【平均年収629万円】ジェイホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

【平均年収629万円】ジェイホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

ジェイホールディングスは、ジェイスポーツ、ジェイリードパートナーズなどを傘下に持つ持株会社です。スポーツ施設運営から再生医療関連事業まで多岐にわたる事業を展開し、グループ連結従業員数は11名です。直近の売上高は増加傾向にありますが、利益は損失を計上しつつも、当期純損失は減少しました。


目次

※本記事は、株式会社ジェイホールディングス の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月30日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ジェイホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は5名、グループ連結従業員数は11名です。

同社グループは、スポーツ施設の運営、不動産や太陽光発電施設に関する資金調達助言、太陽光発電施設の仕入・販売・仲介、系統用蓄電池事業、産業廃棄物処理施設の管理・運営、再生医療関連事業など多岐にわたる事業を展開しています。連結子会社6社を中心に、幅広い分野で収益化を図っています。

主な国内グループ会社は、ジェイスポーツ(スポーツ事業)、ジェイリードパートナーズ(不動産事業)、ジェイクレスト(エネルギー関連事業)、エイチビー(環境ソリューション・事業)などです。

当連結会計年度において、Web事業を展開していた株式会社アセット・ジーニアスの清算が完了し、連結の範囲から除外されました。また、新たに系統用蓄電池事業と再生医療関連事業を開始し、報告セグメントの追加と名称変更が行われました。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


同社グループは、持株会社としてグループ全体の経営戦略を担い、人材の多様性の確保と育成、社内環境整備を重視しています。能力や成果に応じた登用を基本方針とし、研修や面談を通じて従業員の資質向上を図ることで、中長期的な企業価値向上を目指しています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、平均年齢が48.2歳と比較的高い一方で、平均勤続年数は4.8年となっています。これは、経験豊富な人材が組織を構成している可能性を示唆しています。なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 6,288,000円
平均勤続年数 4.8年
平均年齢 48.2歳
単体従業員数 5人
連結従業員数 11人
単体のグループ内比率 45.5%


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、経営理念である「Link to the future~未来へつなぐ 新たな創造を~」に基づき、持続可能な循環型社会の実現を目指しています。この目標達成のため、人材の多様性の確保と育成、そして社内環境整備を中長期的な企業価値向上の重要な要素と位置付けています。

具体的には、人材の多様性を確保する観点から、性別、国籍、新卒・中途採用の区別なく、能力と成果に応じた登用を基本方針としています。また、役職員の資質向上を図るため、研修や面談を定期的に実施する取り組みを進めています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


同社は、女性活躍推進法および育児介護休業法の規定による公表義務の対象ではないため、法定開示項目は記載を省略しています。
提出会社単体の法定開示データは開示されていません。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


株式会社ジェイホールディングスは、持株会社として多様な事業を展開しています。スポーツ事業を主軸に、環境ソリューション事業や再生医療関連事業など、幅広い分野で収益を追求する事業構造となっています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、持株会社である同社を中心に、スポーツ事業、不動産事業、エネルギー関連事業、環境ソリューション事業、再生医療関連事業の5つの事業を展開しています。当連結会計年度において、再生医療関連事業を新たに開始し、エネルギー関連事業の名称変更も行われました。同社グループの事業は国内が中心であり、特定の顧客への売上集中も見られます。

スポーツ事業

フットサル施設の運営を行っており、フットサルコートのレンタル、フットサルスクールの開催、フットサルイベントの企画運営が主な事業内容です。収益は、施設の利用料やスクール会費、イベント参加費などから得ています。運営は、ジェイスポーツが行っています。当連結会計年度では、ジュニアスクールの充実化などにより会員数が増加し、売上高は前期から微減したものの、営業利益は増加しました。

環境ソリューション事業

産業廃棄物処理施設の管理、運営などを行っています。収益は、産業廃棄物の処理サービス提供から得ています。運営は、エイチビーが行っています。当連結会計年度では、新規顧客からの受入量が増加したことにより、売上高は前期から増加し、営業利益も前期の損失から改善し増加となりました。

再生医療関連事業

順天堂大学との共同研究契約に基づくエクソソームに関する基礎臨床研究や、細胞培養加工施設でのエクソソーム精製・販売を行っています。収益は、提携クリニックへのエクソソーム販売から得ています。運営は、アドバンスト・リジェンテックが行っています。当連結会計年度に新たに開始された事業であり、細胞培養加工施設の営業稼働に伴い売上高が計上されましたが、研究開発費の支出により営業損失となっています。

