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編集部が注目した重点ポイント
① 3セグメントへの再編で事業成長を加速させる
当第1四半期より、市場変化と技術革新に迅速に対応するため、従来の2事業体制から「インテグレーション」「コネクティッド」「ソリューション」の3セグメント体制へ再編しました。この構造的変化により、各領域の専門性が明確化され、官公庁向け大型案件や自動車産業向け開発が力強く牽引しています。専門特化が進むことで、エンジニアとしてのキャリアパスがより鮮明になるポジティブな変化と言えます。
② 受注残高が53.7%増と過去最高を大幅に更新する
ICT投資の堅調な需要を背景に、受注高は前年同期比+35.2%、受注残高は+53.7%増の276億円と過去最高を更新しました。特にインテグレーションセグメントでの官公庁向け大型案件の獲得が大きく寄与しています。豊富なプロジェクトストックは、中長期的な業績の安定性を示すだけでなく、新規参画する転職者にとっても多様な挑戦機会が確保されていることを意味します。
③ セキュリティ領域での資本業務提携を断行する
注力事業であるセキュリティサービスを強化するため、株式会社ディー・ディー・エスとの資本業務提携を実施しました。多要素認証やクラウド認証サービスなどのゼロトラスト領域における技術力を取り込むことで、より高付加価値なサービスの提供を目指しています。先端技術を持つ企業との連携は、最新のセキュリティ技術に触れたいプロフェッショナル人材にとって魅力的な環境です。
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連結業績ハイライト
出典:2026年1月期 第3四半期決算補足資料 P.4
売上高
472.7億円
+14.7%
営業利益
52.2億円
+9.0%
経常利益
53.0億円
+10.0%
第3四半期累計の売上高は、ICT投資の底堅い需要に支えられ、前年同期比で大幅な増収を達成しました。利益面では、給与・採用活動などの成長投資に4.4億円を執行したものの、増収効果が販管費の増加を上回り、営業利益も過去最高を更新しています。特に官公庁向けのネットワーク機器販売を含む大型案件が全体を牽引した形です。
通期業績予想に対する進捗率は、売上高で76.2%、営業利益で75.7%に達しており、期初の計画に対して順調に推移しています。下半期に向けた成長投資も計画通り進める予定であり、安定した収益基盤の上で積極的な採用や環境改善が行われています。
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事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年1月期 第3四半期決算補足資料 P.7
インテグレーションセグメント
【事業内容】 企画・コンサルからインフラ設計・構築、運用まで、ICT全般をワンストップで提供する中核事業です。
【業績推移】 売上高305.6億円(前年同期比+16.5%)、セグメント利益63.0億円(同+14.5%)。
【注目ポイント】 官公庁向けの大型インフラ構築案件が強力に牽引しています。また、自動車産業向けの基幹システム開発も伸長しており、レガシーからオープン環境への移行(マイグレーション)需要が非常に高く、大規模システムのライフサイクル全般を支えるエンジニアの重要性が増しています。
コネクティッドセグメント
【事業内容】 モビリティやスマートファクトリー分野でのIoTシステム開発や、データ分析・活用支援を行います。
【業績推移】 売上高88.1億円(前年同期比+3.4%)、セグメント利益17.0億円(同+15.1%)。
【注目ポイント】 ビッグデータ分析基盤を構築するデータマネタイゼーション事業が好調です。また、バッテリーEV(電気自動車)関連の車載制御開発や、工場IoT向けの制御シミュレーションが伸びており、利益率の高い高付加価値サービスへとシフトしています。データサイエンスや組込技術の知見が求められています。
ソリューションセグメント
【事業内容】 セキュリティ監視(CEC SOC)やデータセンター、医療・物流領域の自社製品を提供します。
【業績推移】 売上高79.0億円(前年同期比+22.0%)、セグメント利益13.2億円(同+8.8%)。
【注目ポイント】 文教向けにセキュリティ監視サービスが大幅に伸長しました。自社製品とサービスを組み合わせたストック型のビジネスモデルが強みです。一部低収益案件の影響で利益率は一時的に低下していますが、医療系ソリューションの拡大も含め、社会課題を直接解決する実感が得やすい領域です。
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今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年1月期 第3四半期決算補足資料 P.16
通期業績予想は期初公表値を据え置いていますが、売上高620億円(前期比+10.3%増)、営業利益69億円(同+3.0%増)と増収増益を見込んでいます。特筆すべきは、従業員数が連結で2,429名と拡大基調にある点です。給与水準の引き上げや採用活動の強化に資金を投じており、「人材こそが最大の成長エンジン」という経営方針が鮮明です。
戦略面では、ソニーセミコンダクタソリューションズとの物流DX領域での協業開始など、エッジAIやIoTを融合させた新たな価値創造を推進しています。また、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)推進方針の策定など、多様な人材が活躍できる職場文化の醸成にも注力しており、ライフとキャリアの両立を重視する転職者にとっても追い風の状況が続いています。
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求職者へのアドバイス
「ICTの力で新たな価値を創造する」というパーパスへの共感が鍵となります。特に、今回新設された「コネクティッド」や「ソリューション」といった高付加価値領域へのシフトが進んでいるため、自らの技術で顧客のビジネス変革にどう貢献したいかを具体化してください。自動車産業のDXや、セキュリティ監視(SOC)といった社会的重要度の高いプロジェクトに携わりたいという動機は高く評価されるでしょう。
- 「セグメント再編によって各事業の専門性が高まったと拝見しましたが、部門を跨いだ技術交流やシナジー創出のための取り組みはありますか?」
- 「ディー・ディー・エス社との資本業務提携により、具体的にどのような新しいサービスラインアップの開発が予定されていますか?」
- 「成長投資として教育や採用に注力されていますが、入社後の高度専門人材へのキャリアアップを支援する具体的な制度について教えてください。」
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転職者が知っておきたい現場のリアル
成長をサポートする環境が整っている
資格取得の機会が豊富で、個人の努力次第で多くのスキルを身につけることができます。社内研修も充実しており、成長をサポートする環境が整っています。資格取得に対する報奨金や受験料の補助もあり、外部研修の費用も申請すれば支援してもらえるので、キャリアアップを目指す方には最適です。
(40代前半・人事・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年1月期 第3四半期決算補足資料(株式会社シーイーシー)
- 2026年1月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(株式会社シーイーシー)



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