「三晃金属工業株式会社」の転職ガイドへようこそ。この企業紹介記事では、三晃金属工業の事業内容や従業員に関する情報を、有価証券報告書に基づいて詳しく解説します。

「三晃金属工業株式会社」の転職ガイドへようこそ。この企業紹介記事では、三晃金属工業の事業内容や従業員に関する情報を、有価証券報告書に基づいて詳しく解説します。

三晃金属工業は、屋根事業と建材事業を主軸に、屋根関連工事や建材販売、太陽光発電による電力卸売り事業などを展開しています。直近の業績は増収減益となりました。


目次

※本記事は、三晃金属工業株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月22日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


三晃金属工業は、屋根事業と建材事業を主軸に展開しています。長尺屋根工事、ソーラー工事、塗装工事などの屋根関連工事や長尺成型品の販売、住宅成型品の販売を手がけています。また、太陽光発電による電力卸売り事業も行っています。

単体従業員数は520名です。セグメントは屋根事業、建材事業、その他の3つです。

同社グループの主な国内関係会社は、日本製鉄(株)です。

2. 従業員の状況


三晃金属工業の従業員の状況は以下のとおりです。

項目 2026年3月31日現在
従業員数(名) 520
平均年齢(歳) 43.7
平均勤続年数(年) 18.0
平均年間給与(円) 8,560,679


同社の単体従業員数は520名です。平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は18.0年となっています。平均年間給与は8,560,679円です。

■セグメント別従業員数


セグメント別の従業員数は以下のとおりです。

セグメントの名称 従業員数(名)
屋根事業 439
建材事業 32
全社(共通) 49
合計 520


屋根事業が439名と最も多くの従業員を擁しており、建材事業が32名、全社(共通)部門が49名となっています。

■男女の賃金の差異


同社における労働者の男女の賃金の差異は以下のとおりです。

項目 当事業年度
全労働者 50.6%
正規雇用労働者 53.2%
有期雇用労働者 71.1%


男女の人事・給与制度上の差異はありませんが、コース区分や資格別男女構成比等の差により、全体としては差異が生じています。

3. 業績の推移


同社の近年の業績推移は以下のとおりです。

| 決算年月 | 売上高(百万円

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


三晃金属工業は、屋根・外壁の製造・施工を手掛ける企業として、専門性の高い事業を展開しています。従業員の平均勤続年数や平均年齢から、長期的なキャリア形成が可能な環境であることがうかがえます。

安定した基盤のもと、専門スキルを磨きながら長く働きたいと考える方にとって、同社の働き方は魅力的に映るでしょう。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、平均勤続年数が長く、平均年齢も比較的高めであることから、従業員が長期にわたってキャリアを築いている傾向が見られます。これは、安定した環境で専門性を深め、経験を積み重ねていきたいと考える方にとって、魅力的な職場環境であると言えるでしょう。

項目 数値
平均年間給与 8,560,679円
平均勤続年数 18.0年
平均年齢 43.7歳
単体従業員数 520人


同社は、従業員の退職給付制度として、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の両方を採用しています。これらの制度は、国内の従業員を対象としています。

退職一時金制度も設けられており、退職金算定基礎額と勤務期間に基づいた一時金または年金が支給されます。

退職給付債務は31.5億円、年金資産は27.5億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社は「人」を最大の財産と位置づけ、人材開発を最も重要な仕事として取り組んでいます。多様な価値観を尊重し、個性を活かすことで豊かな価値を創造することを目指しており、国籍、人種、性別、年齢などに基づく不当な差別の排除に努めています。

人材育成においては、OJT(On the Job Training)研修を基本とし、実際の仕事を通じて能力を身につけることを重視しています。これを補完するため、階層別研修、基礎仕事力研修、スキルアップ研修といったOFF-JT研修メニューも整備されています。

また、若手社員の成長を支援する人材開発PDCAサイクルを導入し、上司や指導員との対話を通じて指導計画や伸長状況の確認を行っています。資格取得などの自己研鑽支援も行い、多様な人材が能力を発揮し活躍できる環境づくりを進めています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。管理職に占める女性労働者の割合は開示されていません。男女の賃金差異については、人事・給与制度上の差異はないものの、コース区分や資格別男女構成比等の差により全体として差異が生じています。

指標 数値
男性労働者の育児休業取得率 46.2%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 50.6%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 53.2%
労働者の男女の賃金の差異(有期雇用労働者) 71.1%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


三晃金属工業は、屋根事業と建材事業を主軸に展開する企業です。同社グループは、これらの事業を通じて建築業界に貢献しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、主に屋根事業と建材事業の二つの事業セグメントで収益を上げています。国内の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の大部分を占めており、国内市場に注力していることがうかがえます。

主力である屋根事業は、長尺屋根工事やR-T工事、ハイタフ工事、ソーラー工事、塗装工事、そして長尺成型品の販売など多岐にわたるサービスを提供しています。収益は、これらの工事の施工や成型品の販売から得ています。材料は主に日本製鉄の製品を日鉄鋼板で表面処理加工し、日鉄物産を通じて仕入れています。加工作業の多くは非連結子会社に外注しています。

建材事業では、住宅成型品の販売を行っています。収益は、住宅成型品の販売から得ています。屋根事業と同様に、材料は日本製鉄の製品を日鉄鋼板で表面処理加工し、日鉄物産を通じて仕入れています。加工作業の多くは非連結子会社に外注しています。

その他事業として、太陽光発電による電力の卸売りも行っています。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
屋根事業 419億円 437億円
建材事業 33.6億円 32.5億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社の売上高は、直近の事業年度において増加傾向にあります。一方で、経常利益と当期純利益は減少する結果となりました。これは、売上総利益の減少や本社移転関連費用などの一般管理費の増加が影響しています。

