日本マクドナルドホールディングスの転職研究 2025年12月期2Q決算に見るキャリア機会

日本マクドナルドホールディングスの転職研究 2025年12月期2Q決算に見るキャリア機会

日本マクドナルドホールディングスの2025年12月期2Q決算は、全店売上高・営業利益ともに好調に推移し、通期予想を上方修正。39四半期連続の増収という盤石な経営基盤のもと、「デジタルとピープルの融合」による店舗改革を加速させています。外食トップ企業の成長を支える専門職のキャリア機会を整理します。


0 編集部が注目した重点ポイント

上期業績が計画を上回り通期利益予想を上方修正する

2025年度上期において、全店売上高は前年同期比+6.4%、営業利益は+10.4%と極めて好調に推移しました。これを受け、通期の営業利益予想を従来の495億円から510億円へ引き上げています。既存店売上高は39四半期連続のプラスを達成しており、盤石な収益基盤を背景に攻めの投資を継続する姿勢が鮮明です。

デジタルとピープルの融合で店舗体験を高度化させる

中期経営計画(2025-2027年度)に基づき、モバイルオーダーやタッチパネル式注文端末の導入を加速させています。これにより、顧客の利便性向上だけでなく、キッチン内のオペレーション効率化も実現しました。従業員がよりホスピタリティの高いサービスに集中できる環境構築をデジタル投資で支えており、IT活用による接客変革に携わる機会が豊富です。

積極的な店舗リモデルで収益ポテンシャルを最大化する

最適な店舗ポートフォリオ構築に向け、上期だけで43店舗のリモデル(改装)を実施しました。2027年までに計1,000店舗の改装を目指しており、キャパシティ向上と最新設備への刷新に注力しています。店舗ごとに詳細な投資計画を策定するプロセスを通じ、1店舗あたりの売上高と収益性を向上させる店舗開発の専門性が高く評価される環境です。

1 連結業績ハイライト

全店売上高は4,297億円と過去最高水準。増収効果と店舗効率化が寄与し、営業利益は前年同期比10.4%増の二桁成長を記録しました。
2025年度上期 業績ハイライト

出典:2025年度 第2四半期 決算発表 P.3

全店売上高 4,297億円 +6.4%
営業利益 262億円 +10.4%
中間純利益 167億円 +12.8%

2025年度上期は、積極的なマーケティング投資と「メニュー・バリュー」戦略の奏功により、全店売上高が4,000億円の大台を突破しました。原材料費や店舗運営コストの上昇という逆風に対し、全店売上高の増加による利益押し上げ効果(+35億円)と店舗オペレーションの効率化(+22億円)で吸収し、増益を実現しています。

通期営業利益予想(修正後510億円)に対する上期の進捗率は51.4%となりました。計画を上回る進捗を受けて利益予想を上方修正しており、業績の推移は極めて順調です。既存店売上高も前年比+4.9%と高い伸びを維持しており、盤石な顧客基盤を構築しています。

2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド

単一事業ながら「メニュー」「デジタル」「ピープル」の各領域で構造変革を推進。専門職としてのキャリア機会が多角化しています。
2025年度上期 営業利益変動要因

出典:2025年度 第2四半期 決算発表 P.10

日本マクドナルド株式会社(コア事業)

事業内容:直営およびフランチャイズによるハンバーガーレストラン事業。全国2,989店舗を展開(2Q末時点)。

業績推移:売上高2,033億円(+1.2%)、営業利益262億円(+10.4%)。フランチャイズ収入も拡大。

注目ポイント:店舗や人材、IT等への投資を上期で17億円増額し、店舗オペレーションの徹底的な効率化を図っています。「デジタルとピープルの融合」を掲げ、モバイル決済やキャッシュレス化を推進。マーケティングでは「サムライマック」等の定番強化と期間限定メニューのヒットにより、高い客単価と客数を両立させる高度なCRM戦略を担う人材が求められています。

注目職種:デジタルマーケティング、DX推進、店舗開発(建築・不動産)、サプライチェーンマネジメント

3 今後の見通しと採用の注目点

店舗運営コストの上昇を上回る成長を見込み、増収・営業増益を継続。積極投資により「日本で最も愛されるレストランブランド」を目指します。
2025年度通期業績予想の修正

出典:2025年度 第2四半期 決算発表 P.11

下期も店舗運営コストの上昇が懸念されるものの、マクドナルドは強気な姿勢を崩していません。修正後の通期利益予想では、営業利益率を前回予想から+0.4ポイントの12.4%に改善させる計画です。既存店売上高も通期で前年比+4.5%の伸びを見込んでおり、継続的な売上拡大と収益性向上の両立に自信をのぞかせています。

特に「ピープル」への投資は最優先事項であり、全国約21万人のクルーが活躍できる職場環境整備を推進中。採用面では、単なる店舗運営にとどまらず、「ネット・ゼロ・エミッション」に向けた再生可能エネルギー調達や、持続可能な容器包装への移行(2025年末までの完了をコミット)など、サステナビリティ領域のプロジェクトを牽引できるプロフェッショナルの重要性が高まっています。

4 求職者へのアドバイス

HINT

志望動機のヒント

「日本で最も愛されるレストランブランド」の実現に向け、デジタル投資とホスピタリティの融合という外食産業の最先端プロジェクトに携われる点が強力な訴求ポイントになります。39四半期連続で成長を続ける圧倒的な「勝てる仕組み」の中で、自身の専門性(データ分析、サステナビリティ、店舗企画等)を全国規模のインパクトに変えたいという意欲は、経営陣の戦略的ベクトルと強く合致します。

Q&A

面接での逆質問例

「2027年までに1,000店舗のリモデルを計画されていますが、この大規模な刷新プロジェクトにおいて、最新デジタル設備と人のホスピタリティを最適化させるための最大の課題は何だとお考えでしょうか?」

「2025年末までのパッケージ類100%持続可能素材への移行など、高いサステナビリティ目標を掲げていますが、コスト増と環境対応を両立させるサプライチェーン構築において、中途採用者に期待するスキルや経験は何でしょうか?」

5 転職者が知っておきたい現場のリアル

決算資料や公式発表だけでは見えにくい、現場で働く社員・元社員の実体験(口コミ)を、転職判断の参考となるよう編集部で選定しています。
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店頭でたくさんのお客様に利用頂けた

社員の皆さんは基本的に面白みのある方々が多かったですし、店頭にてたくさんのお客様にご利用頂けたことが何より嬉しかったです。

(20代前半・ルートセールス・男性) [キャリコネの口コミを読む]
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かなりハードスケジュールだった

評価が見合わない点が多く、ストレスになりました。 出張も多く時間という制約があり、かなりハードスケジュールでした。

(40代後半・企画営業・男性) [キャリコネの口コミを読む]

※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。

使用した主な公開資料

  • 日本マクドナルドホールディングス株式会社 2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
  • 日本マクドナルドホールディングス株式会社 2025年度(2025年12月期) 第2四半期 決算発表資料

この記事の執筆者

2019年より企業口コミサイト「キャリコネ」担当として、数多くの企業の口コミ情報、決算資料、中期経営計画を横断的に分析。現在はリサコ編集部長として、一次情報と現場の声を突き合わせた企業研究コンテンツの企画・編集・品質管理を統括し、転職希望者の意思決定に資する情報提供を行っている。


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