【平均年収789万円】GreenBee 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

【平均年収789万円】GreenBee 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

GreenBeeは、グループ各社とともにテクノロジーを活用したDXサービス、GXサービス、テクノロジーライセンスの3事業を展開しています。GXサービスでは系統用蓄電池事業にも参入しました。直近期は増収増益を達成し、数年来の赤字体質から脱却しました。


目次

※本記事は、GreenBee 株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


GreenBeeは、「テクノロジーで持続可能な未来を築く会社」をミッションに、DXサービス、GXサービス、テクノロジーライセンスの3事業を展開しています。AIやIoTを活用したDX、再生可能エネルギー導入によるGXを推進するサービスを提供しています。

単体従業員数は11名、連結従業員数は41名です。

主な国内グループ会社は、タオソフトウエア(ソフトウェアの開発・販売)などです。

GXサービス事業では、株式会社ウエストホールディングスの子会社から系統用蓄電所を取得し、系統用蓄電池事業に参入しました。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


GreenBeeは、テクノロジーを駆使して持続可能な未来を築くことを企業理念とする会社です。少人数体制を活かし、従業員一人ひとりの意見が経営に反映されやすい風通しの良い環境が特徴です。ここでは、同社の給与水準や働き方、人材育成への考え方について詳しく見ていきます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


GreenBeeの単体従業員の平均年齢は比較的高く、平均勤続年数も一定の期間を示しています。これは、経験豊富な人材が同社でキャリアを継続している傾向があることを示唆しています。少人数ながらも、安定した環境で専門性を深めることができる働き方が期待されます。

項目 数値
平均年間給与 7,886,000円
平均勤続年数 6.6年
平均年齢 47.6歳
単体従業員数 11人
連結従業員数 41人
単体のグループ内比率 26.8%


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


GreenBeeグループは、「テクノロジーで、持続可能な未来を築く会社」を企業理念に掲げ、デジタルテクノロジーを通じて新しいエクスペリエンスを提供し、持続可能な社会の実現を目指しています。同社グループは、優秀な人材が成長に不可欠であると考え、一人ひとりが自律し、高い技術品質を提供するプロフェッショナル人材として会社と共に成長していくことを目指しています。

具体的には、技術資格の取得支援やグループ・部署間の交流促進を通じて、専門性の向上と新たな価値創造を支援しています。また、年齢、国籍、性別を問わない平等な人事評価に基づく管理職登用を推進し、多様な人材が活躍できる環境を整備しています。

働き方においては、フレックスタイム制度を導入し、多様なライフスタイルに対応できる柔軟な体制を整えています。さらに、2026年1月からは企業型確定拠出年金制度を導入し、従業員の資産形成支援と長期的な定着率向上を図っています。同社グループは、経営陣との距離が近く、従業員の意見が経営に反映されやすい風通しの良い環境を強みとしており、少人数ならではの意思決定の速さと柔軟な対応を可能にしています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


同社は常時雇用される従業員が100名以下の事業規模であるため、女性活躍推進法等の規定による公表は行われていません。そのため、提出会社単体の法定開示データは開示されていません。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


GreenBeeグループは、ソフトウェア製品およびサービスの提供を通じて、多岐にわたる事業を展開しています。特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)、グリーントランスフォーメーション(GX)、そしてテクノロジーライセンスの3つの領域を重要視し、持続可能な未来の実現を目指しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、GreenBee株式会社、GreenBee Technology (Shanghai) Inc.、タオソフトウエア株式会社の計3社で構成されています。DXサービス事業では、スマートフォン向けのクラウドデータバックアップサービス「GreenBee Cloud Backup」や、モバイルアプリの脆弱性診断サービス「RiskFinder」を提供しています。GXサービス事業では、AIやICTを活用してエネルギー使用状況を最適化するEMSクラウドサービスや、それに伴う蓄電池システムなどのカスタムパッケージを提供しています。テクノロジーライセンス事業では、デジタルテレビ向けの組込みブラウザー「tourbillon」、スマートフォンとPC間のデータ転送や画面ミラーリングを可能にするアプリケーション、AIメイクアップアプリ、そして4K/8Kプレミアコンテンツ再生技術などを提供しています。

