IT人材不足時代に求められる「客先常駐エンジニア」派遣会社の選び方

本記事では「客先常駐エンジニア」という働き方について、仕事内容やメリット・デメリット、派遣会社の選び方と合わせてご紹介します。ぜひご参考いただきたいのは、主に以下の方々です。

①未経験からエンジニアに挑戦したい方

ITスクール等を卒業したばかりで現場経験のない方や、現在エンジニア以外の職業に就いている方が未経験からエンジニアを目指す場合、比較的スタートしやすいのが「客先常駐エンジニア」です。常駐先で担当する案件の難易度も様々ですし、現場で少しずつ経験を積みながらエンジニアとしてのキャリアをスタートすることができます。

②現在エンジニアとして働いているが、より開発業務に集中したい方

事業会社等に雇用されてエンジニアとして働いている場合は、営業視点を含めた企画立案など、開発業務以外の仕事を任されるケースも少なくありません。開発業務に集中し、多様な企業で様々な案件に携わりながらエンジニアとしてスキルアップしたい方は、「客先常駐エンジニア」という働き方がおすすめです。

上記に該当する方は、本記事にて客先常駐エンジニアの特徴をご理解いただき、ぜひ転職活動にお役立ていただけますと幸いです。

客先常駐エンジニアとは、技術者を求める企業に派遣されて業務を行うエンジニアのことです。派遣元となる会社で正社員として雇用されますが、クライアントに常駐して業務に従事することになります。指定された業務を請け負って成果物を納品する業務委託とは異なり、客先常駐エンジニアが提供するのは「労働力」で、具体的な仕事の指示はクライアントから直接出されるケースが一般的です。クライアントに直行直帰するため、自社に出勤する頻度は低く、定期的に報告書を提出するのみという場合もあります。

客先常駐エンジニアの常駐期間は、自社とクライアントの間の契約によって決定されます。そのクライアントでの常駐が終わった後は、自社が契約した別のクライアントに派遣されて常駐することになります。1人で派遣されることもあれば、自社から複数人がチームとして派遣されることもあります。また、次の常駐先が決まるまでの間に待機状態が発生する場合もありますが、自社との雇用は継続されます。

客先常駐エンジニアが近年注目されている背景として、IT業界の人材不足問題が挙げられます。経済産業省が2019年3月に行った調査によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足するという試算が出ています。

（参考：https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf）

その理由のひとつは、急速に進むデジタルトランスフォーメーション（DX）とIT技術の進化です。DXとは、「デジタル技術を用いることで、ビジネスや生活を大きく変容していく」という考え方のことですが、様々なシーンでのIT導入や業務プロセスにおけるIT化が進んでいるだけでなく、もっと大局的なレベルでの製品・サービスやビジネスモデルの変革においてもIT知識が必須となってきています。

これに伴い、IT技術が世界的にも急成長しているほか、ビジネスのあらゆる側面でIT技術を有するエンジニアが活躍するようになりました。今後もIT業界の売り手市場が続く見通しで、エンジニアとしての働き方の選択肢も増えてきています。その一環で、客先常駐エンジニアのニーズも高まっているのです。

客先常駐エンジニアという働き方には、様々なメリットとデメリットがあります。様々なクライアントに常駐しながら働くことで、多様な経験を積みスキルアップや人脈形成の面でメリットとなることもあれば、その分エネルギーを要することや大変な側面もあるようです。雇用される会社や常駐先の体制・社風等により異なりますが、一般的に言われているものをご紹介します。

客先常駐エンジニアとして働く上では、雇用される派遣会社の選び方がとても重要です。派遣会社の規模や営業体制によって、常駐先となる案件の種類や質が変わりますし、研修・教育制度や福利厚生の充実度も気になります。後悔しない派遣会社選びをするために、ぜひチェックするべきポイントをご紹介します。

●研修や教育制度がしっかりしているか。

●ひとり派遣ではなく、チームで常駐させてもらえるか。

●待機期間中もしっかりと給与がもらえるか。

●スキルアップやキャリアアップにつながるような大型案件に携わるチャンスがあるか。

このような観点で派遣会社選びをしていくと、営業体制や給与体系、福利厚生もしっかりしている大手派遣会社が安心です。

こうした観点で情報収集することは、転職先を検討する上でとても重要ですが、企業ホームページ等の“外から見た情報”だけで判断するのは難しいものです。そこで、私たちのような転職専門エージェントをぜひご活用ください。グローバルウェイ・エージェントがお手伝いします（登録フォームに飛びます）。費用は一切かかりません。

グローバルウェイ エージェントについてお知りになりたい方はこちらのサイトをご覧ください。こちらからでも登録できます。

「転職エージェントって何？」という方はこちらの記事をお読みください。