※本記事は、ユニフォームネクスト株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月26日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
ユニフォームネクストは、インターネットを利用した業務用ユニフォームの通信販売事業を主軸としています。ECサイトを通じた「リテール販売」と、人的営業による「ホールセール販売」の2つのチャネルを展開し、法人および個人顧客に商品を提供しています。
同社の単体従業員数は157名です。事業セグメントはユニフォーム販売事業の単一セグメントとなっています。
ユニフォームネクストは、業務用ユニフォームの通信販売を主軸とし、Web制作・マーケティング、カスタマーサポート、物流・加工といった主要業務を内製化しています。福井県福井市の本社と物流センターに機能を集中させ、ECサイトを通じた販売と法人営業を展開しています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
ユニフォームネクストは、従業員のワークライフを重視し、柔軟な働き方を支援する環境づくりに注力しています。給与水準や在籍傾向、そして人的資本に関する具体的なデータから、同社の働き方の特徴を詳しく見ていきましょう。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、平均年齢が比較的若く、平均勤続年数も一定の期間を示しています。これは、若手社員がキャリアを築きながら定着している傾向があることを示唆しています。業容の拡大に伴い、期中採用が増加している点も特徴です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 4,380,789円 |
| 平均勤続年数 | 5.9年 |
| 平均年齢 | 30.8歳 |
| 単体従業員数 | 157人 |
| 連結従業員数 | - |
| 単体のグループ内比率 | - |
同社は、退職給付制度として確定拠出年金制度(会社が拠出した資金を従業員が運用する)を採用しています。この制度は国内の従業員に適用されます。
なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
ユニフォームネクストは「ワークライフをハッピーに!」という経営理念を掲げ、従業員のワークライフをハッピーにすることが持続可能な社会への貢献と事業成長に不可欠な経営戦略と位置づけています。経営理念と方針の浸透・共感のため、毎月勉強会を開催しています。
また、柔軟な働き方を支援する取り組みも進めています。特に、短日勤務や短時間勤務などの制度拡充、リモートワークといった多様な働き方の充実に努めています。これにより、従業員がライフステージの変化に対応しながら仕事を続けられる、働きがいのある職場環境づくりを目指しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 7.7% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 83.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 47.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 64.6% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 108.6% |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
ユニフォームネクストは、インターネットを活用した業務用ユニフォームの通信販売を主軸とする企業です。ECサイトを通じたリテール販売と、法人顧客への人的営業によるホールセール販売の二つのチャネルを展開し、幅広い顧客層にユニフォームを提供しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社はユニフォーム販売事業の単一セグメントで事業を展開しています。この事業は、顧客属性と販売手法に基づき、リテール販売とホールセール販売の2つのチャネルに分かれています。
リテール販売では、カテゴリー特化型の自社ECサイトを運営し、日本全国の法人および個人顧客へ商品を販売しています。フードユニフォーム、クリニックユニフォーム、オフィスユニフォーム、ワークユニフォームといった多様な商品を扱い、Webマーケティングと利便性の高いUIで効率的に注文を獲得しています。
ホールセール販売は、大口注文が見込まれる法人顧客に対し、専門チームが能動的にアプローチを行う部門です。Webマーケティングによる集客力と人的リソースによる営業提案力を融合させた「ハイブリッド販売モデル」を推進し、高単価かつ継続性の高い受注獲得を目指しています。オンラインセールスとフィールドセールス、そして顧客の定着化を図るカスタマーサクセス体制を構築しています。
同社は福井県福井市の本社と物流センターに主要機能を集中させ、Web制作・マーケティング、カスタマーサポート、物流・加工といった業務を内製化している点が特徴です。これにより、自社スタジオでの撮影やWebページ制作、広告運用、コールセンター運営、さらには刺繍・プリント加工までを社内で行い、顧客満足度の向上と短納期納品を実現しています。
