※本記事は、株式会社デジタルホールディングス の有価証券報告書(2024年12月期、2024年1月1日 ~ 2024年12月31日、2025年3月31日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
デジタルホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は75名、グループ連結従業員数は970名です。
同社グループは、連結子会社8社により構成されており、デジタル広告やデジタルマーケティング支援、DX開発・販売、広告費の分割・後払いサービス、インターネット関連ベンチャー企業への投資、ファンド運用などを展開しています。
主な国内グループ会社は、オプト(Marketing事業)、バンカブル、Bonds Investment Group(Investment事業)などです。
当連結会計年度より、経営効率を目的とした会社組織の変更が行われ、報告セグメントの区分も変更されました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
株式会社デジタルホールディングスグループは、人材を企業価値創造の源泉と捉え、人への積極的な投資を通じてサービスの付加価値向上とパーパスの実現を目指しています。多様な価値観と個の尊重に満ちた組織の実現に向けて、従業員一人ひとりが挑戦し、ベストを尽くせる機会や環境、風土の変革を進めていることが特徴です。働く場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を推進し、個人の成長と組織の成長を両立させることを目指しています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は平均年齢が40.7歳、平均勤続年数が9.3年となっており、比較的落ち着いた年齢構成と、一定の定着傾向が見られます。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 6,878,000円 |
| 平均勤続年数 | 9.3年 |
| 平均年齢 | 40.7歳 |
| 単体従業員数 | 75人 |
| 連結従業員数 | 970人 |
| 単体のグループ内比率 | 7.7% |
同社及び一部の連結子会社において、確定拠出制度(会社が拠出した資金を従業員が運用する制度)を採用しています。
なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、企業価値創造の源泉を人材であると位置づけ、人への投資を積極的に行うことで、サービスの付加価値向上とパーパスの実現を目指しています。事業成長のエンジンの一つとして人的資本を捉え、多様な価値観と個の尊重に満ちた組織の実現に向けた取り組みを推進しています。
すべての従業員が自律的に成長し、不確実性の高いビジネス環境下でも活躍できるよう、様々な人材育成プログラムを展開しています。次世代を担う経営者や事業変革人材の育成を目的とした「GE(グループエグゼクティブ)制度」を設け、経営トップを中心に中長期的なリーダー育成に取り組んでいます。また、女性リーダーの育成・登用をテーマとした女性活躍推進にも力を入れており、社外メンタリング制度の導入や、ライフステージの変化に応じたキャリア形成研修などを実施しています。
従業員一人ひとりがチャレンジ精神を持ち、最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、中長期的に安心・安全を感じながら働き続けられる社内環境の整備にも注力しています。「働き方のタネ(ハイブリッドワークの推進と成長機会の創出)」として、働く場所と時間にとらわれない柔軟な働き方を提供し、個人の成長と会社や組織の成長、双方の成長ドライバーとなる取り組みを目指しています。性別を問わず子育てしながら働く社員が働きやすい環境づくりにも力を入れており、育児休業取得率の高さや復職者への支援も特徴です。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社は、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律及び育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しています。
提出会社単体の法定開示データは開示されていません。
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ 株式会社オプト
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 15.8% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 79.5% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 79.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(有期労働者) | 110.6% |
グループ全体(連結)
「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第2条第5号に規定されている連結会社のうち、提出会社及びすべての国内連結子会社を対象としています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 15.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 76.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 76.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(有期労働者) | 124.7% |
