【平均年収994万円】ビーピー・カストロール 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

【平均年収994万円】ビーピー・カストロール 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

ビーピー・カストロールは、Castrolおよびbpブランドの自動車用潤滑油の販売を主軸とする企業です。製品開発から販売まで一貫して手掛け、乗用車、二輪車、商業車市場に高性能な潤滑油を供給しています。


目次

※本記事は、ビーピー・カストロール株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月25日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ビーピー・カストロールは、高性能かつ高品質なCastrolブランドおよびbpブランドの自動車用潤滑油の販売を主たる事業としています。同社は製品開発、原材料調達、マーケティング活動、セールス活動を行い、製造機能は国内の協力工場に委託しています。

単体従業員数は79名です。同社の事業は潤滑油の販売並びにこれらに付帯する事業の単一セグメントとなっています。

ビーピー・カストロールは、自動車潤滑油市場を乗用車市場、二輪車市場、商業車市場に分類し、乗用車市場ではコンシューマー向けとBtoBビジネス向けに細分化して製品を供給しています。主な原材料は国内調達していますが、一部はbpグループから輸入しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ビーピー・カストロールは、潤滑油の販売を主軸とする事業を展開しています。同社は、親会社であるbpグループの一員として、持続可能な社会の実現に貢献するためのサステナビリティ戦略を推進しています。自動車業界の変革期において、人材育成や働き方改革にも注力し、社員が活躍できる環境づくりを進めていることが特徴です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、従業員の平均勤続年数が比較的長く、安定したキャリアを築いている従業員が多い傾向が見られます。平均年齢も高めであることから、経験豊富な人材が多数在籍し、組織の中核を担っていることがうかがえます。

項目 数値
平均年間給与 9,939,000円
平均勤続年数 15.0年
平均年齢 48.9歳
単体従業員数 79人


同社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型の確定給付制度(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる制度)を採用しています。この制度は国内の従業員を対象としています。

退職一時金制度もありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

年金資産は16.1億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


ビーピー・カストロールは、収益基盤の強化や事業ポートフォリオの拡大、サステナビリティへの貢献を目指し、変革と飛躍に挑戦しています。自動車業界の大きな変革期において、「未来は自分達で創る」という強い決意のもと、組織の再活性化と人材育成・能力開発に注力しています。

同社は、全ての社員が活躍できるよう、多様性、公平性、包括性を重視した企業文化の醸成に取り組んでいます。具体的には、個人の考えを安心して発言できる心理的安全性の向上を図っています。

また、働き方改革として、会社業績に応じた業績報酬制度を導入しています。ハイブリッド型勤務(オフィス勤務60%、在宅勤務40%)やActivity Based Working(ABW)制を導入し、業務効率とワークライフバランスの実現を目指しています。さらに、フレックスタイム制度や時差出勤制度も整備し、従業員が仕事とプライベートのバランスを取りながら充実感を持って働ける環境を提供しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データは本記事では取得できていません。

多様性・登用


同社は、多様な人材の登用と活躍を推進しており、女性社員比率や女性管理職比率に関する指標を開示しています。

指標 数値
女性社員比率 29.6%
女性管理職比率 20.8%

健康・安全


従業員の健康と安全に関する取り組みとして、安全運転管理プログラムの実施状況や健康診断の受診率が示されています。

指標 数値
安全運転講習実施率 100.0%
ライドアロング実施率 100.0%
健康診断受診率 93.0%

人材育成・エンゲージメント


働きやすい環境整備の一環として、有給休暇の取得状況に関する指標が公開されています。

指標 数値
有給取得率 63.8%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ビーピー・カストロールは、高性能な自動車用潤滑油の販売を主軸とする企業です。Castrolブランドとbpブランドを展開し、製品開発から販売までを一貫して手掛けています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


