【平均年収495万円】マルヨシセンター 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年2月期)

【平均年収495万円】マルヨシセンター 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年2月期)

マルヨシセンターは、スーパーマーケットを中心とした小売事業や食品製造業、物流センター運営など、地域に密着した多様な事業をグループ各社とともに展開しています。直近の売上高は増加し、当連結会計年度は増収増益となりました。


目次

※本記事は、株式会社マルヨシセンター の有価証券報告書(2026年2月期、2025年3月1日 ~ 2026年2月28日、2026年5月27日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


マルヨシセンターグループは、スーパーマーケットを中心とした小売事業、食品製造業、物流センター運営などの小売周辺事業、およびレストラン運営やモーターボートの販売・保管業といったその他の事業を展開しています。地域に密着した多様なサービスを提供し、グループ各社とともに事業を推進しています。

単体従業員数は394名、連結従業員数は455名です。セグメントは小売事業、その他の2つです。

主な国内グループ会社は、当社がレストランを運営しております。関連会社高松マリーナーがモーターボートの販売・保管業を営んでおります。などです。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


株式会社マルヨシセンターは、地域に根差したスーパーマーケット事業を展開しており、従業員の安定的な雇用と成長を重視する姿勢が見られます。食を通じて地域社会に貢献するという経営理念のもと、人材を重要な資本と位置づけ、多様な働き方を支援する制度を整えています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、従業員が長期的に活躍できる環境が整備されている傾向があります。平均勤続年数や平均年齢から、比較的長く勤める従業員が多いことがうかがえ、安定したキャリア形成が期待できるでしょう。

項目 数値
平均年間給与 4,950,000円
平均勤続年数 17.7年
平均年齢 44.3歳
単体従業員数 394人
連結従業員数 455人
単体のグループ内比率 86.6%


同社グループは、内規に基づく社内積立の確定給付型退職一時金制度を採用しています。この制度は、給与や勤務期間に応じて給付額が決まる仕組みです。

退職一時金制度があり、退職給付として給与と勤務期間に基づいた一時金が支給されます。

なお、2026年2月28日時点の退職給付債務は11.3億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、「健康とおいしさ」を通した地域貢献を継続するために「人材」を最も重要な資本と位置付けています。地域のお客様のニーズに応えるため、「自身で考え、問題を発見し、改善策を実行できる」人材の育成に注力しています。

人材確保のため、高校、短大・専門学校、大学、中途と幅広い採用経路を設け、各学校とのコラボ企画を通じて応募者の獲得を図っています。人材育成・活用においては、目標管理を軸とした評価制度を導入しており、社員自身が課題解決策を考え実行するプロセスと、その実行度合いを評価する手法を取り入れています。

また、階級・役割別の研修制度や流通業界の最先端を体験する国内視察、海外研修を通じて、社員の技術や知識の向上を図っています。給与を人的投資と捉え、会社の重要課題解決に高い目標を掲げて取り組む人材には特命職務と新たな手当を支給し、継続的に達成する社員を上席役職に任命して手当を増額することで、やる気と行動力のある人材をサポートする体制を整えています。ダイバーシティ推進として、国籍、人種、ジェンダーに関わらず個人の適性や能力に合わせた平等な人員配置を重視し、海外留学生や外国人実習生の積極採用も行っています。女性活躍推進では、育児休暇制度の社内周知・取得促進や復帰支援を通じて、女性が安心して仕事ができる環境づくりを進めています。健康経営にも取り組み、健康診断やがんリスク検査、ストレスチェック、メンタル相談窓口の設置など、社員の心身の健康をサポートしています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


連結子会社は法定開示の公表義務対象外のため、提出会社単体のデータを示します。各指標は、女性活躍推進法および育児介護休業法に基づき算出されています。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 8.4%
男性労働者の育児休業取得率 50.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 50.7%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 76.5%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 88.1%

多様性・登用

指標 数値
総合職採用に占める女性の割合 44.4%
管理職における女性の割合 8.4%

育児・介護支援

指標 数値
育児休暇の取得率(男性) 1名
育児休暇の取得率(女性) -%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


マルヨシセンターは、小売事業を主軸に展開する企業グループです。地域に根ざした店舗運営を通じて、お客様の生活を支える商品とサービスを提供しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、スーパーマーケットを中心とした小売事業を展開しています。お客様中心の接客サービスを強化し、「健康とおいしさ」をキーワードにした生鮮商品の差別化を図ることで、地域でのシェア拡大を目指しています。また、時間帯別売場管理やデジタルサイネージを活用した情報提供など、お客様の感情に訴える売場作りにも注力しています。

