【平均年収564万円】ツカダ・グローバルホールディング 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

【平均年収564万円】ツカダ・グローバルホールディング 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

ツカダ・グローバルホールディングは、ベストブライダル、ベストプランニングなどを傘下に持つ持株会社です。婚礼、ホテル、ウェルネス&リラクゼーションの3事業を国内外で展開し、グループ連結従業員数は2,365名に上ります。直近の期では増収減益となりました。


目次

※本記事は、株式会社ツカダ・グローバルホールディング の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月25日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ツカダ・グローバルホールディングは持株会社であり、単体従業員数は121名、グループ連結従業員数は2,365名です。

同社グループは、子会社30社、関連会社1社により構成されており、婚礼事業、ホテル事業、ウェルネス&リラクゼーション(W&R)事業の3つの事業を国内外で展開しています。お客様の多様なニーズに対応し、高品質なサービスと魅力的な施設提供を通じて、売上高の拡大と収益性の向上に努めています。

主な国内グループ会社は、ベストブライダル(婚礼事業・ホテル事業)、ベストプランニング(婚礼事業)、ベストホスピタリティーネットワーク(ホテル事業・婚礼事業)、ベストグローバル(ホテル事業)などです。

直近では、ホテル事業において「ANAホリデイ・イン東京ベイ」の開業や「W Hotel Dallas Victory」の取得を進め、事業ポートフォリオの拡充と米国市場での運営基盤強化に注力しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ツカダ・グローバルホールディングは、持株会社としてグループ全体の経営戦略を統括し、人材育成や働きやすい環境整備に力を入れています。従業員一人ひとりの成長を支援し、多様な働き方を推進する企業文化が特徴です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、従業員の定着とキャリア形成を重視しており、比較的安定した勤続年数と年齢構成が見られます。従業員が長期的に活躍できる環境づくりに取り組んでいることがうかがえます。

なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 5,641,000円
平均勤続年数 7.9年
平均年齢 43.5歳
単体従業員数 121人
連結従業員数 2,365人
単体のグループ内比率 5.1%


同社グループでは、確定給付型と確定拠出型の両方の退職給付制度を設けています。確定給付型は給与や勤続年数に応じて給付額が決まり、確定拠出型は会社が拠出した資金を従業員が運用する制度です。これらの制度は国内および海外のグループ会社に適用されています。

退職一時金制度があり、給与と勤務期間に基づいた一時金が支給されます。確定給付制度における退職給付債務は30百万円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、「自ら考える力、語る力、周囲を巻き込んで行動する力」を軸とした人材育成体系を充実させ、常に新たな価値創造に挑戦できる人材の育成に努めています。階層別のリーダーシップ開発として、監督職から新任管理職まで、アクティブラーニングを通じてリーダーシップを学ぶ研修を定期開催しています。

キャリア開発においては、階層別にキャリア研修を実施し、一人ひとりの望むキャリアを明確にできるよう支援しています。社内にはコーチングの窓口「キャリアLAB」を設け、キャリア実現に向けたサポートを提供しています。また、社内プラットフォーム「TGHカレッジ」を開設し、会社概要や企業理念、実務マニュアルなど、従業員が自ら学びを深められる環境を整備しています。

社内環境整備に関する方針として、従業員が健康で安心して就業できる環境づくりに努めています。育児休業取得促進のため、男女ともに制度理解を深めるハンドブックを作成し、管理職向けの研修も実施しています。年に1回のストレスチェックや、中途入社者向けのオンボーディングプログラムを通じて、従業員の定着とパフォーマンス向上に取り組んでいます。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。男性労働者の育児休業取得率は、本記事では取得できていません。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 33.3%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 69.5%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 73.6%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 32.6%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ ㈱ベストブライダル

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 39.2%
男性労働者の育児休業取得率 83.3%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 70.0%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 78.8%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 71.5%


▼ ㈱ベストプラニング

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 21.1%
男性労働者の育児休業取得率 50.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 72.9%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 73.2%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 71.0%


