【面接対策】東急プロパティマネジメントの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】東急プロパティマネジメントの中途採用面接では何を聞かれるのか

東急グループにおいて不動産運用の中核を担う東急プロパティマネジメント(東急PM)。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


東急PMの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

東急PMは東急グループにおける不動産運用事業を担い、プロパティマネジメント事業、ビルマネジメント事業などを行っています。PM事業ではビル資産の運営管理・経営代行によって、東急線が通っている渋谷や田園都市などのまちづくりに貢献してきました。ビルマネジメント事業では、オフィスビルやホテルなどの清掃業務や設備管理業務を担い、社会を舞台裏から支えています。

鉄道やエンターテインメントなど幅広い事業を行う東急グループ。その各社と連携し、ビル資産を最大化できることが同社の強みです。口コミを見ると「東急グループの一員なので労働管理がしっかりしていた」など、労働環境の面でもグループの強みが活かされています。

一方で「ビル管理やメンテナンスがメインなので、やりがいという面で魅力はなかった」との厳しい意見も見られます。縁の下の力持ち的な業務を担うため、華々しく活躍したい人や、目に見えた業績を上げたい人には向かないかもしれません。

「東急グループの一員として縁の下から社会を支えるため、コツコツと努力する」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。

選考は何次まで?

2023年2月現在、同社では「設備管理技術者」「プロパティマネジメント・リーシング」の他、電気・管工事・建築のそれぞれにおける「施工管理」の中途社員を募集しています。「プロパティマネジメント・リーシング」への応募には、不動産賃貸物件の運営管理やテナントリーシング経験、あるいは不動産営業、店舗開発、折衝業務のいずれかの経験が必要です。他の職種も同職種での経験が必須となっているので、応募前に確認しておきましょう。

各職種の詳細ページの下に「応募する」というボタンがあるので、フォームを埋めて送信してください。公式サイトに選考フローについての記載はありませんが、エージェント経由の場合は「面接1~2回」で、WEBでの適性検査もあります。

面接内容の傾向は?

「一次面接は基本を押さえれば大丈夫」という口コミがあるように、一次では基本的な事項を中心に聞かれるようです。とはいえ油断は禁物なので、志望動機や自己PRなどをスムーズに言えるように練習しましょう。

二次面接以降では、不動産に関する知識や考え方の部分を深掘りされます。過去には「安くてずさんな管理と高くて安心できる管理どちらを選ぶか」という、究極の選択のような質問をされた人もいました。しかし、このような質問の裏には必ず面接官の意図があります。同社に適した人材ならどちらを選ぶか、よく考えて回答してください。

また職種にもよりますが、「ざっくばらんな雑談という雰囲気だった」という口コミもありました。あまり緊張し過ぎず、心を開いた様子を見せると良いでしょう。

東急PMの面接攻略法(面接対策)

東急グループの経営計画を理解した上で自己分析をする

東急PMの面接を受ける前に、東急グループの中期3か年経営計画を理解しておきましょう。コロナ禍において大きな損失を被った東急グループ。2021年度から2023年度までの3年間において「変革」を遂げ、事業環境変化に対応し収益回復と進化を目指すとしています。この中の不動産事業の重点戦略は、「不動産事業における新しい価値観への対応」です。

近年は働き方や需給状況の変化に伴い、物件やエリアごとの収益の差が激化してきました。これを解消すべく、不動産事業では需要のある用途や物件規模の再検証、新たな成長領域の開拓を進めています。

東急 コーポレートサイトより

具体的には、一大プロジェクトである新宿再開発、都市経営への進化などを推進しています。東急グループ全体の動きを把握した上で、これらの事業に関連のある経験や知見をアピールしましょう。

「なぜ東急PMか」をはっきりさせるためには他社研究が必要

面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ東急PMなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「不動産業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。

業界や職種の枠を超えて東急PMという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜ東急PMなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業と東急PMとの違いを調べてみてください。

  • 三菱地所プロパティマネジメント株式会社
  • 野村不動産コマース株式会社
  • 住友不動産建物サービス株式会社

東急PMの採用面接で実際に聞かれた質問内容

東急PMが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。東急PMの場合「東急グループの一員として縁の下から社会を支えるため、コツコツと努力する」という社風を意識して、「収益回復に向け、近年の働き方や需給状況の変化に対応できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[30代後半・男性/その他] 【結果:入社】

質問

あなたの長所、短所は?

回答

長所は一つのことに集中できること。短所は周りに気づかなくなること。…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/設備関連職] 【結果:二次面接で不採用】

質問

安くてずさんな管理と高くて安心な管理どちらを選ぶか

回答

王道的にはお客様の安全を計らってコストが高くても質のいいサービス…(口コミの続きとアドバイスを見る

東急PMの採用面接に向けて

東急PMの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「東急グループの一員として縁の下から社会を支えるため、コツコツと努力する」という社風の中で、「収益回復に向け、近年の働き方や需給状況の変化に対応できる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。

  • 東急グループの中期3か年経営計画を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社についても研究し、「なぜ東急PMなのか」に対する答えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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