※本記事は、湖北工業株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月26日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
湖北工業は、アルミ電解コンデンサ用リード端子事業と光ファイバ通信網用光部品・デバイス事業を展開しています。同社グループは、自動車やサーバー向け情報通信機器、海底ケーブル用光アイソレータなど幅広い分野に製品を提供しています。
単体従業員数は160名、連結従業員数は1,710名です。セグメントはリード端子事業、光部品・デバイス事業、全社(共通)の3つです。
主な国内グループ会社は、エピフォトニクス(光部品・デバイス事業)などです。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
湖北工業は、製造業として安定した事業基盤を持つ企業です。従業員の平均勤続年数や平均年齢からは、長期的なキャリア形成が可能な環境であることがうかがえます。同社グループは、人材育成と働きやすい環境づくりに注力しており、多様な働き方を支援する取り組みを進めています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
湖北工業では、従業員の平均勤続年数が比較的長く、平均年齢も安定していることから、長期にわたって働く従業員が多い傾向が見られます。これは、同社が従業員の定着を重視し、働きやすい環境を提供していることの表れと言えるでしょう。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,139,000円 |
| 平均勤続年数 | 12.6年 |
| 平均年齢 | 44.7歳 |
| 単体従業員数 | 160人 |
| 連結従業員数 | 1,710人 |
| 単体のグループ内比率 | 9.4% |
同社は、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を導入しています。これらの制度は、国内グループ会社および一部の在外子会社に適用されます。
退職一時金制度があります。ただし支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、「豊かな個性を尊重する全員参加型の経営を実践し、新しい価値の創造を通じて、オンリーワン企業を目指す」という経営理念のもと、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献し、中長期的な企業価値の向上を目指しています。特に、地球環境保全への取り組みと並び、「人的資本の充実」を最重要課題の一つと位置付けています。
人材育成においては、「社会のニーズを先取りし独自の高い技術力で新しい価値創造に挑戦する、自発的に考え行動できる自立型人材の育成」を目指しています。具体的には、専門的な知見を持つ大学教授からの指導会を定期的に開催するほか、派遣型の階層別研修、eラーニング、コンプライアンス研修、資格奨励金制度などを通じて、従業員のスキルアップを支援しています。グローバル人材育成にも力を入れており、語学研修プログラムを導入しています。また、2024年度からはタレントマネジメントシステムを導入し、社員一人ひとりに適した育成方法の立案を進めています。
社内環境整備においては、「すべての従業員の人権と多様性を尊重し、一人ひとりが個性・能力を発揮し、自己実現の喜びを感じられる安心で安全な職場環境の構築」を方針としています。健康経営優良法人として、人間ドックの導入、長時間労働の抑制、有給休暇の取得促進、健康セミナーの開催、運動費用補助制度など、健康増進に向けた「ヘルシーライフプロジェクト」を推進しています。行動規範では「個人の尊厳と権利の尊重」を掲げ、差別やハラスメントの防止に努めています。さらに、2024年度より人事制度改定に着手し、評価・等級・報酬体系の見直しを進めることで、社員のモチベーション向上を図っています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 6.5% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 57.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 73.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期雇用者) | 51.3% |
人権と多様性の尊重
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率(連結) | 22.7% |
| 人権研修参加率 | 76.2% |
グローバル人材の育成
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 海外業務に必要な専門知識習得者数 | 5人 |
| 語学研修参加率 | 39.7% |
安全で働きがいのある職場の実現
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 健康増進プログラムへの参加率 | 96.9% |
| 有給休暇取得率 | 80% |
| 育児休業取得率 | 100% |
| 労働災害発生件数 | 0件 |
| 社員満足度調査及び改善の実施 | 未実施 |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