▼ ㈱ベスト-アニバーサリー

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 56.6%
男性労働者の育児休業取得率 50.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 68.9%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 78.4%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 37.4%

グループ全体(連結)


これらの指標は、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画において目標を定めている同社および連結子会社4社を対象とした集計値です。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 39.3%
育児休業取得率(男性) 66.7%
育児休業取得率(女性) 101.9%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 76.2%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ツカダ・グローバルホールディングは、婚礼事業、ホテル事業、そしてウェルネス&リラクゼーション(W&R)事業の3つの柱で収益を上げています。同社グループは、多様なライフイベントやリラクゼーションニーズに応えるサービスを提供し、事業ポートフォリオの拡充と収益性の向上に努めています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、全国の主要都市や海外で婚礼事業を展開し、挙式の企画・運営から披露宴の料理提供、貸衣装、美容、写真サービスまで幅広く手掛けています。ホテル事業では、国内のラグジュアリーホテルや海外のホテルにおいて、婚礼・宴会・宿泊サービスを提供しています。また、W&R事業では、英国式リフレクソロジーサロンの運営や複合温浴施設、フィットネスクラブの運営を通じて、人々の美と健康をサポートしています。

婚礼事業

同社グループの婚礼事業は、全国の主要都市および海外で結婚式場の運営と挙式の販売を行っています。お客様への営業活動や店舗運営全般をスタッフが担当しています。
収益は、婚礼事業の運営および挙式の販売から得ています。運営は、ベストブライダル、ベストホスピタリティーネットワーク、ベストプランニング、ベスト-アニバーサリー、Best Bridal Hawaii,Inc.、PT.Tirtha Bridal、Gloria Bridal Services,Inc.などが行っています。前期と比較して売上高は増加し、利益も増加しています。

ホテル事業

同社グループのホテル事業は、国内および海外のホテルで婚礼、宴会、宿泊サービスを提供しています。訪日外国人の増加や米国施設の売上寄与により、宿泊稼働率や宿泊単価が堅調に推移しています。
収益は、ホテルにおける婚礼・宴会・宿泊サービスの提供から得ています。運営は、ベストブライダル、ベストホスピタリティーネットワーク、ベストグローバル、ベストライフスタイル、BT KALAKAUA,LLC、TGH Palladian LP、Victory Hotel Dunhill HN LLCなどが行っています。前期と比較して売上高、利益ともに増加しています。

W&R事業

同社グループのW&R事業は、英国式リフレクソロジーサロン「クイーンズウェイ」の運営や、複合温浴施設「美楽温泉SPA-HERBS」、総合フィットネスクラブ「BEST STYLE FITNESS」の運営を行っています。不採算店舗の退店を進めた結果、収益が安定し、黒字化が進みました。
収益は、リフレクソロジーサービス、温浴サービス、フィットネスクラブ運営から得ています。運営は、BEST HERBS、RAJAが行っています。前期と比較して売上高は微増となり、利益は増加しています。

セグメント 売上高(2024年12月期) 売上高(2025年12月期)
婚礼事業 357億円 388億円
ホテル事業 249億円 313億円
W&R事業 29.5億円 29.5億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの業績は、過去5年間で売上高が継続的に増加しています。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、一時的な損失を計上した期から回復し、その後は安定した水準で推移しています。直近の期では、売上高は増加したものの、有利子負債の増加に伴う支払利息の計上や投資有価証券評価損の計上により、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は減少しています。

項目 2021年12月期 2022年12月期 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期
売上高 334億円 517億円 575億円 635億円 731億円
経常利益 △54.5億円 47.6億円 57.4億円 77.3億円 74.9億円
経常利益率 △16.3% 9.2% 10.0% 12.2% 10.3%
親会社株主に帰属する当期純利益 △61.4億円 15.0億円 47.3億円 51.5億円 47.7億円
1株当たり当期純利益(円) △128.67 31.42 99.16 107.92 100.62

