万円。その差はおよそ101万円で、かなりの差があります。
この比較企業の中ではTHKは4番目に位置します。

THKの競合企業の年収についてはこちらの記事をご覧ください

出典・参考
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」「2019年国民生活基礎調査」
経済産業省「2021年企業活動基本調査速報－2020年度実績－」
国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」
マイナビ「2022年版 業種別 モデル年収平均ランキング」

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