近年は、マーケティングのターゲットを個人需要から法人需要へと明確にシフトし、高単価な法人顧客の新規獲得に注力しています。この戦略により、新規顧客の平均購入単価が大幅に上昇し、売上の拡大と獲得効率の改善を同時に実現する「顧客ポートフォリオの質の転換」が進んでいます。
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社の直近の業績は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも増加傾向にあります。特に営業利益、経常利益、当期純利益は大幅な伸びを示しており、収益性が大きく改善していることがうかがえます。
この背景には、法人需要へのターゲットシフトによる高単価な新規顧客獲得と、コスト効率の改善が相乗効果を生んだことがあります。人材採用や賃上げ、ITシステムへの投資を継続しつつ、広告宣伝費の投資対効果向上や流通コスト効率の改善が利益率の向上に寄与しています。
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社における従業員1人あたりの収益性や生産性を示す具体的な数値は、開示されている情報からは確認できません。しかし、同社は業容の拡大に伴い従業員数が増加しており、人材採用や賃上げ、ITシステムへの投資を継続的に実施しています。
これらの投資は、将来の成長基盤を盤石にするための人的資本および業務効率化への取り組みを示しています。法人顧客比率の上昇による注文規模の拡大やコスト構造の改善は、組織全体の生産性向上に寄与する可能性があります。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
ユニフォームネクストの財務状況は、事業の継続性や将来の成長投資の余力を見る上で重要な要素です。キャッシュフローの動きや事業を取り巻くリスクを把握することで、同社の安定性を確認できます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社の財務基盤は、自己資本比率やROE、手元資金の状況を通じてその安定性を評価するものです。これらの指標は、事業の継続性や将来の成長投資の余力を見る上で重要となります。入社後の雇用や給与の安定性を判断する上でも、これらの財務指標の傾向を把握することは大切です。
| 指標 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | - | - |
| ROE(自己資本利益率) | - | - |
| 現金及び預金等 | - | - |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
ユニフォームネクストのキャッシュフローは、事業活動、投資活動、財務活動の三つの側面から資金の流れを示しています。当期における営業活動によるキャッシュフローは資金が使用される状況となっており、税引前当期純利益や減価償却費の計上がある一方で、棚卸資産の増加や法人税等の支払いなどが要因として挙げられています。投資活動によるキャッシュフローは資金を獲得する状況であり、補助金等の受け取りが主な要因です。また、財務活動によるキャッシュフローは資金が使用される状況となっており、長期借入金の返済や配当金の支払いが行われています。この資金の流れは、事業活動において資金が使われている一方で、投資活動では資金を獲得し、財務活動では借入金の返済や配当を通じて資金が流出していることを示しています。入社後の安定性や成長性については、事業活動における資金の使われ方や投資の方向性を注視することが重要です。
| 項目 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | - | - |
| 投資CF | - | - |
| 財務CF | - | - |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | - | - |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社は、インターネット通販市場の競争激化や新規参入による競争力低下の可能性を認識しています。また、インターネットを通じた販売では価格競争が激化しやすく、収益力が低下するリスクがあるとしています。
③ 人材・組織に関するリスク
同社は、事業拡大のために優秀な人材の確保と育成、および外部流出の防止を重要な課題としています。必要な人材を十分に確保できない場合や重要な人材が外部に流出した場合、事業拡大に支障をきたすリスクがあるとしています。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
ユニフォームネクストは、「ワークライフをハッピーに!」をミッションに掲げ、ユニフォームを通じて働く人々の生活を豊かにすることを目指しています。お客様の視点に立ち、ユニフォーム業界の常識を変革することで、日本の「働く」をよりポジティブなものへと変えていくことをビジョンとしています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社は2024年度末から「Mission、Vision、Value」を経営の基本方針としています。Mission(使命)は「ワークライフをハッピーに!」であり、ユニフォームを通じて日本で働く人々のワークライフをより良いものにすることを使命としています。
Vision(ビジョン)は「ユニフォームの常識を変え、日本の働くを変える」を掲げています。お客様の視点で業界の慣習を変革し、働く人々がいきいきとやりがいを持てる環境を創出することを目指しています。
