住友不動産シスコンの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
住友不動産グループの一員として、インテリア販売やデザイン設計などを手がける住友不動産シスコン。事業領域はオフィス、ショップ、ホテルからマンションまで幅広く、豊富な実績とノウハウをもとに快適空間をトータルプロデュースしています。
組織風土は、良くも悪くも「住友不動産の子会社」という面があるようです。親会社からの出向者も多く、物事の決め方が官僚的だという声が聞かれます。堅実で安定感がある反面、変化やスピード感に欠ける部分があるのは、大手財閥系らしい風土かもしれません。仕事面においては、「大手財閥系ディベロッパーの強みを生かして、タワーマンション購入者向けの大規模なインテリアイベントやマンションパビリオン建設などに携われる」というポジティブな声が多く寄せられていました。
さらには、「個人主義で体育会系」といった口コミも。「どの職種の社員も大きな裁量権を持ち、自分で仕事を動かしている」「自分でガツガツ仕事をしたい方は問題なく仕事をしていける」といった口コミも「個人主義」を表すものだと言えるでしょう。
大手財閥系の堅実で安定感ある風土の中、個人の力を最大限に生かして快適空間のトータルプロデュースに携わる。面接では、こうした社風にフィットした人材であるかが見極められます。
■選考は何次まで?
2021年6月現在、同社の中途採用では「インテリアコーディネーター」を募集しています。選考フローは、「書類選考(1~2週間以内にメールか電話にて合否連絡)→ 面接(1~2回)」となっており、内定までの期間は3週間程度です。コーポレートサイトに設けられた採用ページで、雇用形態や仕事内容などをしっかりチェックしてから、履歴書・職務経歴書を同社採用担当宛てに送付してください。求人サイトを通じて応募する方法もありますので、幅広く情報収集することをおすすめします。
なお、現在は募集が終了しているものの、「総合職」「インテリアコンシェルジュ」といった職種も今後募集される可能性がありますので、コーポレートサイトをこまめにチェックするなど情報に対するアンテナを高くしておきましょう。
■面接内容の傾向は?
「志望動機」「転職理由」「これまでの経歴」など、一般的な質問が中心です。特に志望動機については、他者と差をつけることが可能な部分なので、自分にしかないエピソードなども盛り込み面接官に印象を残したいものです。後述する他社研究も踏まえ、「なぜ同業他社ではなく住友不動産シスコンを志望するのか」を明確に伝えられるようにしましょう。
また、同社は女性が多い職場であることから、男性応募者の場合には「女性が多い職場だが大丈夫か?」「女性とうまくやっていけるか?」といった質問をされることがあるようです。慌てないためにも、自分の考えをまとめておくとよいでしょう。
口コミを見ると、「ストレス耐性はありますか?」と聞かれた人も。特に、顧客と直接関わる職種の場合には、ストレス耐性やコミュニケーション力が見極められるようです。面接は和やかな雰囲気で進められるとのことですが、仮に圧迫的な雰囲気になったとしてもストレス耐性を見ている可能性がありますので、落ち着いた対応を心がけてください。「一緒に働きたい」と思ってもらえるよう、明るく気持ちの良いコミュニケーションで臨みましょう。
住友不動産シスコンの面接攻略法(面接対策)
■住友不動産グループの基本使命・スローガン・行動指針を理解した上で自己分析をする
面接を受ける前に、住友不動産グループの目指す方向性について理解しておきましょう。
住友不動産グループでは、住友の事業精神を踏まえて、「信用を大切に、開拓精神を持って新しい価値を創造する」ことを目指しています。そして、「信用と創造」というスローガンのもと、「より良い社会資産を創造し、それを後世に残していく」という基本使命を定めています。この基本使命を果たすにあたり、全役職員を律するためのガイドラインとして定められているのが、以下の行動指針です。
1 .快活な気風
2 .高い目標
3 .新しい発想
4 .コンプライアンスの実践
5 .反社会的勢力との関係遮断
6 .ステークホルダーとの信頼関係持続
7 .環境の保全
また、事業活動を通じて、社会課題の解決に貢献しつつ、企業価値の最大化を目指すESG経営にも取り組む方針です。特に、「防災」「環境」「地域」「人」という観点から、より良い社会資産を残すための事業を展開していくとし、2020年6月には三角ビルの愛称で知られる新宿住友ビルをリニューアル。365日全天候型イベントスペースを有する「三角広場」を竣工して、地域の機能強化と活性化に貢献しています。
面接に際しては、グループとして大事にしている考え方や全体としての大きな方向性に沿って自己分析をおこなう必要があります。その上で、自分が同社でどうありたいのか、何を成し遂げたいのかをしっかり伝えられるような自己PRをおこないましょう。
■「なぜ住友不動産シスコンに転職したいのか」の明確化には他社研究を
同社の中途面接にあたっては、「なぜ住友不動産シスコンか」という質問に対する回答を明確にしておくことが重要です。面接官は、「前職までのキャリアや経験値」「それを当社でどのように活かせるのか」をこの問いにより確認しています。さらには、応募者が同社のことをどれだけ理解しているのかを見極めようとしています。
そこで、同社への理解を深めるためにおこなっておきたいのが、競合他社の研究です。それぞれの事業規模や特徴をつかめば、自ずと同社の独自性が見えてくるはずです。同社の場合、家具・インテリア企業なども含めて研究しておくことで、業界での立ち位置なども見えてくるでしょう。以下の企業を参考に他社研究をおこなってみてください。
- 三井デザインテック株式会社
- 株式会社コスモスモア
- 株式会社東急Re・デザイン
- リリカラ株式会社
- カリモク家具株式会社
住友不動産シスコンの採用面接で実際に聞かれた質問内容
住友不動産シスコンの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。
同社の採用面接を受ける際には、「大手財閥系の堅実で安定感ある社風」を意識して、「個人の力を最大限に生かして快適空間のトータルプロデュースに携われる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。また、実際にショールームに足を運んでみることをおすすめします。
以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、自分なりに向き合いながら面接対策の総仕上げをおこなってください。
住友不動産シスコン株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
[30代前半・女性/建築設計] 【結果:最終面接で不採用】
[40代前半・女性/施工管理] 【結果:二次面接で不採用】
[20代前半・女性/販売促進] 【結果:最終を辞退】
[50代前半・女性/建築・設備関連職] 【結果:一次面接で不採用】
住友不動産シスコンの採用面接に向けて
住友不動産シスコンの採用面接に向けて、ぜひ押さえておきたい重要なポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「大手財閥系の堅実で安定感ある社風」を意識し、「個人の力を最大限に生かして快適空間のトータルプロデュースに携われる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを用意して臨む。
- 住友不動産グループの基本使命・スローガン・行動指針を理解し、これに沿った自己分析をおこなって自己PRにつなげる。
- 業界と競合他社について研究し、「なぜ住友不動産シスコンか」に対する答えを明確にしておく。
これらを参考に入念な準備をおこなったら、当日は自信を持って面接に臨みましょう。
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