不動産事業

不動産や太陽光発電施設などの事業用資産の所有者等に対する資金調達に関する助言を行い、収益化を図る事業を展開しています。運営は、ジェイリードパートナーズが行っています。当連結会計年度では売上高は計上されておらず、販売費及び一般管理費の負担により営業損失となっています。

エネルギー関連事業

太陽光発電施設の仕入、販売及び仲介を行う太陽光事業に加えて、当連結会計年度より系統用蓄電池事業を新たに開始しました。系統用蓄電所の開発、保有運営または外部顧客への販売、および投資ファンド管理業務を行っています。運営は、ジェイクレスト及び合同会社クレストソーラーが行っています。当連結会計年度では売上高は計上されておらず、販売費及び一般管理費の負担により営業損失となっています。

セグメント 売上高(2024年12月期) 売上高(2025年12月期)
スポーツ事業 1.1億円 1.1億円
環境ソリューション事業 65百万円 70百万円
再生医療関連事業 - 6百万円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの売上高は、直近5年間で増加傾向にあります。一方で、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は継続して損失を計上していますが、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は前期に比べて減少しました。営業活動によるキャッシュ・フローは継続して減少しており、投資活動によるキャッシュ・フローも減少が続いています。

項目 2021年12月期 2022年12月期 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期
売上高 1.2億円 1.1億円 1.8億円 1.8億円 1.9億円
経常利益 △1.3億円 △2.1億円 △2.8億円 △2.7億円 △3.1億円
経常利益率 △110.6% △183.8% △159.2% △151.2% △162.7%
親会社株主に帰属する当期純利益 △1.5億円 △2.7億円 △3.0億円 △3.9億円 △2.6億円
1株当たり当期純利益(円) △34.83 △54.14 △44.81 △55.38 △29.72

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、前期から増加しています。これは、従業員数に大きな変動がない中で売上高が増加したことによるものです。一方で、従業員1人あたり営業利益(連結)は前期から損失額が拡大しています。これは、売上高の増加以上に営業損失が拡大したことを示しています。

指標 2024年12月期 2025年12月期
従業員1人あたり売上高(連結) 15.0百万円 17.2百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) △22.3百万円 △28.2百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


株式会社ジェイホールディングスは、財務基盤の強化と事業拡大に向けた取り組みを進めています。現在の資金の流れや財務状況から、同社グループの経営の安定性について見ていきます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤を見ると、自己資本比率は前期から改善し、当期は21.0%となっています。これはプライム市場の非製造業平均(24.2%)と比較するとやや低い水準です。

ROE(自己資本利益率)は当期にマイナス591.4%を示しており、収益性には課題が見られます。手元資金である現金及び預金は増加傾向にあり、当期は93百万円となっています。

指標 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
純資産 △33百万円 1.2億円
自己資本比率 -13.3% 21.0%
ROE(自己資本利益率) - -591.4%
現金及び預金 54百万円 93百万円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは、当期も358百万円のマイナスとなっています。これは税金等調整前当期純損失の計上や売上債権、未収消費税等の増加が主な要因です。

投資活動によるキャッシュフローも172百万円のマイナスとなり、有形固定資産の取得による支出が主な要因となっています。その結果、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは529百万円のマイナスです。

財務活動によるキャッシュフローは569百万円のプラスとなっており、新株予約権の行使による株式の発行や匿名組合出資者からの払込みにより資金を調達しています。現在の資金繰りは財務活動に依存している状況であり、今後の事業活動による収益改善が雇用や給与の安定性につながると考えられます。

項目 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
営業CF △219百万円 △358百万円
投資CF △71百万円 △172百万円
財務CF 321百万円 569百万円
フリーCF(営業CF+投資CF) △291百万円 △529百万円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


同社グループは、前連結会計年度に続き当連結会計年度においても営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失及び営業キャッシュフローのマイナスを計上しています。このため、今後の売上及び利益の見通しについて不確実性が存在しており、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況が引き続き存在していると認識されています。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社グループのエネルギー関連事業では、電力市場ルール等のエネルギー政策・制度変更が事業に大きく影響する可能性があります。また、再生医療関連事業においては、競合他社の新規参入や技術革新が進む市場環境において、市場競争力が低下するリスクが挙げられています。

