※本記事は、アミタホールディングス株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
アミタホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は85名、グループ連結従業員数は189名です。
同社グループは、「社会デザイン事業」の提供を通じて、発展すればするほど自然資本と人間関係資本が増加する持続可能社会の実現を目指しています。45年以上にわたり培ったサステナビリティ分野のノウハウを活かし、持続可能な企業経営・地域運営を統合的に支援しています。連結子会社5社を中心に事業を展開しています。
主な国内グループ会社は、アミタ、アミタサーキュラー、サーキュラーリンクスなどです。
当連結会計年度末には、持分法適用関連会社であったCodo Advisoryを売却し、同社の関連会社ではなくなりました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
アミタホールディングスは、持株会社としてグループ全体の人材戦略を推進しています。同社グループは、自然資本と人間関係資本の増加に資する事業を行うというミッションを掲げ、従業員の成長と多様な働き方を支援する企業文化を醸成しています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、平均勤続年数が8.8年、平均年齢が37.9歳となっており、比較的長く勤める従業員が多い傾向が見られます。これは、同社が従業員の人間力向上と関係性醸成を重視し、多様な働き方を支援する制度を導入していることと関連していると考えられます。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 6,167,000円 |
| 平均勤続年数 | 8.8年 |
| 平均年齢 | 37.9歳 |
| 単体従業員数 | 85人 |
| 連結従業員数 | 189人 |
| 単体のグループ内比率 | 45.0% |
アミタホールディングスグループは、退職給付制度として確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)を採用しています。この制度は国内グループ会社に適用されています。退職一時金制度はありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
アミタホールディングスグループは、「いのちをコストにしない社会」の実現をミッションとし、経済発展や国家の利益のために人のいのちが軽んじられ、自然が破壊される近代の誤作動を正すことを目指しています。このミッションを果たすため、「凡人集まりて非凡を成す」「ライフ・ワーク・ラーン」という企業ポリシーに基づき、仕事を通じた人間力の向上と関係性の醸成を通じて従業員の人生を豊かにすることを目指しています。性別、年齢、国籍、人種、学歴、職歴、宗教、障がいの有無、性自認等に関わらず、従業員一人ひとりの人間性と価値創出意欲を重視した採用活動と人財育成を推進しています。
人的資本・多様性に関する3つの柱として、「仲間と共に無限の価値を生み出す価値創出人財の育成」「時代の変化に対応するダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」「Well-beingを高める風土づくりと環境整備」を掲げています。具体的には、ムーンショットの目標管理(OKR)による挑戦と成長、課長職を廃止し立候補制のリーダー制度を導入する手当制度、哲学・倫理観・文明論等を含む重層的な従業員研修(桃栗研修、思考訓練、レゾンデートル研修)を実施しています。また、生成AI等のデジタル技術を活用したDX・AX人財の育成推進や、自己啓発活動助成制度、ボランティア等の社会的活動に利用できるソーシャル・タイムといった支援制度も用意されています。
ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンにおいては、従業員が職場環境の改善を企画するKAGUYA PJ、履歴書不要の新卒採用(中途採用も順次切り替え予定)など人間性と価値創出意欲を重視した採用活動、多様なバックグラウンドを持つ人財の中途採用、シニアパートナー社員制度・人間関係資本制度によるシニア人財の活躍推進に取り組んでいます。さらに、リモートワークとフレックスタイム制度、2023年度から挑戦している週32時間就労、未消化の年次有給休暇を貯蓄し子育てや介護等に利用できるAMITIME制度、FIT電気への切り替えを支援する「あみ電手当」制度、失敗を恐れずに挑戦するチームや個人をたたえるMVF(Most Valuable Failure)賞など、Well-beingを高めるための多様な制度や福利厚生を整備しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。男性労働者の育児休業取得率は、該当する対象者がいないため「-」と表示されています。男女賃金差異(全労働者)および男女賃金差異(非正規雇用)は公表されていません。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 35.0% |
| 男性育児休業取得率 | - |
| 男女賃金差異(正規雇用) | 80.1% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。男性労働者の育児休業取得率の「-」は該当する対象者がいないことを示しております。
▼ アミタ株式会社
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 8.3% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 67.2% |
▼ アミタサーキュラー株式会社