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社は本業で資金を生み出していますが、将来に向けた投資を積極的に行っている状況です。財務基盤の健全性を維持しつつ、事業の成長を目指していることがうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の財務基盤は堅固な状態にあります。自己資本比率はプライム市場の製造業平均と比較して高い水準を維持しており、安定した経営基盤を示しています。ROE(自己資本利益率)もプライム市場平均を上回る水準です。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
自己資本比率 65.4% 68.1%
ROE(自己資本利益率) - 9.7%

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローは、営業活動による資金が増加し、投資活動による資金が減少しています。営業活動による資金の増加は、税引前当期純利益や減価償却費、売上債権及び契約資産の減少などが主な要因です。投資活動による資金の減少は、定期性預金の預入や有形固定資産の取得による支出が主な要因となっています。

財務活動による資金は減少しており、配当金の支払いが主な要因です。本業で得た資金を成長投資に充てている状況であり、将来の事業拡大に向けた取り組みを進めていることがうかがえます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF - -
投資CF - -
財務CF - -
フリーCF(営業CF+投資CF) - -

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社は屋根事業において、競合他社との競争状態にあります。建設市場の縮小が継続し、受注競争の激化から受注価格が下落した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。

また、主要資材価格が高騰し、受注価格に反映することが困難な場合も、業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社は工事の施工管理を行っており、優秀な協力会社の確保・育成・新規採用が不可欠であるとしています。将来、主要な協力会社に不測の事態が発生した場合、受注機会の喪失や納期遅延等の問題が発生し、業績に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


三晃金属工業は、快適で環境に優しい屋根空間の創造を通じて社会に貢献することを目指しています。現場力を磨き、専門性を活かした高品質な建築作品とサービスを提供することを重視する企業です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


三晃金属工業は、「快適で環境に優しい屋根空間を創造し、社会に貢献する」ことを企業理念として掲げています。また、「現場力を磨き、専門性を活かした高品質の建築作品とサービスを提供する」ことを目指しています。誠実と勤勉を旨とし、自ら熟慮を重ねて信頼に応える行動を重視しています。人を育て、人を活かし、活力に溢れる企業であり続けることをビジョンとしています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は、多様な価値観を尊重し、円滑なコミュニケーションと協働により個性を活かすことで豊かな価値を創造・提供することを目指しています。あらゆる人権の尊重を企業活動の基本とし、国籍、人種、宗教、思想信条、性別、年齢、性的指向、障がいの有無等に基づく不当な差別の排除に努めています。ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを進め、社員が生産性高く持てる力を最大限に発揮し、誇りとやりがいを持って活躍できる職場づくりを重視しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、中長期的な取り組みとして、安全・法令遵守への取り組みを継続的に行っています。「施工品質」と「製造品質」向上に向け、2026年4月に品質管理部を新設し、品質管理を強化する方針です。また、施工治具の改善等による現場生産性の向上を進めることで、「業界最高レベルの商品力・営業力・工事力」による好循環を創出し、圧倒的な総合力で業界をリードすることを目指しています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


三晃金属工業は監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会が業務執行の監督および監査を行っています。社外役員が経営の監視機能に参画し、客観的な視点を取り入れたガバナンス体制を構築しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社の株主構成を見ると、筆頭株主は事業会社である日本製鉄であり、同社グループが上位株主として名を連ねています。これにより、特定の株主グループが同社の経営に影響力を持つ資本構成となっています。

株主名 持株比率
日本製鉄 32.31%
日鉄物産 6.66%
日本カストディ銀行(信託口) 2.43%
光通信KK投資事業有限責任組合 1.91%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 1.12%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は10名(男性10名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は青木栄一氏が務めています。社外取締役比率は28.6%です。

氏名 役職 主な経歴
青木 栄一 代表取締役社長 1987年4月新日本製鐵株式會社入社。2019年4月日本製鉄株式会社に社名変更。2023年4月同社顧問。2024年4月同社代表取締役社長より現職。
長野 光博 取締役 常務執行役員 技術本部長 1985年4月同社入社。2021年6月同社取締役上席執行役員技術本部副本部長委嘱。2024年4月同社取締役常務執行役員技術本部長委嘱より現職。
今野 徹哉 取締役常務執行役員総務部長 1988年4月新日本製鐵株式會社入社。2019年4月日本製鉄株式会社に社名変更。2020年6月同社執行役員総務部長。2021年6月同社取締役上席執行役員総務部長。2025年4月同社取締役常務執行役員総務部長より現職。
福田 貴之 取締役常務執行役員営業本部長 1988年4月新日本製鐵株式會社入社。2019年4月日本製鉄株式会社に社名変更。2023年6月同社取締役上席執行役員営業本部副本部長。2026年4月同社取締役常務執行役員営業本部長より現職。
江口 真木 取締役社長付 1985年4月新日本製鐵株式會社入社。2017年6月同社取締役技術本部副本部長委嘱。2022年6月同社取締役常務執行役員技術本部副本部長。2026年6月同社取締役社長付より現職。


社外取締役は、三代元之氏(元大同メタル工業代表取締役社長)、花里利一氏(神奈川大学工学研究所客員研究員)です。

同社は監査役会設置会社です。社外取締役は独立した立場から経営の監視機能を担い、取締役会において公正かつ客観的な意見を述べています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、企業業績と企業価値の持続的な向上を促すため、株主利益と連動した報酬体系を採用しています。個々の役員の職責に応じた適正な水準を基本方針とし、業績連動報酬の指標には前事業年度の経常利益及び当期純利益を用いています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 6名 1.7億円 28.0百万円
監査役(社外除く) 1名 17百万円 17.0百万円
社外役員 5名 38百万円 7.6百万円


個人別報酬が開示されている役員は存在しません。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。