人材育成・エンゲージメント
エンゲージメント指標は、挑戦できる機会を得ているか、今の仕事を通じて成長を実感しているか、多様な価値を創造しているか、パーパスやビジョンに共感できているかを5段階評価で算出したものです。女性管理職率は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」の規定に基づき算出しています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 挑戦を促す(2024年) | 3.54 |
| 成長実感(2024年) | 3.81 |
| 多様性からの価値創出(2024年) | 3.90 |
| ビジョン共感(2024年) | 3.29 |
| 女性管理職率(2024年) | 15.0% |
| 離職率(自己都合)(2024年) | 16.2% |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
株式会社デジタルホールディングスは持株会社であり、デジタル広告支援やDX開発、金融サービス、投資事業を展開する同社グループを統括しています。多様な事業を通じて収益を上げています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、デジタル広告支援やDX開発、金融サービス、投資事業を主な柱としています。これらの事業を通じて、顧客のデジタルシフトを支援し、収益を上げています。
同社グループの事業は、Marketing事業、Financial Services事業、Investment事業の3つのセグメントで構成されています。Marketing事業が最も大きな収益規模を占めており、次いでInvestment事業、Financial Services事業が続きます。
Marketing事業
デジタル広告支援を中心に、デジタルマーケティング支援やDX開発・販売などを行っています。収益は、デジタル広告やマーケティング支援、DX開発・販売から得ています。運営は、オプトが行っています。当連結会計年度の収益は減少しましたが、営業利益は増加しました。
Financial Services事業
広告費の分割・後払いサービス事業などを展開しています。収益は、広告費等の分割・後払いサービスから得ています。運営は、バンカブルが行っています。当連結会計年度の収益と売上総利益は増加し、営業損失は縮小しました。
Investment事業
インターネット関連ベンチャー企業への投資、ファンド運用、投資先支援などを行っています。収益は、これらの投資事業から得ています。運営は、デジタルホールディングス、Bonds Investment Group、BIG1号投資事業有限責任組合、BIG2号投資事業有限責任組合、BIG SX1号投資事業有限責任組合、OPT America,Inc.が行っています。当連結会計年度の収益は増加しましたが、売上総利益と営業利益は減少しました。
同社グループの収益は主に国内の外部顧客から得られており、特定の顧客への収益集中は見られません。
| セグメント | 収益(2023年12月期) | 収益(2024年12月期) |
|---|---|---|
| Marketing事業 | 124億円 | 120億円 |
| Investment事業 | 35.3億円 | 37.2億円 |
| Financial Services事業 | 3.7億円 | 4.8億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの収益は、過去5年間で変動が見られます。2021年12月期に大きく増加した後、会計基準の適用変更があった2022年12月期以降は、それ以前と比較して規模が縮小し、直近3期は横ばいの傾向で推移しています。経常利益は2022年12月期に一時的に損失を計上しましたが、その後は回復基調にあり、直近の2024年12月期には大幅な増加を示しています。親会社株主に帰属する当期純利益も同様に、直近の期で大きく回復しました。
| 項目 | 2020年12月期 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 収益 | 888億円 | 985億円 | 169億円 | 163億円 | 162億円 |
| 経常利益 | 43.6億円 | 147億円 | △4.4億円 | 3.8億円 | 17.3億円 |
| 経常利益率 | 4.9% | 14.9% | △2.6% | 2.3% | 10.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 37.5億円 | 102億円 | 57.2億円 | 2.4億円 | 13.4億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 167.86 | 473.28 | 299.29 | 13.61 | 76.85 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり収益は前期から増加しており、生産性が向上している傾向が見られます。また、従業員1人あたり営業利益も前期から増加しており、収益性の改善を示しています。これらの指標は、組織全体の効率化が進んでいることを示唆しています。