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 15.4% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | - |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 80.5% |
仲間と共に無限の価値を生み出す価値創出人財の育成
算出時期は各年度の12月末日時点。算出範囲は同社と完全子会社に在籍する従業員です。
| 指標(KPI) | 数値 |
|---|---|
| 一人当たりの研修時間(正社員) | 20.6時間 |
| 一人当たりの研修時間(臨時社員) | 0.4時間 |
| DX人財率 | 2.3% |
| DX人財人数 | 4名 |
| 自己啓発活動助成制度の利用率 | 24.2% |
| 自己啓発活動助成制度の利用者数 | 65名 |
| 自己啓発活動助成制度の利用件数 | 197件 |
| ソーシャル・タイム制度の利用者率 | 15.8% |
| ソーシャル・タイム制度の利用者数 | 29名 |
| ソーシャル・タイム制度の利用件数 | 79件 |
時代の変化に対応するダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン
算出時期は各年度の12月末日時点。算出範囲は同社と完全子会社に在籍する従業員です。女性役員比率の算出範囲は同社における取締役、監査役、執行役員です。
| 指標(KPI) | 数値 |
|---|---|
| 女性社員比率(全従業員) | 51.7% |
| 女性社員比率(正社員) | 42.9% |
| 女性管理職比率 | 22.2% |
| 女性役員比率 | 11.1% |
| 育児休業の取得(合計取得者数) | 9名 |
| 育児休業の取得(男性取得者数) | 2名 |
| 育児休業の取得(男性取得率) | 100.0% |
| 育児休業の取得(男性取得日数) | 66日 |
| 育児休業の取得(女性取得者数) | 7名 |
| 育児休業の取得(女性取得率) | 100.0% |
| 育児休業の取得(女性取得日数) | 1,349日 |
| 育児休暇取得後の復職率 | 100.0% |
| 男女間賃金格差(正社員) | 76.1% |
| コンプライアンスチェック受験率 | 80.8% |
Well-beingを高める風土づくりと環境整備
算出時期は各年度の12月末日時点。算出範囲は同社と完全子会社に在籍する従業員です。従業員の職場環境を問う設問でのポジティブ回答率の前年度実績は正社員のみの集計値です。
| 指標(KPI) | 数値 |
|---|---|
| AMITIME制度の利用者数・利用日数 | 15名 94日 |
| 1カ月の在宅勤務・リモートワーク実施率 | 25.1% |
| フレックスタイム制度利用率 | 78.4% |
| あみ電手当申請人数 | 平均12名 |
| 救命救急講習受講者率 | 39.8% |
| 従業員の職場環境を問う設問でのポジティブ回答率 | 79.0% |
(ア)(イ)(ウ)の共通項目
算出時期は各年度の12月末日時点。算出範囲は同社と完全子会社に在籍する従業員です。離職率は正社員の離職率です。当社グループで働くことへの誇りを問う設問でのポジティブ回答率および企業理念への共感を問う設問でのポジティブ回答率の前年度実績は正社員のみの集計値です。
| 指標(KPI) | 数値 |
|---|---|
| 離職率 | 6.3% |
| 当社グループで働くことへの誇りを問う設問でのポジティブ回答率 | 69.8% |
| 企業理念への共感を問う設問でのポジティブ回答率 | 79.5% |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
アミタホールディングスは、持続可能社会の実現を使命とし、「社会デザイン事業」を通じて企業や地域の持続可能な運営を支援しています。同社グループは、発展すればするほど自然資本と人間関係資本が増加する社会を目指し、日本を「経済大国」から「循環大国」へと導く「エコシステム社会構想2030」を掲げています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、サステナビリティ分野で培ったノウハウやネットワークを活かし、持続可能な企業経営や地域運営を統合的に支援する「社会デザイン事業」を展開しています。この事業は、主に「トランジションストラテジー事業」「サーキュラーマテリアル事業」「海外統括事業」「サーキュラーマネジメント事業」の4つの領域で構成されています。
トランジションストラテジー事業では、企業向けに循環型の事業創出や事業変革を支援する「Cyano Project」や、自治体向けに互助共助の関係性増幅と域内資源循環を促進する「MEGURU STYLE」を提供し、移行戦略の立案から実行までを支援しています。また、国際的な環境認証制度の審査・監査業務も行っています。
サーキュラーマテリアル事業では、天然資源の代替となる「サーキュラーマテリアル」の開発・製造・供給を通じて、100%再資源化を高度化し、CO2削減や生態系回復に貢献しています。国内に複数の製造拠点と協業企業ネットワークを有しています。
海外統括事業では、アジア・大洋州地域を中心に、環境コンサルティングや産業廃棄物の100%再資源化事業を展開しています。マレーシアやインドネシアでの事業拡大を進めるほか、インドやパラオでの脱炭素化に向けた事業可能性調査も継続しています。
サーキュラーマネジメント事業では、持分法適用関連会社を通じて、顧客企業のESG経営とサーキュラーエコノミー推進を支援しています。廃棄物管理システムやサステナブルBPOを提供し、環境管理業務の効率化と循環経済への取り組みをサポートしています。
同社グループの収益は、これらのサービス提供から得られています。当連結会計年度の売上高は、主に一時点で移転される財・サービスと、一定の期間にわたり移転されるサービスから構成されています。国内の外部顧客への売上高が連結売上高の90%以上を占めており、特定の顧客への収益集中は見られません。