ビーピー・カストロールは、高性能かつ高品質なCastrolブランドおよびbpブランドの自動車用潤滑油の販売を主たる事業としています。同社は製品開発、原材料調達、マーケティング活動、セールス活動を行い、製造機能は国内の協力工場に委託しています。

主要な取扱い製品は、ガソリンエンジン油、ディーゼルエンジン油、自動車ギア油、ATF(CVTフルードを含む)、ブレーキフルード、カーケア用品など多岐にわたります。エンドユーザーの嗜好やこだわりに合わせて、両ブランドの製品構成と販売ルートを決定しています。

同社は自動車潤滑油市場を乗用車市場、二輪車市場、商業車市場に分類し、特に市場規模が大きい乗用車市場においては、コンシューマー向け市場とBtoBビジネス向け市場に細分化して製品を供給しています。コンシューマー向けビジネスはカーショップ、ホームセンター、タイヤショップに対する営業が中心であり、BtoB向けビジネスは国内のカーディーラー、輸入車のカーディーラー、自動車整備工場を中心に営業活動を行っています。

主な原材料は国内で調達していますが、原材料の一部および製品の一部はbpグループ(韓国、マレーシア、ドイツ、アメリカなど)から輸入しています。同社の事業は、潤滑油の販売並びにこれらに付帯する事業の単一セグメントとなっています。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社の経営の安定性について、財務基盤と事業リスクの観点から現状を解説します。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の財務基盤を評価する上で、自己資本比率やROE、手元資金の状況は重要な指標となります。これらの数値は、企業の安定性や収益力を示し、入社後の雇用や給与の安定性にも影響を与える可能性があります。

指標 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
自己資本比率 - -
ROE(自己資本利益率) - -
現金及び預金等 - -

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローは、事業活動、投資活動、財務活動を通じた資金の流れを示し、企業の安定性や成長戦略を理解する上で重要な情報です。これらの資金の流れを把握することで、同社が本業でどれだけ資金を生み出し、将来の成長のためにどのような投資を行い、どのように資金を調達・返済しているかが見えてきます。これにより、入社後の雇用や給与の安定性、会社の成長性について判断する一助となります。

項目 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
営業CF - -
投資CF - -
財務CF - -
フリーCF(営業CF+投資CF) - -

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社が主力商品として販売する潤滑油は、自動車業界の環境変化に大きく影響を受けます。将来的にはEVやFCV等の次世代自動車の普及により、事業が影響を受ける可能性が指摘されています。

また、自動車用潤滑油市場には多数の競合商品が存在しており、競合他社による新製品や価格施策等によっては、同社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク


人材・組織に関するリスクの記載はありません。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ビーピー・カストロールは、消費者・カスタマーのニーズを最優先に考え、差別化された潤滑油製品と関連サービスを提供する企業です。持続可能な成長と社会的信頼の強化を通じて、企業価値の向上を目指しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は、消費者・カスタマーのニーズを第一に考慮し、差別化された潤滑油製品及び関連製品・サービスを提供する「ベストブランド・マーケター」を目指しています。長期的な信頼と価値を築き、継続的に業績を上げていくことをミッションとしています。

また、社員には安全かつ活気のある職場環境を提供し、利益成長を実現することを目指しています。サステイナブル(持続可能)かつマテリアル(大規模)なビジネスを通じて、業界をリードする利益を株主に提供することを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社はbpグループの一員として、「HSSE基準」と「bp行動規範」を順守し、高い倫理基準に基づいた業務実践を重視しています。Health(健康)、Safety(安全)、Security(セキュリティ)、Environment(環境)の各分野で、無事故・無災害、環境負荷の最小化を目指す取り組みを推進しています。

サステナブルな経営を基本とし、商品・サービスを通じて環境・社会課題の解決に貢献し、SDGsの達成にも寄与することを目指しています。また、全ての社員が活躍できるよう、多様性、公平性、包括性を重視した企業文化の醸成に取り組んでいます。組織内での心理的安全性を高め、個人の考えを安心して発言できる共通理念の浸透を図っています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は成熟市場においてコアビジネスを強化し、持続的な成長を実現するため、五つの経営・事業戦略を注力領域としています。その中には、人材開発・育成、脱炭素化、デジタル化への対応が含まれています。

