【平均年収396万円】ブリッジインターナショナルグループ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

【平均年収396万円】ブリッジインターナショナルグループ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

ブリッジインターナショナルグループは、ブリッジインターナショナル、ブリッジプロセステクノロジーなどを傘下に持つ持株会社です。B2B企業の売上成長を支援する事業を展開し、グループ連結従業員数は700名を超えます。業績は過去5期間で増加傾向でしたが、直近では減収減益となりました。


目次

※本記事は、ブリッジインターナショナルグループ株式会社(旧会社名 ブリッジインターナショナル株式会社) の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月30日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ブリッジインターナショナルグループは持株会社であり、単体従業員数は525名、グループ連結従業員数は722名です。

同社グループは、B2B企業の売上成長の改革を支援する事業を展開しています。連結子会社3社を中心に、インサイドセールスアウトソーシング、プロセス・テクノロジー、研修の3つの事業を通じて顧客企業の課題解決に貢献しています。

主な国内グループ会社は、(連結子会社)ブリッジインターナショナル、(連結子会社)ブリッジプロセステクノロジー、(連結子会社)アイ・ラーニングなどです。

ブリッジインターナショナルグループは2025年10月1日付で持株会社体制へ移行し、社名も変更しました。これに伴い、事業再編や子会社への従業員転籍が行われています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ブリッジインターナショナルグループは、人的資本を価値創造の源泉と位置付け、その強化と最適化を通じて持続的な成長を目指しています。事業活動を通じて社会課題の解決に貢献することを重視し、従業員の育成と働きやすい環境整備に力を入れています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、従業員の平均年齢が30代後半であり、平均勤続年数も一定の期間を示しています。これは、多様な経験を持つ人材が活躍しつつ、ある程度の定着傾向が見られる職場環境であることを示唆しています。

なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 3,961,000円
平均勤続年数 6.7年
平均年齢 37.3歳
単体従業員数 525人
連結従業員数 722人
単体のグループ内比率 72.7%


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、人材の多様性の確保を含む人材育成と社内環境整備を重視しています。人的資本を価値創造の源泉と捉え、その強化と最適化を継続的に図ることで、持続的な成長を実現することを目的としています。

優秀な人材を確保するため、適切な採用チャネルの活用と公正な選考を行っています。従業員が継続的に成長できるよう、社内研修や外部研修などの教育機会を提供し、専門性やスキルの向上を支援しています。

業績評価制度を通じて従業員のパフォーマンスを適切に評価し、目標の明確化と成長を促す仕組みを構築しています。報酬については、従業員の貢献に対して公正かつ市場水準を考慮した制度を整備しています。従業員満足度の向上を図り、ワークライフバランスやキャリア形成の支援を通じて離職防止にも取り組んでいます。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


連結子会社は法定開示の公表義務対象外のため、提出会社単体のデータを示します。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 26.9%
男性労働者の育児休業取得率 0.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 74.6%
労働者の男女の賃金の差異(正規労働者) 74.9%
労働者の男女の賃金の差異(非正規労働者) 90.8%

多様性・登用

指標 数値
女性人材率 67.9%

人材育成・エンゲージメント

指標 数値
人材数 722
離職率 10.9%
従業員の平均在籍期間 6.7年

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ブリッジインターナショナルグループは、B2B企業の売上成長を支援するサービスを多角的に展開する持株会社です。インサイドセールスアウトソーシング、プロセス・テクノロジー、研修の3つの事業を通じて、企業の営業活動や人材育成をサポートしています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、生産年齢人口の減少や新しいテクノロジーの進化といった事業環境の変化に対応し、B2B企業の売上成長を支援するサービスを提供しています。企業の営業組織の生産性向上や、多様化・高度化する消費者の購買行動への対応、そして専門人材の不足といった課題に対し、ビジネス支援の重要性が高まっている状況です。同社グループの収益モデルは、既存顧客からの継続的な取引が売上の大部分を占める安定したビジネスが基盤となっています。

インサイドセールスアウトソーシング事業

この事業では、見込み顧客に対し電話やメール、オンライン会議ツールを活用した非対面での営業活動をアウトソーシング形式で提供しています。お客様の課題やニーズを深く理解し、長期的な信頼関係を築くことを重視しています。
収益は、月額定額モデルの業務委託契約から得ています。運営は、ブリッジインターナショナルが行っています。