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの直近5期間の業績推移を見ると、売上高は変動しながら推移しており、当連結会計年度は前期から減少となりました。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益も同様に変動が見られ、当連結会計年度は前期と比較して減少しています。営業利益も前期から減少する結果となりました。
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 51.6億円 | 48.2億円 | 45.4億円 | 49.3億円 | 48.7億円 |
| 経常利益 | 6.3億円 | 7.2億円 | 5.3億円 | 5.6億円 | 4.7億円 |
| 経常利益率 | 12.2% | 14.8% | 11.7% | 11.3% | 9.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6.3億円 | 5.3億円 | 3.1億円 | 4.2億円 | 3.1億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 36.08 | 30.29 | 17.57 | 24.11 | 17.72 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたりの売上高は、前期と比較して減少しています。また、従業員1人あたりの営業利益も前期から減少する傾向を示しています。これらの指標は、同社グループ全体の生産性が前期に比べてやや低下していることを示唆しています。
| 指標 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 26.8百万円 | 25.7百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 2.6百万円 | 2.3百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループは、本業で安定的に資金を生み出しつつ、将来の成長に向けた積極的な投資を行っている状況です。財務基盤は堅固であり、事業拡大のための資金を確保していることがうかがえます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの自己資本比率は前期から減少傾向にあるものの、非製造業のプライム市場平均と比較して高い水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)も前期から減少していますが、プライム市場平均を上回る水準を示しています。現金及び預金は増加傾向にあり、手元資金は厚みを増していることから、事業を継続していく上での安定性があると言えます。
| 指標 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 27.3億円 | 30.0億円 |
| 自己資本比率 | 40.5% | 38.3% |
| ROE(自己資本利益率) | 17.2% | 11.1% |
| 現金及び預金 | 27.3億円 | 31.2億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
営業活動によるキャッシュフローは前期から増加しており、本業で安定的に資金を生み出している状況です。これは税金等調整前当期純利益の計上や減価償却費の計上、法人税等の支払額などによるものです。
一方、投資活動によるキャッシュフローは前期から支出が増加しており、有形固定資産の取得による支出などが主な要因となっています。これは姫路循環資源製造所におけるスマートファクトリー新設など、将来に向けた積極的な設備投資を行っていることを示しています。
財務活動によるキャッシュフローは前期から収入が増加しており、長期借入れによる収入が主な要因です。結果として、フリーキャッシュフローは前期に引き続きマイナスとなっています。これは本業で得た資金を上回る規模で、成長のための投資を積極的に行っている状況を示しており、将来的な成長への期待が持てる状況です。
| 項目 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 4.7億円 | 5.8億円 |
| 投資CF | △5.1億円 | △8.0億円 |
| 財務CF | △1.1億円 | 6.0億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △40百万円 | △2.2億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、発生品(廃棄物等)の取扱量が想定を下回ることで、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があると認識しています。また、環境市場の競争激化が顧客の流出につながり、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性も示されています。
③ 人材・組織に関するリスク
労働人口の減少や働き方の多様化が進む中で、新たな人材確保の難易度が上がった場合や既存人材が流出する等により、同社グループの事業に影響を及ぼす可能性があると認識しています。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
アミタホールディングスは、「持続可能社会」の実現を基本理念に掲げ、全てのステークホルダーとの関係性及び利益を重視した経営を目指しています。同社グループは、社会の持続性と関係性を向上する「社会デザイン事業」の確立を通じて、未来をデザインする企業としての役割を追求しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
