【平均年収519万円】RISE 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収519万円】RISE 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

RISEは、グループ各社とともに不動産賃貸事業と不動産管理事業を展開し、顧客に価値を提供しています。直近の業績は売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が増加し、増収増益となりました。


目次

※本記事は、株式会社RISE の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月25日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


RISEグループは不動産事業を展開しており、不動産賃貸事業と不動産管理事業を主な収益の柱としています。同社グループは、これらの事業を通じて顧客に価値を提供しています。

単体従業員数は3名、連結従業員数は11名です。同社グループの事業セグメントは不動産賃貸事業と不動産管理事業の2つです。

主な国内グループ会社は、ヨウテイホールディングス、FREアセットマネジメント(不動産の管理)などです。

同社グループは、令和8年6月19日付で親会社がヨウテイホールディングス合同会社からJTMホールディングス株式会社に変更されました。また、連結子会社であったFREアセットマネジメントは同年6月15日付で連結範囲から除外されています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


RISEは、不動産賃貸事業や不動産管理事業を主軸とする企業です。従業員数は少数精鋭で、平均勤続年数や平均年齢から、長く在籍しているベテラン社員が多い傾向が見られます。このような環境は、安定した基盤の上で専門性を深めたいと考える方にとって魅力的な要素となるでしょう。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、平均勤続年数が長く、平均年齢も高めであることから、従業員が長期にわたってキャリアを築いていることがうかがえます。これは、安定した職場環境が提供されている可能性を示唆しています。

項目 数値
平均年間給与 5,192,000円
平均勤続年数 16.9年
平均年齢 63.0歳
単体従業員数 3人
連結従業員数 11人
単体のグループ内比率 27.3%


RISEは確定給付型の退職一時金制度を設けています。これは、給与や勤続年数に応じて給付額が決まる制度です。

ただし支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループの人材戦略は、性別・年齢・国籍・人種・宗教等にかかわらず、従業員一人ひとりの個性を多様性として活かし、働きやすい職場環境整備に努めることを基本方針としています。社員の成長と活躍の機会を提供することを目指しています。

提出会社の従業員の給与は年俸制を採用しており、年間の報酬額は従業員の成果や業績に応じてあらかじめ契約で定められます。また、特別に賞与が支給される場合もあります。子会社の従業員は月給制で、給与体系は基本給と手当から構成され、金額は能力や成果に応じて年1回見直しが実施されています。

同社グループはサステナビリティ経営を実現するため、「サステナビリティ委員会」と「サステナビリティ推進会議」を設置し、環境保全や人材多様性の確保に取り組んでいます。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データは開示されていません。

多様性・登用


同社グループの女性従業員比率を示します。

指標 数値
女性従業員比率 28.6%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


RISEグループは、不動産事業を主軸に展開しており、不動産賃貸事業と不動産管理事業の二つの柱で収益を上げています。これらの事業を通じて、安定的な収益基盤の構築を目指しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、不動産賃貸事業と不動産管理事業を収益の柱として事業を推進しています。日本経済の先行き不透明な状況が続く中でも、両事業を着実に成長させています。

不動産賃貸事業

この事業では、同社グループが保有する不動産の賃貸を行っています。収益は、リース取引に関する会計基準に基づく賃貸収入等から得ています。前期と比較して売上高は増加しており、セグメント損失も改善傾向にあります。

不動産管理事業

この事業では、不動産の設備保守管理、清掃、警備、テナント管理といった多岐にわたる業務を提供しています。新規の不動産管理受託契約の締結や物件の入替があったことにより、売上高は前期から大きく増加し、セグメント利益も増加しています。収益は、一定の期間にわたりサービスを提供することで得ています。

同社グループの売上高は、特定の顧客である㈱テンガイへの集中が見られます。また、海外における外部顧客への売上高や有形固定資産は存在せず、事業は日本国内に特化しています。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
不動産管理事業 2.1億円 2.6億円
不動産賃貸事業 1.7億円 1.7億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの業績は、過去5期にわたり売上高が増加傾向にあります。経常利益も直近の期で大きく増加しており、親会社株主に帰属する当期純利益も大幅な増加となりました。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 3.6億円 3.4億円 3.5億円 3.8億円 4.3億円
経常利益 △8百万円 10百万円 13百万円 34百万円 48百万円
経常利益率 △2.2% 2.9% 3.7% 8.9% 11.1%
親会社株主に帰属する当期純利益 △53百万円 24百万円 △11百万円 9百万円 50百万円
1株当たり当期純利益(円) △2.06 △1.25 △1.66 △1.64 △1.37