| 指標 | 2023年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり収益(連結) | 15.8百万円 | 16.7百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 0.6百万円 | 1.0百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループは、堅実な財務基盤を維持し、事業活動を通じて安定的に資金を生み出している状況です。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、自己資本比率がプライム市場の非製造業平均を大きく上回る水準で推移しています。これは、事業活動における安定性を示すものです。ROE(自己資本利益率)はプライム市場平均を下回っていますが、前期からは改善傾向にあります。手元資金である現金及び預金は増加しており、不測の事態への耐性も備わっている状況です。これらの財務状況は、同社グループが安定した事業運営を継続していく上での基盤となります。
| 指標 | 2023年12月期(前期) | 2024年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 339億円 | 331億円 |
| 自己資本比率 | 58.3% | 63.6% |
| ROE(自己資本利益率) | 0.8% | 4.5% |
| 現金及び預金 | 189億円 | 217億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローは、当連結会計年度において大きな変化を示しています。本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは、前期の減少から当期は69.2億円の増加となりました。これは主に、営業投資有価証券や未収入金の減少、法人税等の還付額が発生したことによるものです。
投資活動によるキャッシュフローも、前期の減少から当期は3.9億円の増加に転じています。これは投資有価証券の取得による支出があったものの、払戻による収入がこれを上回ったためです。その結果、営業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは、前期のマイナスから当期は73.2億円のプラスとなり、資金獲得能力が向上している状況です。
財務活動によるキャッシュフローは、前期に引き続き減少しており、当期は46.8億円の減少となりました。これは主に、長期借入金の返済や配当金の支払、非支配株主への払戻によるものです。全体として、同社グループは本業で安定的に資金を生み出し、財務的な健全性を維持しながら事業運営を行っている状況であり、これは雇用や給与の安定性にもつながる基盤を示しています。
| 項目 | 2023年12月期(前期) | 2024年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | △34.4億円 | 69.2億円 |
| 投資CF | △12.7億円 | 3.9億円 |
| 財務CF | △30.6億円 | △46.8億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △47.1億円 | 73.2億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループのMarketing事業は、インターネット広告市場の景気動向や広告主の広告戦略、個人情報保護規制の動向に影響を受ける可能性があります。また、特定の媒体運営会社からの広告枠等の仕入れに依存しており、取引条件の変更等により業績に大きな影響を及ぼすリスクがあります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、優秀な人材の確保、教育・育成を重要な課題と認識しており、人材市場環境の変化等により必要な人材の確保や育成が想定どおり進展しない場合、事業及び業績に影響を与える可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
デジタルホールディングスは、「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する」というパーパス(存在意義)を掲げ、デジタルシフトによる産業変革(IX)を推進しています。成長志向企業の発展に直結する「独自の仕組み」を提供することで、持続的な社会の実現を目指している会社です。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループは、「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する」というパーパスを掲げています。デジタルシフトによる産業変革(IX)を起こし、成長志向企業の発展に直結する「独自の仕組み」を提供することで、新しい価値創造に挑戦し、持続的な社会の実現を目指している会社です。
このような目標に向け、2020年に商号変更を行い、2021年12月期から2023年12月期を「DSイノベーション2023」と題して事業ポートフォリオの再整理と事業変革に挑戦しました。既存事業の持続的な成長に加え、中長期的な収益の拡大を進めています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、企業価値創造の源泉が人材であると確信しており、人への投資を積極的に行う方針です。多様な価値観と個の尊重に満ちた組織の実現に向けて、従業員一人ひとりが挑戦しベストを尽くせるよう機会や環境、風土の変革を進めています。