湖北工業は、アルミ電解コンデンサ用リード端子の製造・販売を行うリード端子事業と、光ファイバ通信網用光部品・デバイスの製造・販売を行う光部品・デバイス事業の二つの事業を主軸としています。これら二つの事業を通じて、情報通信機器や自動車、海底ケーブルといった幅広い分野に貢献しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、主にアルミ電解コンデンサの主要構成部品であるリード端子と、光ファイバ通信機器や光モジュールに使用される光部品・デバイスの製造・販売を手掛けています。創業以来培ってきた独自の技術と一貫生産体制を強みとし、国内外の顧客に製品を提供することで収益を上げています。
リード端子事業
この事業では、自動車(車載)やサーバー(AI含む)などの情報通信機器をはじめ、産業機械、アミューズメント機器、家電製品など多岐にわたる用途で使用されるアルミ電解コンデンサのリード端子を製造・販売しています。創業当初からの祖業であり、日系だけでなく台湾系、韓国系、中国系のアルミ電解コンデンサメーカーとの取引も拡大しています。
収益は、リード端子の製造・販売から得ています。運営は、KOHOKU ELECTRONICS (S) PTE.LTD.、KOHOKU ELECTRONICS (M) SDN.BHD.、東莞瑚北電子有限公司、蘇州瑚北光電子有限公司が行っています。
光部品・デバイス事業
この事業では、情報通信に不可欠な光ファイバ通信機器や光モジュールに使用される光部品および光デバイスを製造・販売しています。特に、高い信頼性が求められる海底ケーブルに使用される光アイソレータが中核商品となっています。長年培ってきた精密形状石英ガラスの製造技術や磁気光学材料の製造技術ノウハウ、一貫生産による精密組立技術を強みとしています。
収益は、光部品・デバイスの製造・販売から得ています。運営は、蘇州瑚北光電子有限公司、KOHOKU LANKA (PVT) LTD.、エピフォトニクス、EpiPhotonics USA, Inc.が行っています。
同社グループの売上高は、日本、中国、アジア、イギリス、アメリカなど多地域にわたっており、海外での事業展開も積極的に行われています。当連結会計年度の期中平均レートが1米ドル当たり149.62円となったことから、為替レートの変動が経営成績に影響を与える可能性があります。また、主要な顧客としてAlcatel Submarine Networks UK Ltd.とSubCom,LLCがあり、これら特定の顧客への売上高が光部品・デバイス事業に集中している傾向が見られます。
| セグメント | 売上高(2024年12月期) | 売上高(2025年12月期) |
|---|---|---|
| リード端子事業 | 84.0億円 | 88.0億円 |
| 光部品・デバイス事業 | 75.2億円 | 86.5億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの直近5期間の業績推移を見ると、売上高は概ね増加傾向にあります。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は変動が見られるものの、直近の当連結会計年度では売上高が増加した一方で、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は減少となりました。しかし、営業利益は前期から増加しており、本業の収益力は向上している状況です。
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 146億円 | 157億円 | 135億円 | 159億円 | 175億円 |
| 経常利益 | 43.6億円 | 44.4億円 | 31.5億円 | 48.6億円 | 45.5億円 |
| 経常利益率 | 29.8% | 28.3% | 23.4% | 30.5% | 26.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 29.6億円 | 30.7億円 | 19.0億円 | 32.5億円 | 29.9億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 135.57 | 115.38 | 70.55 | 120.50 | 114.73 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたりの売上高は前期からわずかに減少しましたが、従業員1人あたりの営業利益は増加しています。当連結会計年度において、光部品・デバイス事業の旺盛な受注に対応するため、連結従業員数が前期に比べて増加した中で、1人あたりの営業利益が向上していることは、組織全体の効率化が進んでいることを示しています。
| 指標 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 10.4百万円 | 10.2百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 2.6百万円 | 2.7百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
湖北工業は、強固な財務基盤と安定したキャッシュフローを維持しており、本業で着実に利益を生み出しながら、将来に向けた投資も継続している状況です。このような財務状況は、入社後の雇用や給与の安定性にもつながる要素と言えます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