収益は主に商品の販売から得ており、小売事業がその大部分を占めています。一部、レストランや賃貸物件などの「その他」事業も展開していますが、その重要性は限定的です。同社グループは、製造商品の効率化や新しい製造機器への投資を継続し、生産性の向上に取り組んでいます。さらに、他社とのシステム、仕入、物流の統合により、仕入れ原価の低減やコスト削減、物流体制の整備を進め、利益拡大とサービス品質の向上を図っています。海外での売上高や有形固定資産はないため、海外比率や為替リスクは発生していません。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの売上高は、直近5年間で増加傾向にあります。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は変動が見られますが、当連結会計年度においては大幅な増加となりました。これは、物価上昇や人件費、エネルギーコストの高騰といった厳しい経済環境の中で、同社グループが推進する「マルヨシクオリティ」の向上や店舗経営管理体制の導入、製造効率の改善、システム統合などの施策が奏功した結果と言えます。

項目 2022年2月期 2023年2月期 2024年2月期 2025年2月期 2026年2月期
売上高 379億円 372億円 383億円 398億円 408億円
経常利益 6.9億円 2.6億円 4.0億円 1.5億円 3.2億円
経常利益率 1.8% 0.7% 1.0% 0.4% 0.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 4.2億円 1.4億円 1.4億円 14百万円 1.3億円
1株当たり当期純利益(円) 449.96 153.37 145.72 14.76 140.46

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高は、前期と比較して増加しています。また、従業員1人あたり営業利益も前期から大きく改善しました。これらの指標の改善は、同社グループが取り組む業務改善や作業シフトの見直しによる生産性向上、そして売上高の増加が寄与していることを示しています。

指標 2025年2月期 2026年2月期
従業員1人あたり売上高(連結) 86.6百万円 89.6百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 0.3百万円 0.7百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループは、本業で安定した資金を創出し、将来への投資も行いつつ、財務基盤を強化している状況を示しています。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤を見ると、自己資本比率は前期から増加し、19.7%となっています。これはプライム市場の非製造業平均(24.2%)と比較するとやや低い水準です。

ROE(自己資本利益率)は前期の0.5%から4.2%へと大きく改善しています。プライム市場平均(9.4%)と比較するとまだ低い水準ですが、収益性の向上がうかがえます。

手元資金である現金及び預金は前期から増加し、9.2億円となっています。これらの財務状況は、同社グループが事業運営に必要な資金を確保し、安定性を維持しようとしていることを示しています。

指標 2025年2月期(前期) 2026年2月期(当期)
純資産 32.3億円 35.3億円
自己資本比率 18.5% 19.7%
ROE(自己資本利益率) 0.5% 4.2%
現金及び預金 6.5億円 9.2億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは前期の3.6億円から21.6億円へと大幅に増加しました。これは主に税金等調整前当期純利益の増加、減価償却費、仕入債務や未払金の増加などによるものです。

投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産や無形固定資産の取得による支出があったものの、前期の△6.9億円から△4.0億円へと減少幅が縮小しています。この結果、営業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは、前期の△3.3億円から17.6億円のプラスへと転じました。

財務活動によるキャッシュフローは、主に借入金の減少により前期の△0.7億円から△14.9億円へと減少しています。これらの資金の流れは、同社グループが本業で安定的に資金を創出し、事業拡大のための投資も行いつつ、負債の圧縮を進めることで財務体質の改善にも取り組んでいることを示しています。このような状況は、入社後の雇用や給与の安定性にもつながる可能性があります。

項目 2025年2月期(前期) 2026年2月期(当期)
営業CF 3.6億円 21.6億円
投資CF △6.9億円 △4.0億円
財務CF △0.7億円 △14.9億円
フリーCF(営業CF+投資CF) △3.3億円 17.6億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

小売業界はオーバーストア状況が続き、同業他社や異業態店舗との競争にさらされています。予想を超える競合状況に巻き込まれた場合、同社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

また、感染症の拡大による個人消費の低迷や来店客数の減少、商品供給の遅延もリスクとして挙げられています。発生状況によっては営業活動の自粛や店舗施設の休業など、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

小売業界を取り巻く環境として、労働需要の逼迫に伴う人件費関連コストの増加が挙げられています。人員確保が困難な状況を背景とした人件費の増加は、同社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


