0 編集部が注目した重点ポイント
① アミューズメント機器事業が牽引し営業利益は上方修正予想を超過する
遊技機販売が極めて好調に推移し、当第3四半期累計期間の営業利益は通期業績予想の180億円を早くも突破しました。主力タイトル「新世紀エヴァンゲリオン」等のヒットに加え、増産ニーズへの迅速な対応が奏功しています。この圧倒的な収益力は、グループのIP戦略を支える強固な基盤となっており、関連職種でのキャリア機会を大きく押し広げています。
② ウルトラマン60周年を控えMD・映像事業のグローバル展開を加速させる
中国市場のライセンス収入は端境期により一時減少したものの、10月に1周年を迎えた「ウルトラマン カードゲーム」の累計出荷数が1.2億枚を突破するなど、直接販売モデルが成長しています。2025年7月からの「60周年プロジェクト」に向け、映像、イベント、店舗展開を連動させる大規模な施策が進行中であり、海外事業の専門人材への需要が高まっています。
③ ダイコク電機との提携によりAIを活用した新サービス創出に着手する
2024年11月に合意したダイコク電機との業務提携に基づき、AIを活用したホール経営支援やパーソナライズ広告などの次世代デジタルサービス提供に向けた準備が着実に進展しています。単なる機器販売に留まらず、データとテクノロジーを駆使したプラットフォームビジネスへの転換を目指しており、DX推進やデータサイエンス分野の活躍フィールドが拡大しています。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 第3四半期 決算説明資料 P.3
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,546億円(前年同期比58.2%増)、営業利益185億円(同97.3%増)と、過去最高の成長ペースを記録しました。主力の「アミューズメント機器事業」において、有力IP(知的財産)を搭載した遊技機の販売台数が25.5万台(前年同期比93.8%増)と倍増に近い伸長を見せたことが最大の要因です。
通期予想に対する進捗率は、売上高で91.0%、営業利益で103.0%に達しており、業績は極めて順調に推移しています。特に利益面では既に年度計画を達成しており、第4四半期に向けてさらなる上積みが期待できる状況です。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 第3四2半期 決算説明資料 P.13
アミューズメント機器事業
【事業内容】
フィールズ(株)を中心に、パチンコ・パチスロ機の企画開発から販売までを一貫して手がけます。メーカー機能を持ち、市場ニーズを捉えた製品を全国のホールへ提供しています。
【業績推移】
売上高1,429.7億円(前年同期比+70.0%)、営業利益201.5億円(同+135.1%)と爆発的な成長を遂げ、営業利益率は14.1%に向上しました。
【注目ポイント】
「e 新世紀エヴァンゲリオン~はじまりの記憶~」などの強力なIPタイトルの導入により、市場シェア約20.3%(当社調べ)という圧倒的な地位を確立しました。また、海外観光客向けに英語字幕を搭載するなどのインバウンド対応や、導入店への景品コーナー設置提案など、営業企画の幅が広がっています。業界のDX化を推進する中、営業力と企画力を併せ持つ人材の存在感が高まっています。
コンテンツ&デジタル事業
【事業内容】
(株)円谷プロダクションを主軸に、「ウルトラマン」を中心としたIPのライセンス許諾、映像制作、イベント運営、MD(商品販売)事業を国内外で展開しています。
【業績推移】
売上高107.6億円(前年同期比16.4%減)、営業利益9.2億円(同67.0%減)と、中国市場でのライセンス収入減が響き減収減益となりました。
【注目ポイント】
ライセンス収入は商品入れ替えの端境期にありますが、自社MDの「ウルトラマン カードゲーム」は前年比12.4%増の11.2億円と好調です。2025年5月に開催される世界大会に向けた公式予選の展開など、IPの価値を直接マネタイズする体制を強化しています。グローバル市場でのブランド管理や、大規模イベントの企画運営など、エンタメ業界の最前線でIPを育て上げるプロフェッショナルが求められています。
その他事業
【事業内容】
フィットネス事業等の新規・周辺領域をカバーしており、グループの多様な収益基盤の構築に寄与しています。
【業績推移】
売上高13.5億円(前年同期比+7.2%)、営業利益0.3億円(同+152.4%)と、規模は小さいながらも着実に黒字化を継続しています。
【注目ポイント】
主力の二大事業を補完する形で、グループの経営資源を活用した新たな顧客体験の創出を模索しています。「最高に余暇を」という企業理念に基づき、既存の枠にとらわれない事業開発への挑戦が続いており、ベンチャーマインドを持つ人材にとって魅力的な環境と言えます。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 第3四半期 決算説明資料 P.8
2026年3月期の通期見通しについて、第3四半期時点で既に利益目標を超過していますが、保守的に期初予想を据え置いています。今後の最大の注目点は、2025年7月から約2年半にわたり展開される「ウルトラマンシリーズ60周年プロジェクト」です。大型企画や企業コラボ、新アニメ『怪獣デコード』の製作発表など、カテゴリを横断した施策が目白押しとなっています。
また、ダイコク電機との提携によるAI活用サービスは、データ分析に基づいたホール運営支援やユーザー属性に応じたパーソナライズ広告など、「コンサルティング型ビジネス」への進化を加速させます。アミューズメント機器事業の強力な営業接点を活かしつつ、高付加価値なデジタルサービスを提供できる体制の整備が進んでおり、テクノロジー人材や戦略コンサル経験者にとっても絶好の採用機運が高まっています。
4 求職者へのアドバイス
同社は現在、単なる遊技機商社から「グローバルIPホルダーおよび高付加価値サービスプロバイダー」へと変貌を遂げています。アミューズメント機器事業で得た圧倒的な収益をウルトラマンIPのグローバル投資に回すという独自のビジネスサイクルに注目しましょう。「世界を熱狂させる日本発IPの育成」や「AIを駆使した業界のDX化」など、自身の専門性と同社の成長戦略がどう合致するかを言語化すると、説得力のある志望動機になります。
- 「ウルトラマン60周年プロジェクトにおいて、私の経験(〇〇)を活かしてグローバルでのMD展開をどう最大化できると考えていらっしゃいますか?」
- 「ダイコク電機との提携による新サービス開発において、現場の営業担当者にはどのようなスキルチェンジやマインドセットが求められていますか?」
- 「中国市場の不確実性に対し、リスクモニタリングを強化中とのことですが、地域分散によるポートフォリオ安定化において具体的に注力されている市場はどこでしょうか?」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
キラーコンテンツを含めてかなりのものを扱う
エンターテイメント分野では、キラーコンテンツを含めて、かなりのものを扱いますので、好きな人は面白いかもしれません。
(40代前半・総務・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料:
- 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2026年3月期 第3四半期 決算説明資料



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