アミタホールディングスグループは、「持続可能社会=発展すればするほど自然資本と人間関係資本が増加する社会」の実現を基本理念としています。同社グループは、株主・顧客・取引先・従業員・地域社会など全てのステークホルダーとの関係性及び利益を重視したステークホルダー経営を目指しています。
2030年ビジョンの実現に向け、無駄を生まない「循環」と、最適解を導き関係性を増幅する「包摂」の仕組みを軸に、「社会デザイン事業」の確立を推進しています。その中核を担う社会循環OSとして「サーキュラープラットフォーム」の構築を進め、エコシステム社会の実現を目指す戦略です。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
アミタホールディングスグループは、「自然資本と人間関係資本の増加に資する事業のみを行う」ことを定款に掲げ、持続性を支える「自然資本」「人的資本」「社会関係資本」の増幅に取り組んでいます。同社グループのミッションは「いのちをコストにしない社会」の実現です。
企業ポリシーとして「凡人集まりて非凡を成す」と「ライフ・ワーク・ラーン(善く暮らし、善く働き、善く学ぶ)」を掲げています。従業員一人ひとりの人間性と価値創出意欲を重視し、ミッション共感性や挑戦意欲、仲間との協働精神を大切にする企業風土です。
失敗を恐れずに挑戦する文化を醸成するため、「MVF(Most Valuable Failure)賞」という表彰制度を毎年実施しています。これは失敗から得た学びに価値があるという考えに基づき、挑戦を促す制度です。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
アミタホールディングスグループは、サステナビリティ開示の義務化を成長機会と捉え、AIでは代替できない領域に強みを発揮することを目指しています。同社グループは、社会の持続性と関係性を向上する「社会デザイン事業」の確立に向けた開発を推進しています。
「社会デザイン事業」を支える経営基盤として、企業文化の醸成や価値生産性を高める組織・人財開発を重点テーマとしています。具体的には、人事制度の継続的改善、週32時間就労への挑戦、Well-beingを高める環境整備等に取り組んでいます。
また、AI活用による業務効率化や新サービス開発を担いつつ、AIに代替されない「共感・信頼・関係性」といった価値を創出できる人財の育成を重視しています。ステークホルダーとの関係強化や社会的認知度の向上にも継続して取り組む方針です。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
アミタホールディングスは持株会社体制をとっており、取締役会が経営の意思決定と監督を担っています。監査役会設置会社として、独立した監査役が業務執行の監査を行っています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
アミタホールディングスの株主構成を見ると、事業会社である大平洋金属と、創業家である熊野英介氏が主要な株主として名を連ねています。このことから、安定した事業基盤を持つ企業と創業家が同社グループの経営を支えていることがうかがえます。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 大平洋金属 | 32.74% |
| 熊野 英介 | 31.47% |
| MCPジャパン・ホールディングス | 3.76% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は8名(男性7名・女性1名)で構成され、女性役員比率は12.5%です。代表取締役会長兼CVOは熊野英介氏、代表取締役社長兼CIOOは末次貴英氏が務めています。社外取締役比率は40.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 熊野 英介 | 代表取締役会長 兼CVO | 1979年4月アミタ(現アミタサーキュラー)入社、1993年11月同社代表取締役社長、2010年1月同社代表取締役会長兼社長、2023年3月同社代表取締役会長兼CVOより現職。 |
| 末次 貴英 | 代表取締役社長 兼CIOO | 2005年4月アミタ(現アミタサーキュラー)入社、2020年1月同社代表取締役、2023年3月同社代表取締役社長兼CIOOより現職。 |
| 岡田 健一 | 取締役 兼CGO | 2005年4月アミタ(現アミタサーキュラー)入社、2020年1月同社取締役、2024年3月同社取締役兼CGOより現職。 |
社外取締役は、髙野雅晴氏(ビットメディア代表取締役)、清水菜保子氏(ゆずり葉代表理事)です。
同社は監査役会設置会社であり、取締役5名のうち2名が社外取締役、監査役3名のうち2名が社外監査役として、監督・監査機関の独立性を確保しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
アミタホールディングスの役員報酬は、株主総会で定められた報酬総額の最高限度額の範囲内で、会社業績と個人業績評価に基づいて算定されています。取締役の報酬は取締役会決議により、監査役の報酬は監査役会の協議により決定されます。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 3名 | 70百万円 | 23.4百万円 |
| 監査役(社外除く) | 1名 | 15百万円 | 14.7百万円 |
| 社外役員 | 4名 | 10百万円 | 2.4百万円 |
連結報酬等の総額が1億円以上の役員はいないため、個人別の報酬開示は行われていません。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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