同社グループの収益形態は多角的です。メーカー向けのロイヤリティ収入や、エンドユーザー向けのサブスクリプション収入といったストック型の収益が一つです。また、顧客の仕様に合わせたソフトウェア製品の開発を請け負う受託開発や、既存製品のカスタマイズ開発による開発収入も重要な柱となっています。さらに、製品納品後の定期的なメンテナンスやクラウドサーバーの運用サポートによる保守サービス・サポート収入も得ています。

直近の販売実績を見ると、DXサービス事業が大きく伸長している一方で、テクノロジーライセンス事業は漸減傾向にあります。同社グループの売上高は、上位4社の顧客で全体の約6割を占める傾向にあります。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの過去5期間の業績推移を見ると、売上高は変動しながらも直近の2025年12月期には大きく増加しました。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、過去に損失を計上した期もありましたが、直近の2025年12月期には大幅な増益を達成し、数年来の赤字体質から脱却しています。

項目 2021年12月期 2022年12月期 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期
売上高 7.2億円 8.3億円 8.1億円 8.1億円 9.6億円
経常利益 13百万円 △1.8億円 3百万円 61百万円 1.7億円
経常利益率 1.8% △22.0% 0.4% 7.5% 17.5%
親会社株主に帰属する当期純利益 1百万円 △1.9億円 △1.6億円 64百万円 2.0億円
1株当たり当期純利益(円) 0.57 △89.40 △72.58 27.88 87.49

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたりの売上高は、前期と比較して増加しており、生産性が向上している傾向が見られます。また、従業員1人あたりの営業利益も前期から大きく伸びており、事業活動における収益創出能力が高まっていることが示されています。これらの指標の改善は、組織全体の効率化や事業の成長が背景にあると考えられます。

指標 2024年12月期 2025年12月期
従業員1人あたり売上高(連結) 18.8百万円 23.5百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 1.2百万円 4.0百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


GreenBeeは、本業で安定した資金を生み出し、財務基盤を強化しながら事業を展開している状況です。これにより、持続的な成長に向けた基盤が整っていることを示しています。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


GreenBeeグループの財務基盤は、高い自己資本比率と潤沢な手元資金によって安定している状況です。自己資本比率はプライム市場平均と比較して非常に高く、財務的な安全性が確保されています。ROEもプライム市場平均を上回っており、効率的な資本活用ができていることを示しています。豊富な現金及び預金は、事業環境の変化や不測の事態に対する耐性を高め、長期的な雇用や給与の安定性につながる要素となります。

指標 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
純資産 11.9億円 13.9億円
自己資本比率 91.3% 82.9%
ROE(自己資本利益率) 5.7% 15.8%
現金及び預金 9.3億円 12.8億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


GreenBeeグループのキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが2.6億円のプラスとなり、前期から増加しています。これは、事業活動を通じて安定的に資金を生み出していることを示しています。投資活動によるキャッシュフローは△6百万円のマイナスとなっており、前期の△22百万円からマイナス幅が縮小しました。これは、事業に必要な投資を継続している状況を表しています。財務活動によるキャッシュフローは84百万円のプラスとなり、前期から増加しています。その結果、自由に使える資金を示すフリーキャッシュフローは2.6億円のプラスとなり、前期から増加しました。このキャッシュフローの状況は、同社グループが本業で安定して資金を創出し、財務的な健全性を維持しながら事業を展開していることを示しており、入社後の雇用や給与の安定性につながる要素であると考えられます。

項目 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
営業CF 1.2億円 2.6億円
投資CF △22百万円 △6百万円
財務CF 44百万円 84百万円
フリーCF(営業CF+投資CF) 1.0億円 2.6億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、属するソフトウェア業界の技術革新の速さや製品の陳腐化により、競争力を失うリスクを認識しています。特に祖業であるマルチメディア関連技術は大きな成長性が見込めず、漸減していくと見込んでいます。また、特定の国内外大手企業への販売依存度が高く、2025年12月期は上位4社で売上の66.3%を占めています。主要販売先の業績不振や経営方針の変更が、同社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、50名程度の小規模組織であり、ソフトウェア開発・技術者の不足が課題となっています。優秀な人材の流出や採用難が、製品・サービスの納品や品質、競争力維持に影響を及ぼす可能性があります。今後の事業拡大には、優秀な人材の確保、育成、定着が不可欠であると認識しています。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


GreenBee 株式会社は、テクノロジーを通じて社会の持続可能な未来を築くことを目指しています。変革期にある社会のニーズに応え、新たな価値創造に取り組む企業風土が特徴です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