プロセス・テクノロジー事業

AIをはじめとする最新テクノロジーを活用し、企業のマーケティングや営業活動を強力にサポートするソリューションを提供しています。データに基づいた戦略立案から、SFAやCRMなどのシステム構築、運用支援までを一貫して行っています。
収益は、コンサルティングサービス、システムソリューション、オペレーション支援から得ています。運営は、ブリッジプロセステクノロジーが行っています。

研修事業

企業向けにデジタル人材の育成研修を提供しており、デジタル技術を活用して会社の成長や業務効率化に貢献できる人材の育成を目指しています。ITスキル、DX推進スキル、ビジネススキルなど幅広いコースを提供し、企業のニーズに応じたカスタマイズ研修も展開しています。
収益は、公開講座、e-ラーニング、サブスクラーニング、プライベート研修などの提供から得ています。運営は、アイ・ラーニングが行っています。

同社グループは、本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、国内市場を中心に事業を展開しています。また、特定の顧客への売上集中は見られません。

セグメント 売上高(2024年12月期) 売上高(2025年12月期)
インサイドセールスアウトソーシング事業 45.3億円 46.3億円
研修事業 22.9億円 23.8億円
プロセス・テクノロジー事業 18.0億円 15.5億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの過去5期間における売上高と各利益は、全体として増加傾向にありました。しかし、直近の当連結会計年度では、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前期から減少しています。この減少は、主に子会社の株式譲渡に伴う連結除外や、持株会社体制移行に伴う一時的な費用増加が影響していると説明されています。

項目 2021年12月期 2022年12月期 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期
売上高 55.9億円 67.1億円 70.2億円 86.2億円 85.6億円
経常利益 6.5億円 8.9億円 9.2億円 10.0億円 8.7億円
経常利益率 11.6% 13.2% 13.1% 11.6% 10.1%
親会社株主に帰属する当期純利益 4.9億円 5.9億円 6.4億円 6.6億円 5.4億円
1株当たり当期純利益(円) 135.57 159.52 171.41 182.52 149.24

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高は、前期から当期にかけて減少しています。また、従業員1人あたり営業利益も前期から当期にかけて減少する結果となりました。これは、当連結会計年度における売上高の減少と、持株会社体制移行に伴う一時的な費用増加が影響していると考えられます。

指標 2024年12月期 2025年12月期
従業員1人あたり売上高(連結) 12.4百万円 11.9百万円

| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 1.4百万円 | 1.2百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


ブリッジインターナショナルグループは、財務基盤の安定性とキャッシュフローの健全性を示しています。本業で安定した資金を生み出し、将来に向けた投資も行いながら、手元資金を確保している状況です。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率とROE(自己資本利益率)から安定していることがうかがえます。自己資本比率はプライム市場の非製造業平均と比較して高い水準にあり、不況時にも耐えうる財務体質を構築していることが示されています。手元資金も十分に確保されており、事業運営の安定性につながる要素です。

指標 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
純資産 44.0億円 46.9億円
自己資本比率 73.0% 83.5%
ROE(自己資本利益率) 15.5% 11.8%
現金及び預金 27.0億円 26.4億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローは、本業で安定的に資金を生み出し、それを投資に回しつつも、手元に資金を残している優良な状態を示しています。営業活動によるキャッシュフローは前期に比べて減少したものの、当期もプラスを維持しています。これは、税金等調整前当期純利益や減価償却費が主な収入要因となっているためです。

投資活動によるキャッシュフローは、前期に比べて支出が減少しています。これは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出や、無形固定資産の取得による支出が主な内訳となっています。財務活動によるキャッシュフローも前期に比べて支出が減少しており、配当金の支払いや長期借入金の返済による支出が主な要因です。

フリーキャッシュフローはプラスであり、本業で得た資金で投資を賄い、なお余剰資金がある状態です。このキャッシュフローの状況は、同社グループが安定した事業運営を継続し、将来の成長に向けた投資余力も確保していることを示しており、雇用や給与の安定性にもつながる要素であると考えられます。

項目 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
営業CF 9.6億円 4.9億円
投資CF △3.4億円 △2.0億円
財務CF △6.2億円 △3.5億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 6.1億円 2.9億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、顧客企業の営業やマーケティング関連への投資マインドが減退するような場合に、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、競合他社により類似したサービスが開発され価格競争が激化した場合には、同社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

今後の業容拡大を図る中で、人材獲得競争が激化し、優秀な人材の採用が困難となる場合や在職している人材の大量の社外流出が生じた場合には、同社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ブリッジインターナショナルグループは、B2B企業の売上成長を支援するサービスを通じて、社会の持続的な発展に貢献することを目指しています。テクノロジーと人材の融合を強みとし、顧客企業の成長と自社グループの持続的成長を追求する企業文化を築いています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