③ 人材・組織に関するリスク


同社グループの環境ソリューション事業では、大型車両や重機を使用する作業があるため、労働災害が発生するリスクが挙げられています。従業員への安全教育や安全管理の徹底が重要となります。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ジェイホールディングスは、社会の様々な課題に対し、最良のソリューションを提供することで、社会に必要とされる企業となることを目指しています。ステークホルダーに満足を提供できる企業であり続けるため、多角的な事業展開を通じて企業価値の向上を図っています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは、「Link to the future~未来へつなぐ 新たな創造を~」という経営理念を掲げています。この理念に基づき、自らの付加価値の向上と創造的変革に挑戦し、持続可能な循環型社会の実現を目指しています。

具体的には、不動産事業、スポーツ事業、エネルギー関連事業、環境ソリューション事業、再生医療関連事業の6つの事業を展開し、新たな付加価値創造を通じて企業価値の向上を目指す方針です。特に、再生医療事業とエネルギー関連事業内の系統用蓄電池事業に経営資源を集中的に投下し、早期の黒字化を目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


ジェイホールディングスは、人的資源の充実を中長期的成長のための最重要課題と位置づけています。各事業において専門性の高い人材を採用し、教育やトレーニングを通じて顧客満足度の高い人材を育成することに注力しています。

また、顧客に安心感と信頼感を与えるサービスを提供することで、商品ブランドと企業ブランドの構築を進めています。サステナビリティへの取り組みとして、SDGsの目標達成に貢献する事業活動を推進しており、環境ソリューション事業やエネルギー関連事業を通じてクリーンエネルギーの拡大と環境に配慮した廃棄物処理を追求しています。

人的資本に関する戦略では、人材の多様性確保を重視し、性別、国籍、新卒・中途採用の区別なく能力・成果に応じた登用を行っています。役職員の資質向上を図るため、定期的な研修や面談を実施することを基本方針としています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


株式会社ジェイホールディングスは、持株会社としてグループ全体の経営体制を構築しています。コーポレート・ガバナンスを経営上の重要課題と位置付け、適切かつ迅速な意思決定と適正な監督・監視体制の実現を目指しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


株式会社ジェイホールディングスの株主構成を見ると、筆頭株主は海外の金融機関であるLGT BANK LTDです。その他、証券会社の共有口や学校法人、複数の個人株主が上位に名を連ねています。多様な属性の株主によって支えられている状況がうかがえます。

株主名 持株比率
LGT BANK LTD 14.74%
楽天証券共有口 5.68%
学校法人君津あすなろ学園 5.14%
ノアグループホールディングス 4.74%
日名子 晃一 4.52%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性7名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は眞野定也氏が務めています。社外取締役比率は25.0%です。

氏名 役職 主な経歴
眞野 定也 代表取締役社長 1999年日興證券入社後、エピック・マネジメント、アイネット証券、エピック・グループを経て、ヘッジファンド証券代表取締役、LAZO代表取締役を歴任。2019年ジェイリードパートナーズ代表取締役、2020年アセット・ジーニアス代表取締役を経て、同社代表取締役社長に就任より現職。
中山 宏一 取締役 管理本部長 2011年株式会社グリムス入社、2013年夢の街創造委員会株式会社(現 株式会社出前館)入社。2016年同社入社後、管理本部長に就任。2016年12月より同社取締役、2023年6月より株式会社アセット・ジーニアス代表取締役を兼任し現職。
山室 敬史 取締役 財務担当 2009年日本電子計算入社後、新日本有限責任監査法人、有限責任あずさ監査法人、BSP税理士法人、株式会社LATRICOを経て、2024年3月より同社取締役財務担当に就任より現職。


社外取締役は、浅田大氏(浅田法律事務所・外国法共同事業所長)、刈谷龍太氏(弁護士法人C-LiA社員)、四方直樹氏(司法書士法人四方事務所社員)、関口常裕氏(関口公認会計士事務所所長)です。

同社は監査役会設置会社であり、取締役会による意思決定と監査役による監督体制を構築しています。社外取締役1名と社外監査役3名が選任されており、それぞれの専門的知見と経験に基づき、客観的な立場から経営の監視と助言を行っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


株式会社ジェイホールディングスの役員報酬は、固定報酬を基本としています。業績連動報酬や株式報酬は含まれていません。各役員の報酬額は、職責や在任年数を考慮し、株主総会で定められた総額の範囲内で決定される方針です。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 3名 55百万円 18.2百万円
社外役員 4名 7百万円 1.8百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。