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高は、前期と比較して当期に増加しています。また、従業員1人あたり営業利益も前期から当期にかけて増加する傾向を示しています。これらの指標の改善は、同社グループの生産性が向上していることを示唆しています。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
従業員1人あたり売上高(連結) 29.5百万円 39.4百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 2.6百万円 4.3百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループの財務状況は、自己資本と手元資金の厚み、そしてキャッシュフローの状況から、その安定性と資金の流れが確認できます。これらの情報から、同社グループの現在の財務基盤と将来に向けた資金の使い方が見えてきます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率が非常に高い水準にあり、安定した状態を示しています。これは、事業活動に必要な資金を自己資本で賄う割合が高いことを意味します。一方で、ROE(自己資本利益率)はプライム市場平均と比較して低い水準となっています。手元資金である現金及び預金は、前期から増加しています。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 16.5億円 17.0億円
自己資本比率 90.3% 91.6%
ROE(自己資本利益率) 0.5% 3.0%
現金及び預金 4.6億円 4.7億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループの営業活動によるキャッシュフローは、当期も収入となっていますが、前期と比較すると減少しています。これは、税金等調整前当期純利益や減価償却費の増加要因があったものの、法人税等の支払額が影響したことによるものです。投資活動によるキャッシュフローは、前期の収入から当期は支出に転じています。これは、有形固定資産の売却による収入があった一方で、敷金及び保証金の差入による支出があったためです。

財務活動によるキャッシュフローは、当期も支出となっていますが、前期と比較して支出幅が大きく縮小しています。これは、借入金の返済によるものです。これらの結果、フリーキャッシュフローは当期もプラスを維持しており、本業で得た資金が投資を上回る状態が続いています。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 58百万円 54百万円
投資CF 8百万円 △18百万円
財務CF △491百万円 △32百万円
フリーCF(営業CF+投資CF) 66百万円 36百万円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループの不動産事業は、景気や不動産市況の動向に影響を受けやすい傾向があります。景気動向が不安定な状況では、不動産賃貸事業において賃料減額の要請や稼働率への影響が生じる可能性があります。また、賃貸借契約の期間満了時に契約が更改される保証がなく、契約期間中に終了する可能性も想定されており、賃貸事業売上高の減少につながるリスクがあります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、持続的な成長を実現するために多様な人材の育成に努めています。不動産管理事業を推進する上で、管理物件の設備維持管理や稼働率向上のための営業活動に関するノウハウを保有した人材が必要とされています。今後、管理物件の入れ替えや増加が予想される中で、必要な人材が確保できない場合には事業推進に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


株式会社RISEは、不動産事業を主軸に、持続可能な経営と多様な人材の活躍を重視する企業です。不動産賃貸と管理を通じて、社会に貢献しながら、組織としての成長を目指しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは、先行き不透明な経営環境の中、恒常的な黒字体質への転換を図ることを目指しています。主な事業として不動産賃貸事業と不動産管理事業を進めています。

法人企業向けの賃貸物件や、リノベーション工事、建物の更新・修繕等を通じて、空室期間の短縮と稼働率向上に努めています。また、賃貸先の経営環境等の情報を収集し、迅速な対応を進める方針を示しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、サステナビリティ経営の実現を重視しており、そのために「サステナビリティ委員会」と「サステナビリティ推進会議」を設置しています。

人材育成方針および社内環境整備に関する方針では、性別・年齢・国籍・人種・宗教等にかかわらず、従業員一人ひとりの個性を多様性として活かすことを掲げています。働きやすい職場環境の整備に努め、社員の成長と活躍の機会を提供することを目指す企業風土です。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、今後の我が国の経済環境の変化に伴う賃貸事業の環境悪化リスクに対し、賃貸先の経営環境等の情報を収集しながら迅速な対応を進めることを課題としています。

また、不動産管理受託事業においては、管理受託物件数の増加に対応できるよう組織体制の構築を進めることを重点テーマとしています。東京証券取引所のスタンダード市場における上場維持基準の適合に向けた取り組みも進め、全ての基準を満たしています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


RISEは、株主を中心とした利害関係者への価値向上を使命とし、健全な経営体制の構築に努めています。取締役会と監査役会を設置し、社外役員を登用することで、経営の意思決定と業務執行の適正性を確保する体制を構築しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


RISEの筆頭株主はヨウテイホールディングス合同会社です。上位株主には個人株主や事業会社が名を連ねており、特定の株主が大きな割合を占める資本構成となっています。

株主名 持株比率
ヨウテイホールディングス合同会社 53.99%
小松 稔 4.09%
チンタイバンク 3.96%
山田 祥美 1.27%
楽天証券共有口 1.04%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は6名(男性6名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は芝辻直基氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。

氏名 役職 主な経歴
芝辻 直基 取締役社長(代表取締役) 株式会社第一勧業銀行入社後、ドイツ銀証券会社、クレディ・リヨネ証券会社等を経て、ジャパン・リート・アドバイザーズ株式会社代表取締役等に就任。サムティアセットマネジメント株式会社を経て、2017年6月より同社代表取締役社長に就任。
山口 達也 取締役 NISグループ株式会社入社後、ニッシン債権回収株式会社(現ブルーホライゾン債権回収株式会社)に入社し、執行役員経営管理部長、常務取締役を歴任。2016年6月より同社取締役に就任。


社外取締役は、森岡幸人氏(株式会社クオーレ代表取締役)です。

同社は監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会、会計監査人による体制を採用しています。社外監査役は弁護士と公認会計士であり、専門的な見地から独立した監査機能を果たしています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、基本報酬のみの月例固定金銭報酬で構成されています。報酬額は株主総会で決議された限度額の範囲内で、役位や職責、在任年数、同社グループの業績、従業員の給与水準などを総合的に考慮して決定されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 3名 27百万円 9.0百万円
監査役(社外除く) 1名 5百万円 5.0百万円
社外役員 3名 9百万円 3.0百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。