すべての従業員が自律的に成長し続け、不確実性の高いビジネス環境下でも活躍できるよう、様々な人材育成プログラムを展開しています。女性や様々な経験を持つキャリア採用者など、従業員一人ひとりが最大限能力を発揮し、多様なキャリア形成や自立できる機会を提供することに努めています。
また、中長期的に安心・安全を感じながら働き続けられる社内環境を整備しています。具体的には、場所や時間に縛られない柔軟な働き方、多様な人材が活躍できるようなダイバーシティ推進、生活と仕事の両立を支援する施策に力を入れています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、持続的な成長と産業変革(IX)実現に向け、以下の課題に重点的に取り組んでいます。人材基盤の構築として、自立人材の育成と長期的に活躍できる仕組みの整備を極めて重要な要素と位置付けています。
従業員のスキル向上研修や次世代経営人材育成プログラム等の体系的な人材開発プログラムを実施しています。柔軟な働き方制度を設計し、従業員一人ひとりが最大限能力を発揮し、多様なキャリア形成や自立できる環境を提供できるよう努めています。
中長期にわたって活躍しやすい環境の整備や人事制度の構築にも努めています。サステナビリティに関する重点課題(マテリアリティ)としては、「デジタルによる産業変革」「デジタル人材の育成と多様な働き方ができる環境の提供」「強固な経営基盤の確立」「デジタルの力で地球環境に貢献」の4つを掲げています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
デジタルホールディングスは、監査等委員会設置会社として、透明性の高い経営体制を構築しています。取締役会は社外取締役が過半数を占める構成となっており、業務執行と監督の分離を通じて、その監督機能が十分に機能する体制をとっています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
デジタルホールディングスの筆頭株主は創業者の鉢嶺登氏であり、代表取締役会長の野内敦氏も上位株主として名を連ねています。両氏の所有株式数には、それぞれの資産管理会社が保有する株式数を含めた実質所有株式数が記載されており、創業家が関連会社を通じて上位に並ぶ資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 鉢嶺 登 | 25.90% |
| 日本マスタートラスト信託銀行 | 7.44% |
| 野内 敦 | 7.36% |
| 海老根 智仁 | 5.21% |
| マイナビ | 4.32% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は10名(男性8名・女性2名)で構成され、女性役員比率は20.0%です。代表取締役社長は金澤大輔氏が務めています。社外取締役比率は70.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 野内 敦 | 代表取締役会長 | 1991年4月森ビル入社、1996年10月オプト(現在の同社)入社、1999年3月同社取締役、2015年2月オプトベンチャーズ代表取締役、2017年3月同社取締役副社長グループCOO、2020年3月同社代表取締役社長グループCEO、2025年3月同社代表取締役会長より現職。 |
| 金澤 大輔 | 代表取締役社長 | 2005年9月オプト(現在の同社)入社、2008年1月同社営業部部長、2013年4月同社執行役員、2015年4月オプト代表取締役社長CEO、2017年4月同社上席執行役員、2019年4月同社グループ執行役員、2021年3月同社取締役グループCOO、2024年4月同社取締役、2024年4月オプト代表取締役社長、2025年3月同社代表取締役社長より現職。 |
| 鉢嶺 登 | 取締役ファウンダー | 1991年4月森ビル入社、1994年3月デカレックス(現在の同社)設立、同社代表取締役社長、2017年3月ソウルドアウト取締役、2020年3月同社代表取締役会長、2024年12月フィックスターズ社外取締役、2025年3月同社取締役ファウンダーより現職。 |
社外取締役は、水谷智之氏(元リクルートキャリア初代代表取締役社長)、栁澤孝旨氏(ZOZO取締役副社長兼CFO)、荻野泰弘氏(アンドパッド取締役CFO)、時岡真理子氏(East Meet East, Inc. Founder & CEO)、岡部友紀氏(公認会計士・FP事務所開設・プレス工業社外取締役監査等委員・監査等委員)、鍵﨑亮一氏(三浦法律事務所入所・監査等委員)、山内一英氏(元三菱HCキャピタル常勤監査役・FPG社外監査役・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会は社外取締役が過半数を占める構成となっています。監査等委員である取締役は、取締役会の監査機能とコーポレート・ガバナンス体制の充実を図る役割を担っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
デジタルホールディングスの役員報酬は、基本報酬と業績連動報酬で構成されています。ガバナンス機能を担う非業務執行取締役、社外取締役、監査等委員である取締役には基本報酬のみを支給しています。業務執行取締役には、短期業績連動報酬(賞与)と中長期業績連動報酬(株式報酬等)の2種類の業績連動報酬が支給されます。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 3名 | 1.1億円 | 36.0百万円 |
| 社外取締役(監査等委員を除く) | 4名 | 40百万円 | 10.0百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。