これにより、日本の「働く」をよりポジティブなものへと変えていくことを目標としています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社は以下の3つのValue(価値観)を大切にしています。「困難にワクワクする。」として高い成長意欲を持ち、困難な状況にも前向きに挑戦することを促しています。
「アイデアを実現する。」では、突破口を切り開くアイデアを生み出し、実現するまでやり切ることを重視しています。また、「人を喜ばせる。」として、期待を超える価値を提供し、喜びを生み出すことを掲げています。
サステナビリティに関する取り組みとして、経営理念と方針の浸透・共感のための勉強会を毎月開催しています。さらに、多様な働き方を支援するため、短日勤務や短時間勤務、リモートワークなどの制度拡充に取り組んでいます。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社は、今後の業容拡大に向けて「人材育成の仕組み構築」を経営課題の一つとしています。ユニフォーム販売に必要な専門知識を持つ社員による長期的なフォロー体制をより大規模に実現するため、効果的な仕組み構築に努めています。
また、「システムのセキュリティ管理体制と安定化」も重要な課題です。市場環境の変化に対応したセキュリティ管理体制の維持・構築・整備を継続的に進めています。
新規顧客増加に伴うアクセス増に備え、サーバー設備の増強や負荷分散を推進するなどの対策にも取り組んでいます。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
ユニフォームネクストは監査等委員会設置会社であり、取締役会は監査等委員である取締役を含む計6名で構成されています。この体制により、経営の健全性、透明性及び客観性の向上を図っています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
同社の筆頭株主は、代表取締役社長である横井康孝氏の資産管理会社であるディマウス合同会社です。上位株主には横井氏をはじめとする創業家関係者が複数名を占めており、特定の株主グループが同社の経営に強い影響力を持つ資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| ディマウス合同会社 | 38.76% |
| 横井 康孝 | 10.91% |
| 横井 亜希子 | 5.22% |
| 横井 孝志 | 3.84% |
| 吉岡 裕之 | 3.75% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は6名(男性6名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は横井康孝氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 横井 康孝 | 代表取締役社長 | 1994年4月同社取締役(非常勤)、1997年10月同社入社、2007年9月同社代表取締役社長、2011年1月イーマークス代表取締役社長を経て、2025年4月より現職。 |
| 塚田 久治 | 取締役 マーケティング部長 | 1992年4月ケイテー情報システム入社、1994年9月アスピカ入社、2008年7月With IT.291入社、2009年12月同社入社。2014年12月同社取締役WEB事業部長、2022年8月より現職。 |
| 早川 光人 | 取締役 管理部長兼物流部長 | 2002年4月大和証券エスエムビーシー入社、2006年1月みずほインベスターズ証券入社、2013年4月江守グループホールディングス入社。2015年6月同社入社、2020年3月同社取締役マーケティング部長、2025年4月より現職。 |
社外取締役は、松岡茂氏(松岡会計事務所所長・監査等委員)、中尾亨氏(司法書士法人GK社員・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員である取締役が取締役会における議決権を持つことで、経営の監督機能強化を図っています。監査等委員会の委員は過半数が社外取締役で構成されています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社の役員報酬は、企業価値の持続的な向上へのインセンティブとして機能するよう設計されています。業務執行取締役の報酬は固定報酬としての基本報酬と非金銭報酬としての株式報酬(譲渡制限付株式および新株予約権)で構成されますが、監査等委員である取締役および社外取締役は基本報酬のみが支払われます。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 3名 | 57百万円 | 19.0百万円 |
| 監査等委員(社外除く) | 1名 | 7百万円 | 6.6百万円 |
| 社外役員 | 2名 | 1百万円 | 0.6百万円 |
なお、当事業年度においては非金銭報酬等の支給は行われていません。また、取締役(監査等委員である取締役を除く。)の報酬等の額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれていません。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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