ブリッジインターナショナルグループは、「B2B企業の売上成長に向けた改革を支援するEnd to Endのサービスを提供します」という経営方針を掲げています。同社グループは、営業やマーケティング領域におけるリソース確保の困難さや顧客購買行動の多様化、専門人材の不足といった市場環境の課題に対応しています。テクノロジーと人材の融合による営業高度化支援を強みとし、企業の売上成長をワンストップで支援することを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、人的資本を価値創造の源泉と位置付け、その強化と最適化を通じて持続的な成長を目指す企業風土を重視しています。従業員が共通の目標とミッションを共有し、企業理念に基づいた行動が取れるよう、健全な企業文化の醸成に努めています。また、株主、顧客、従業員、地域社会といったステークホルダーからの信頼に応え、企業価値を持続的に向上させるため、コーポレート・ガバナンスの強化も重要であると認識しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、持続的な成長に向けた経営課題として、安定的な人材確保を挙げています。人材獲得競争が激化する中で、新卒および中途採用の強化を継続しています。また、AIの活用による業務効率化や付加価値向上を推進し、未経験人材の早期戦力化やマネジメント業務の効率化を通じて、人材確保基盤の強化を図っています。

さらに、ITネットワークの安全性確保も重要な課題です。顧客社数の増加や社員の就業スタイルに合わせたサーバー増設などの設備投資を継続的に行い、効率的かつ強固なITシステム稼働環境の構築に取り組んでいます。コーポレート・ガバナンス体制及び内部管理の強化も重視しており、監査役監査、内部監査、会計監査、内部統制システムの整備により、経営の効率性と健全性の確保を図っています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


ブリッジインターナショナルグループは、持株会社体制へ移行し、グループ全体の経営戦略と各事業会社の業務執行機能を分離することで、経営の効率性と健全性の向上を図っています。取締役会は経営の基本方針や重要な業務執行を決定し、監査役会が独立した立場から職務執行を監査する体制です。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


ブリッジインターナショナルグループの筆頭株主は、同社の代表取締役会長兼CEOである吉田融正氏です。創業者が主要な株主として名を連ねており、同社グループの経営に強い影響力を持つ資本構成となっています。

株主名 持株比率
吉田 融正 33.39%
光通信KK投資事業有限責任組合 6.47%
日本カストディ銀行(信託口) 2.60%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は9名(男性7名・女性2名)で構成され、女性役員比率は22.2%です。代表取締役会長兼CEOは吉田融正氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。

氏名 役職 主な経歴
吉田 融正 代表取締役会長兼CEO 日本アイ・ビー・エム株式会社入社後、日本シーベル株式会社設立に参画。2002年にブリッジインターナショナル株式会社を設立し代表取締役社長に就任。2025年10月より同社代表取締役会長兼CEO。
髙橋 慎介 取締役 日本アイ・ビー・エム株式会社入社後、日本マイクロソフト株式会社、エムオーテックス株式会社、シスコシステムズ合同会社を経て、ドーモ株式会社代表取締役会長。2021年4月より同社取締役。
塩澤 正枝 取締役 日本アイ・ビー・エム株式会社入社後、スターアルファ株式会社を経て、2002年にブリッジインターナショナル株式会社入社。執行役員、常務執行役員、専務執行役員を歴任し、2017年4月より取締役。
柿沼 務 取締役 日本アイ・ビー・エム株式会社入社後、オンチャネルジャパン株式会社COOを経て、2018年にブリッジインターナショナル株式会社入社。執行役員、常務執行役員を歴任し、2026年3月より同社取締役。


社外取締役は、岡村典氏(元日本アイ・ビー・エム株式会社理事)、郡のぶ氏(株式会社シグマクシス・ホールディングス ディレクター)です。

同社は監査役会設置会社を採用しており、社外取締役は業務執行の妥当性や適法性を客観的に評価し、企業経営の監督機能強化に重要な役割を担っています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、株主総会で定められた限度額の範囲内で、役位や職責に応じた額が支給される体系です。取締役には固定報酬と業績連動報酬が、社外取締役および監査役には固定報酬のみが支給されます。業績連動報酬の指標には、対象連結会計年度の当期純利益が採用されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 4名 76百万円 19.1百万円
監査役(社外除く) 1名 4百万円 4.2百万円
社外取締役 2名 5百万円 2.7百万円
社外監査役 2名 5百万円 2.4百万円


役員報酬等の総額が1億円以上の役員は存在しないため、個人別の開示は行われていません。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。