マルヨシセンターは、「健康とおいしさ」を経営理念に掲げ、地域のお客様の豊かな食生活の実現に貢献することを使命としています。地域に密着したスーパーマーケットとして、お客様の満足度向上を追求する企業文化が特徴です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは、「健康とおいしさ(健康民主主義、おいしさ民主主義)」を経営理念としています。小売事業及びこれに関連する業務を通して、地域のお客様に、より健康的で豊かな食を中心とした生活シーンを積極的に提案することにより、豊かな食生活の実現に寄与することを企業使命と捉えています。この経営理念のもと、「マルヨシクオリティ」の維持向上を目指し、香川県を中心とする北四国の地場スーパーマーケットとして商圏シェアを高める方針です。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、長期ビジョン達成のため、「マネジメントイノベーション」「戦略イノベーション」「マーチャンダイジングイノベーション」「業務イノベーション」の4つのイノベーションに取り組んでいます。全員参加型の経営を目指し、組織をフラット化して実行スピードを向上させる高効率運営体制の構築を図っています。人材を最も重要な資本と考え、「自身で考え、問題を発見し、改善策を実行できる」人材を求めています。国籍、人種、ジェンダーに関わらず、個人の適性や能力に合わせた平等な人員配置を重視し、多様な人材の活用を通じて組織全体の活性化を図っています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、経済・社会構造の変化に対応し、新たな価値を創造できる体制の構築を重要課題としています。仕入、販売、物流、教育など幅広い範囲での改革に取り組む方針です。簡便需要や外食需要に対応するため、品質と味にこだわった生鮮簡便商品や外食グレードのデリカ(惣菜)の開発をスピーディーに進めています。また、店舗での部門別縦割り運営の解消による人員活用の効率化や加工センターの活用強化により生産性の改善を図り、積極的な人的投資を通じて人材活用の活性化を目指しています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


株式会社マルヨシセンターは、経営の意思決定の迅速化と効率化、そして健全性・透明性の確保を企業統治の基本的な考え方としています。取締役会が経営の重要事項を決定し、業務執行を監督する体制です。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


マルヨシセンターの筆頭株主は事業会社のイズミです。そのほか、創業家関係者や取引先持株会、従業員持株会が上位株主として名を連ねており、特定の株主グループが経営に影響力を持つ資本構成となっています。

株主名 持株比率
イズミ 19.81%
佐竹 睦子 9.90%
マルヨシセンター取引先持株会 8.76%
有限会社 佐竹興産 5.34%
百十四銀行 3.46%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は8名(男性8名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役会長CEOは佐竹克彦氏が務めています。社外取締役比率は20.0%です。

氏名 役職 主な経歴
佐竹 克彦 代表取締役 会長 CEO 1999年9月四国トラベルサービス入社、2005年9月フレッシュデポ入社。2007年2月同社入社後、執行役員、取締役、取締役副社長、代表取締役社長を経て、2023年3月より代表取締役会長CEO現職。
加藤 宏道 代表取締役 社長 COO兼CFO 管理本部長 1980年4月百十四銀行入行、同行明石支店長などを歴任。2013年4月同社顧問、同年5月取締役副社長管理本部長に就任。2023年3月より代表取締役社長COO、同年5月よりCFO管理本部長現職。
伊藤 雅久 取締役 副社長 CMO兼CIO マーケティング本部長 兼 経営戦略管掌 2014年4月同社入社後、経営戦略室マネジャー、執行役員などを経て、2022年5月常務取締役CMOに就任。2025年3月より取締役副社長CMO兼CIO、マーケティング本部長兼経営戦略管掌現職。
田村 勉 取締役 マーケティング本部 副本部長 1998年3月イズミ入社後、ゆめタウン広島食品店長、ゆめタウンサンピアン店長などを歴任。2024年5月同社顧問、同年7月より取締役マーケティング本部副本部長現職。


社外取締役は、大下秀樹氏(公認会計士)です。

同社は監査役会設置会社であり、社外取締役1名と社外監査役2名を選任しています。社外取締役は取締役会における業務執行を監督し、社外監査役は監査役会を通じて経営監視機能を果たしています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


マルヨシセンターの取締役報酬は、会社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目的とし、基本報酬のみで構成されています。固定報酬は月例で支払われ、役位別の報酬基準額を基に職責を勘案して決定されます。また、役員退職慰労金も支給されます。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 4名 1.1億円 27.1百万円
監査役(社外除く) 1名 10百万円 9.9百万円
社外役員 3名 12百万円 4.1百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。