湖北工業の財務基盤は、高い自己資本比率と潤沢な手元資金によって安定している状況です。自己資本比率はプライム市場の製造業平均を大きく上回っており、財務の健全性が非常に高いことを示しています。また、ROE(自己資本利益率)もプライム市場平均を上回る水準で推移しており、効率的な経営が行われていることがうかがえます。手元資金も十分に確保されており、不測の事態にも対応できる耐性があると言えるでしょう。
| 指標 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 234億円 | 234億円 |
| 自己資本比率 | 81.7% | 82.8% |
| ROE(自己資本利益率) | 15.0% | 12.8% |
| 現金及び預金 | 93.3億円 | 85.2億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュフローは、33.4億円の収入となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益や減価償却費、減損損失、棚卸資産の減少額が資金増加要因となった一方で、売上債権の増加額や法人税等の支払額が資金減少要因となったことによるものです。本業で安定的に資金を生み出している状況を示しています。
投資活動によるキャッシュフローは、△12.0億円の支出となりました。定期預金の払戻による収入があったものの、定期預金の預入による支出、有形固定資産の取得による支出、投資有価証券の取得による支出が主な資金減少要因となっています。これは、将来の成長に向けた投資を継続していることを示しています。
財務活動によるキャッシュフローは、△36.5億円の支出となりました。長期借入金の返済による支出、自己株式の取得による支出、配当金の支払額が主な資金減少要因となっています。
これらの結果、事業活動で得た資金で投資を行い、さらに余剰資金も確保できている優良なキャッシュフローパターンを示しています。本業で安定した資金を稼ぎ出し、成長投資も継続していることから、入社後の雇用や給与の安定性、そして会社の将来的な成長性にも期待が持てる状況と言えます。
| 項目 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 38.4億円 | 33.4億円 |
| 投資CF | △31.2億円 | △12.0億円 |
| 財務CF | △16.4億円 | △36.5億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 721百万円 | 21.5億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、売上高全体に占める海外向けの比率が高く、対象国の経済動向、社会情勢及び政治状況の変化や自然災害等に伴うリスクが存在しています。また、光部品・デバイス事業に属する海底ケーブル関連製品において、特定の取引先への依存度が高いというリスクも抱えています。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、研究開発や製造、マネジメントをはじめ、各部署に必要な人材の確保が不可欠であると認識しています。企業間の採用動向や労働人口の変化が生じた場合、同社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
湖北工業は、グローバルニッチトップを目指し、独自の技術力で新しい価値創造に挑戦する企業です。豊かな個性を尊重し、全員参加型の経営を実践する企業風土を大切にしています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループは、「グローバルニッチトップの複合体を成す」という成長シナリオに主眼を置いています。これは、国内外の小規模市場を一体的に捉えたグローバル市場で高いシェアと確固たる地位を築くことを意味します。
経営ビジョンとして「オンリーワン企業の実現に資する研究開発、技術開発等を遂行していき、高収益事業を構築していく」ことを掲げています。中期経営基本方針では、市場開拓による事業規模の拡大、構造改革による収益力の強化、新たなGNT(グローバルニッチトップ)事業の創出を目指しています。また、未来を担う人材の育成とグローバル経営管理体制の強化も重要な指針となっています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、「豊かな個性を尊重する全員参加型の経営を実践し、新しい価値の創造を通じて、オンリーワン企業を目指す」という経営理念を掲げています。サステナビリティ推進においては、「環境」「社会」「ガバナンス」を軸としたマテリアリティに重点的に取り組む方針です。特に「気候変動への対応」と「人的資本の充実」を重視しています。
人材育成方針では、「社会のニーズを先取りし独自の高い技術力で新しい価値創造に挑戦する、自発的に考え行動できる自立型人材の育成」を目指しています。社内環境整備方針では、「すべての従業員の人権と多様性を尊重し、一人ひとりが個性・能力を発揮し、自己実現の喜びを感じられる安心で安全な職場環境を構築する」ことを掲げています。同社の行動規範では「個人の尊厳と権利の尊重」が掲げられており、差別やハラスメントを排除し、人権保護に努めています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、コア技術を活かした新しい事業分野への取り組みを積極化しています。独自のスラリーキャスト法を用いた高純度石英ガラス製品(SSG®)の本格的な量産体制構築に取り組んでいます。