GreenBeeは、「テクノロジーで、持続可能な未来を築く会社」を企業理念として掲げています。同社グループは、この理念に基づき、デジタルテクノロジーを駆使して社会や生活の変化に対応する新しいエクスペリエンスを提供することを目指しています。企業の成長と環境・社会・経済の持続可能性を両立することを長期ビジョンとしています。

2024年4月1日には商号をGreenBeeに変更し、再生可能エネルギー関連製品を提供する「GXサービス事業」、AIとシステムで情報活用可能なサービスを提供する「DXサービス事業」、自社テクノロジー製品をライセンスする「テクノロジーライセンス事業」を展開しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


GreenBeeは、従業員一人ひとりが自律し、高い技術品質を提供するプロフェッショナル人材として会社と共に成長していくことを目指しています。年齢、国籍、性別を問わず、意欲、能力、実績に応じた平等な人事評価に基づく管理職登用を推進しています。

同社グループは、経営陣との距離が近く、従業員の意見が経営に反映されやすい風通しの良い環境を強みとしています。少人数体制を活かし、意思決定のスピードが速く、柔軟な対応が可能な企業風土があります。

従業員が主体的に業務に取り組み、働きがいのある職場を目指しており、実力に応じた登用を推進し、ダイバーシティを強化していく方針です。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


GreenBeeグループは、事業拡大に向けた複数の経営課題に取り組んでいます。特に、GXサービス事業への参入にあたり、社内開発者と外部協力者を合わせた開発管理体制を構築し、品質を担保することが重要です。

また、製品開発で生まれる独自の知的財産を効率的に管理し、市場競争における優位性を確保するとともに、他社の知的財産を侵害しないよう努めています。個人情報保護規制の強化に対応するため、管理体制の強化も進めています。

さらに、ソフトウェア業界における優秀な人材不足に対応するため、国内外でソフトウェア開発・技術者および製品企画者の確保を重点テーマとしています。適切な情報開示と投資家との対話のため、内部管理体制の強化も図っています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


GreenBeeは、取締役会と監査役会を設置する監査役会設置会社として、経営の透明性、公平性、迅速な意思決定、適切な情報開示を重視しています。取締役会は経営上の意思決定機関として機能し、監査役会は取締役の職務執行を監督する体制です。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


GreenBeeの筆頭株主はSEN-CHOU LO氏であり、常任代理人をSMBC日興証券が務めています。上位株主には事業会社であるキーウィテクノロジーや証券会社であるSBI証券が名を連ねています。また、同社の代表取締役社長である岩本定則氏も上位株主の一人として名を連ねています。

株主名 持株比率
SEN-CHOU LO(常任代理人 SMBC日興証券) 22.82%
キーウィテクノロジー 13.16%
SBI証券 9.37%
楽天証券共有口 3.54%
ウエストホールディングス 3.01%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性6名・女性1名)で構成され、女性役員比率は14.0%です。代表取締役社長は岩本定則氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。

氏名 役職 主な経歴
岩本 定則 代表取締役社長 1996年7月ニチメン電子部品入社、2008年2月ビデェイス(現同社)入社、営業本部長。2017年2月より同社代表取締役社長。
宇佐美 將生 取締役 1998年4月ニチメン電子部品入社、2015年4月同社セールス・アンド・マーケティング本部部長。2024年3月より同社取締役。


社外取締役は、落合洋司氏(江戸日本橋法律事務所代表)、李欣欣氏(キーウィテクノロジー代表取締役社長)です。

同社は監査役会設置会社を採用しており、取締役会による迅速な意思決定と監査役会による経営監視の体制を構築しています。社外取締役および社外監査役は、客観的かつ中立的な立場から経営に対する監視や助言を行っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


GreenBeeの役員報酬は、中長期的な企業価値向上への貢献と優秀な人材確保を目的として設計されています。業務執行取締役の報酬は、基本報酬、業績連動報酬、株式報酬で構成されています。一方、監督機能を担う社外取締役と監査役の報酬は、その職務に鑑み基本報酬のみとなっています。業績連動報酬の指標には、企業の稼ぐ力を表す連結営業利益が採用されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 2名 64百万円 32.0百万円
社外取締役 2名 2百万円 1.0百万円
社外監査役 3名 8百万円 2.7百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。