人材開発・育成においては、新しい働き方(ハイブリッド型)の推進による働きがいと業務効率の向上に取り組んでいます。社員のキャリアプランに応じた人材育成・能力開発プログラムの拡充、そして「変化」と「チャレンジ」を奨励する文化の醸成を進めています。

また、脱炭素化とデジタル化への対応も重点テーマです。脱炭素化への取り組みや、OtCプロセス、バックオフィスのデジタル化を進めています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


ビーピー・カストロールは、持続的な成長と企業価値向上を目指し、意思決定の透明性・公正性を重視したコーポレート・ガバナンス体制を構築しています。取締役会は社外取締役が半数を占める構成となっています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


ビーピー・カストロールの株主構成は、筆頭株主であるカストロール・リミテッドをはじめとする事業会社や関連会社、業界団体が上位を占める特徴があります。これらの株主が同社の経営を支える主要な存在となっています。

株主名 持株比率
カストロール・リミテッド(常任代理人 ビーピー・ジャパン) 53.29%
ティー・ジェイ 11.59%
日本自動車整備商工組合連合会 4.99%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は6名(男性3名・女性3名)で構成され、女性役員比率は50.0%です。代表取締役社長は平川雅規氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。

氏名 役職 主な経歴
平川 雅規 代表取締役社長 1994年エッソ石油入社後、エッソ・タイランド、エクソンモービル等で要職を歴任。東燃ゼネラル石油を経て、2017年同社入社。サプライチェーン部長、取締役副社長などを経て、2022年3月より代表取締役社長。カストロール、ビーピー・ルブリカンツの代表取締役社長も兼任し現職。
阿部 宏憲 取締役副社長営業本部長兼事業開発本部長 2003年同社入社後、プロフェッショナル事業部事業部長。日本ロレアル、せとうちホールディングス等を経て、2023年7月同社に再入社。事業開発本部長、取締役営業統括兼事業開発統括部長などを経て、2025年3月より取締役副社長営業本部長兼事業開発本部長より現職。
田中 正子 取締役財務経理部長 2000年プライスウォーターハウスクーパースBPOスーパーバイザー。ビー・ピー・ジャパンを経て、2007年同社入社。コントロールチームコントローラー、財務経理部経理課マネジャーなどを経て、2024年3月より取締役財務経理部長より現職。ビーピー・ジャパンの取締役も兼任し現職。


社外取締役は、粟井佐知子氏(ラ・プレリージャパン元代表取締役社長・ADワークスグループ社外取締役(監査等委員)・H.U.グループホールディングス社外取締役(監査等委員))、望月文夫氏(松岡大江税理士法人在籍・青山学院大学大学院特任教授・ビズメイツ社外監査役)、福山靖子氏(スプリング法律事務所パートナー弁護士・マブチモーター社外取締役(監査等委員))です。

同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会は社外取締役が50.0%を占めています。独立社外取締役である監査等委員は、株主からの負託を受け、独立した立場から経営の適法性、社会性、妥当性を監査する役割を担っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


ビーピー・カストロールの取締役報酬は、固定報酬である基本報酬に加え、業績賞与、配当連動報酬、親会社のビーピー・ピーエルシー株式報酬で構成されています。監査等委員である取締役に対しては、その職務内容に鑑み基本報酬が支払われる体系です。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 5名 97百万円 19.4百万円
社外役員 3名 14百万円 4.6百万円


同社の役員報酬の総額は1.1億円であり、対象となる役員の合計人数は8名です。なお、報酬等の総額および対象となる役員の員数には、当事業年度中に退任した役員が含まれています。また、退職慰労金は期中に退任した代表取締役会長に対して支給されています。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。