また、宇宙通信分野や生成AI・データセンタ分野において、高品質・高信頼性製品の強みを活かした製品開発を進めています。企業買収や事業提携による技術補完やマーケティング力強化も積極的に推進する方針です。
人材育成及び経営管理体制の強化も重要な課題です。従業員のキャリアアップ制度の充実や新しい拠点整備等を通じて、人材確保と長期人材育成への仕組み作りを進めています。ガバナンスの強化や社会貢献といった非財務に関する活動も引き続き強化し、持続可能な社会実現への貢献と企業価値向上に取り組んでいます。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
湖北工業は、監査等委員会設置会社に移行し、コーポレート・ガバナンスの充実と機動的な意思決定を目指しています。取締役会が経営上の意思決定と業務執行の監督を担う体制です。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
湖北工業の株主構成を見ると、筆頭株主は代表取締役社長CEOの石井太氏であり、同氏の資産管理会社であるアイエフマネジメントも上位株主として名を連ねています。これにより、創業家が同社の経営に強い影響力を持っていることがうかがえます。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 石井 太 | 42.76% |
| アイエフマネジメント | 19.25% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 3.01% |
| THE BANK OF NEW YORK 133652 | 2.65% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 1.94% |
なお、2025年4月4日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、シュローダー・インベストメント・マネジメント及びその共同保有者が2025年3月31日現在で合計1,446,800株(5.36%)を所有している旨が記載されていますが、同社として実質所有株式数の確認ができないため、上記大株主の状況には含められていません。
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は9名(男性8名・女性1名)で構成され、女性役員比率は11.1%です。代表取締役社長CEOは石井太氏が務めています。社外取締役比率は66.7%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 石井 太 | 代表取締役社長 CEO | 1981年4月 日本鉱業(現 JX金属)入社。1995年4月 同社入社、1999年3月 代表取締役副社長。1999年3月 アイ・エス・エンジニアリング(現 アイエフマネジメント)代表取締役社長より現職。2025年3月 同社代表取締役社長CEOより現職。 |
| 北川 一清 | 専務取締役CEO補佐 | 1981年4月 湖北町役場(現 長浜市役所)入庁。1985年8月 同社入社。2004年3月 同社取締役支援本部長。2025年3月 同社専務取締役CEO補佐より現職。 |
| 中村 聖二 | 取締役CFO | 1990年4月 野村證券入社。2016年8月 同社京都支店企業金融統括部長。2025年3月 同社取締役CFOより現職。 |
社外取締役は、澤木聖子氏(滋賀大学経済学部教授)、荒井昌幸氏(英国大使館上席商務官)、ディーター・ソンマーハルダー氏(DoSwiss Japan社長兼最高経営責任者)、栗山裕功氏(元丸安産業代表取締役社長・監査等委員)、中村正哉氏(さざなみ法律事務所所長・監査等委員)、髙津靖史氏(髙津公認会計士事務所所長・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、2025年3月28日に監査役会設置会社から移行しました。社外取締役は取締役会に出席し、独立した立場から経営課題への助言や取締役の職務執行に対する監督機能を果たしています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
湖北工業の役員報酬は、監査等委員でない取締役(社外取締役を除く)に対しては、基本報酬、賞与、譲渡制限付株式報酬で構成されています。これは、職務内容や実績・成果を反映させ、株主との価値共有を目的とした業績連動型の報酬体系です。一方、監査等委員である取締役および社外取締役の報酬は、業務執行から独立した職務の性質を考慮し、基本報酬のみで構成されています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 社外取締役(監査等委員を除く) | 4名 | 9百万円 | 2.2百万円 |
| 社外取締役 | 3名 | 14百万円 | 4.7百万円 |
| 監査役 | 3名 | 2百万円 | 0.7百万円 |
| うち社外監査役 | 2名 | 1百万円 | 0.5百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。また、総額には当事業年度に役員賞与として計上した金額が含まれています。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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