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高は前期から増加しており、従業員1人あたり営業利益も前期から増加しています。これらの指標の改善は、同社グループが事業規模の拡大とともに、従業員一人ひとりの生産性を高めている傾向を示しています。

指標 2024年12月期 2025年12月期
従業員1人あたり売上高(連結) 27.7百万円 30.9百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 3.2百万円 4.0百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


ツカダ・グローバルホールディングは、財務基盤の強化と事業拡大への投資を両立させながら、安定した経営を継続しています。本業で得た資金を元手に、将来に向けた成長戦略を着実に実行している状況がうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


ツカダ・グローバルホールディングの自己資本比率は26.6%となっており、プライム市場の非製造業平均(24.2%)を上回る水準です。ROE(自己資本利益率)は13.7%で、プライム市場平均(9.4%)と比較して高い水準を示しています。手元資金である現金及び預金は280億円と潤沢であり、財務基盤の安定性がうかがえます。これらの財務状況は、事業活動を支える上で重要な要素であり、長期的な雇用や給与の安定性にもつながる可能性があります。

指標 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
純資産 340億円 398億円
自己資本比率 28.9% 26.6%
ROE(自己資本利益率) 17.3% 13.7%
現金及び預金 212億円 280億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


ツカダ・グローバルホールディングのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業キャッシュフローは103.4億円のプラスとなっています。これは主に税金等調整前当期純利益の計上と減価償却費によるものです。

投資キャッシュフローは△72.6億円のマイナスで、設備投資に伴う有形固定資産の取得や子会社株式の取得による支出が主な要因です。これは、事業拡大に向けた積極的な投資が行われていることを示しています。

その結果、フリーキャッシュフローは30.8億円のプラスとなり、本業で得た資金が投資を上回る状況です。前期はフリーキャッシュフローがマイナスでしたが、当期はプラスに転じています。

財務キャッシュフローは36.0億円のプラスで、長期借入れによる収入や社債の発行による収入が、長期借入金の返済や社債の償還を上回ったことによるものです。これらのキャッシュフローの状況は、同社グループが本業で安定的に資金を生み出し、成長投資を継続しながらも資金繰りに余裕があることを示しており、長期的な事業の安定性や成長性が期待できる状況です。

項目 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
営業CF 103.9億円 103.4億円
投資CF △111.3億円 △72.6億円
財務CF 27.3億円 36.0億円
フリーCF(営業CF+投資CF) △7.4億円 30.8億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社グループは、結婚適齢期人口の緩やかな縮小傾向により、ブライダル市場全体の規模が縮小するリスクを認識しています。また、ブライダルマーケットにおける他社との競争激化も業績に影響を与える可能性があります。

海外挙式事業やホテル事業を展開する米国やインドネシアの政治情勢、経済動向、自然災害等、および為替変動も同社グループの業績に影響を与えるリスクとして挙げられています。

③ 人材・組織に関するリスク


同社グループは、事業規模の拡大や業務内容の多様化に対応するための人材確保を課題としています。計画通りに人材が確保できない場合、競争力の低下や業容拡大の制約要因となる可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ツカダ・グローバルホールディングは、「心に灼きつくプロのおもてなしで、人々が集うシーンをプロデュースする」ことを経営理念に掲げています。同社グループは「世界最高のおもてなし企業」を目指し、感動と幸せを追求する企業文化を育んでいます。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


ツカダ・グローバルホールディングは、「心に灼きつくプロのおもてなしで、人々が集うシーンをプロデュースする」ことを経営理念としています。同社グループは「世界最高のおもてなし企業」を目指し、新規事業の推進と事業領域の拡大を図っています。

また、同社グループは「感動で、人と人を結ぶ 幸せがあふれる 心豊かな社会へ」そして「志ある人々が集い 時代と共に進化し続ける 最高のおもてなし企業へ」というビジョンの実現に向けて企業活動を行っています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、経営の健全性・透明性・効率性を確保し、コーポレート・ガバナンスの継続的な強化を経営上の重要課題と位置づけています。迅速かつ果断な意思決定と、適切なリスクテイクを支える環境整備に努めています。

人材育成においては、「自ら考える力、語る力、周囲を巻き込んで行動する力」を軸とした育成体系を充実させ、常に新たな価値創造に挑戦できる人材の育成を目指しています。具体的には、階層別リーダーシップ開発、キャリア開発、学びの支援として「TGHカレッジ」の開設などを行っています。

社内環境整備では、育児休業取得促進、ストレスチェックの実施、中途入社者オンボーディングの実施を通じて、一人ひとりが健康で安心して就業できる環境づくりに取り組んでいます。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、持続的成長と企業価値の最大化に向けて、値引きに依存しない価値創造型の事業運営を推進しています。サービス品質の向上と収益性の改善を両立させる事業構造への転換を進めています。

人材の確保と育成を重要な課題と捉え、顧客サービス充実のための婚礼演出力強化が同業他社との差別化に繋がるものと考えています。社員のモチベーションが高まる仕組みづくりに積極的に取り組み、中長期的な人材育成が可能な体制を構築していく方針です。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


ツカダ・グローバルホールディングは、社外取締役と社外監査役を招聘し、客観性と透明性を重視したコーポレート・ガバナンス体制を構築しています。取締役会と監査役会が連携し、経営の効率性と健全性の維持に努めています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


ツカダ・グローバルホールディングの株主構成を見ると、創業家およびその関連会社が上位を占める特徴があります。筆頭株主であるファインエクスパンド有限会社は、同社の専務取締役が代表を務めています。また、代表取締役社長とその配偶者も上位株主として名を連ねており、創業家が経営に強い影響力を持つ体制であることがうかがえます。

株主名 持株比率
ファインエクスパンド有限会社 44.33%
塚田 正之 14.93%
塚田 啓子 2.59%
中尾 隆友 2.11%
塚田 健斗 1.64%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は9名(男性8名・女性1名)で構成され、女性役員比率は11.1%です。代表取締役社長は塚田正之氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。

氏名 役職 主な経歴
塚田 正之 代表取締役社長 1997年6月 同社代表取締役社長就任。Best Bridal Hawaii,Inc. CEO、株式会社ベストプランニング代表取締役社長、株式会社ベスト-アニバーサリー代表取締役会長など、グループ各社の要職を歴任し、現在に至る。
塚田 啓子 専務取締役 1995年12月 同社入社。1997年6月 同社専務取締役就任。ファインエクスパンド有限会社代表取締役、Best Bridal Hawaii,Inc. President、同社事業開発部管掌などを務め、現在に至る。
塚田 健斗 取締役人事総務部管掌 2014年9月 株式会社FAJA(現 株式会社BEST HERBS)取締役就任。2016年3月 同社取締役就任。株式会社ベスト-アニバーサリー代表取締役社長、同社人事総務部管掌などを務め、現在に至る。


社外取締役は、西堀敬氏(株式会社日本ビジネスイノベーション代表取締役社長)、寺地孝之氏(関西学院大学商学部教授)、西谷秀人氏(Virtuous Capital LLC CEO)です。

同社は監査役会設置会社であり、社外取締役3名、社外監査役2名を独立役員として指定しています。社外取締役は、取締役会の監督実効性を高め、意思決定の客観性を確保する役割を担っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、基本報酬と退職慰労金で構成されており、業績連動報酬や非金銭報酬は体系に含まれていません。報酬水準は、国内事業およびグローバル事業の成長への貢献、役割と責任、社会経済環境や業界動向を考慮して設定されています。取締役の報酬額は代表取締役が決定し、監査役の報酬額は監査役会の協議によって決定されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 3名 3.2億円 1.07億円
監査役(社外除く) 2名 8百万円 4.0百万円
社外役員 5名 17百万円 3.4百万円


当事業年度における役員報酬の総額は3.5億円であり、対象となる役員の総数は10名です。なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。

個人別報酬が開示されている役員は、塚田正之氏(1.86億円)です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。