【平均年収487万円】Recovery International 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

【平均年収487万円】Recovery International 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年12月期)

Recovery Internationalは、訪問看護サービス事業とコメディカル人材紹介事業をグループ各社とともに展開しています。


目次

※本記事は、Recovery International株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月30日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


Recovery Internationalは、訪問看護サービス事業とコメディカル人材紹介事業を展開しています。在宅医療を支える訪問看護と、医療・介護業界に特化した人材紹介を通じて、社会貢献を目指しています。

単体従業員数は334名、連結従業員数は349名です。セグメントは訪問看護サービス事業、コメディカル人材紹介事業の2つです。

主な国内グループ会社は、(連結子会社)RePath(コメディカル人材紹介事業)などです。

同社グループは、2025年3月7日付でRePathが株式会社clutch communicationより有料職業紹介事業を譲り受けました。これにより、人材獲得力の強化と採用プロセスの垂直統合を図っています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


Recovery Internationalは、高齢化社会における在宅医療ニーズに応える訪問看護サービスを主軸とする企業です。同社グループは、事業を通じて社会課題の解決に貢献することをサステナビリティの考え方として掲げています。ここでは、同社グループで働く上での給与水準や働き方の特徴、人材育成への考え方についてご紹介します。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


Recovery Internationalでは、比較的若い年齢層の従業員が活躍しており、平均勤続年数は短めであることから、活発な人材の流動性や成長機会の多さがうかがえます。同社グループは事業拡大のため積極的に人材採用を行っており、従業員数も増加傾向にあります。

項目 数値
平均年間給与 4,868,000円
平均勤続年数 2.8年
平均年齢 31.7歳
単体従業員数 334人
連結従業員数 349人
単体のグループ内比率 95.7%


Recovery Internationalは、確定給付型の制度として退職一時金制度を採用していましたが、2024年12月31日をもってこの制度を廃止しました。なお、廃止された制度の支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


Recovery Internationalは、「もう一人のあたたかい家族」という経営理念のもと、高齢化社会における在宅医療ニーズに応えるため、安全安心なサービス提供に取り組んでいます。同社グループは、事業を通じて社会課題の解決に貢献することをサステナビリティの考え方としており、その実現に向けて人材を最も重要な経営資源と位置付けています。基本的価値観を重視しながら、人材を獲得・育成し事業を成長させることで、在宅での看取りを増やし、利用者様の健康寿命を延伸し、医療従事者がいきいきと働ける職場環境を提供することを目指しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


連結子会社は法定開示の公表義務対象外のため、提出会社単体のデータを示します。男性労働者の育児休業取得率は、本記事では取得できていません。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 52.3%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 85.4%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 84.0%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 190.6%

多様性・登用


実績は2025年11月1日時点のものです。目標の基準となる全社員の女性比率は70.7%です。

指標 数値
管理職に占める女性労働者割合 52.3%
男性の平均勤続年数に対する女性の平均勤続年数割合 58.5%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


Recovery Internationalは、訪問看護サービスとコメディカル人材紹介の二つの事業を展開しています。高齢化社会における在宅医療のニーズに応え、医療・ヘルスケア分野の人材課題解決にも貢献しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


Recovery Internationalは、主に看護師等が利用者宅を訪問して看護を行う「訪問看護サービス事業」と、医療・ヘルスケア領域に特化した「コメディカル人材紹介事業」を展開しています。同社グループは、Recovery Internationalと連結子会社であるRePath株式会社の2社で構成されています。

訪問看護サービス事業

同社は、看護師等が利用者様の自宅等を訪問し、病気や障がいに応じた看護サービスを提供しています。主治医の指示書に基づき、医療処置や健康状態の悪化防止、回復、予防に向けた看護を行っています。
収益は、医療保険制度の場合は健康保険組合等の保険者及び被保険者である利用者様から、介護保険制度の場合は国民健康保険団体連合会及び被保険者である利用者様から、サービス提供料として得ています。運営は、主にRecovery Internationalが行っています。

コメディカル人材紹介事業

2025年3月7日付の事業譲受により開始された、医療・ヘルスケア領域に特化した人材マッチングサービスです。同社グループ内での採用コスト抑制に寄与するだけでなく、医療業界全体の人材不足解消に資する事業としての成長を目指しています。
収益は、人材紹介サービスから得ています。運営は、主にRePathが行っています。

同社グループの売上高は、訪問看護サービス事業が大部分を占めており、コメディカル人材紹介事業がこれに続いています。また、主要な顧客として東京都国民健康保険団体連合会からの売上高が全体の6割以上を占めています。

セグメント 売上高(2024年12月期) 売上高(2025年12月期)
訪問看護サービス事業 - 26.0億円
コメディカル人材紹介事業 - 93百万円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


Recovery Internationalは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、過去の連結経営指標は開示されていません。当連結会計年度の業績は、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに計上されています。

項目 2021年12月期 2022年12月期 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期
売上高 - - - - 26.9億円
経常利益 - - - - 2.1億円
経常利益率 - - - - 7.7%
親会社株主に帰属する当期純利益 - - - - 1.3億円
1株当たり当期純利益(円) - - - - 93.36

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


Recovery Internationalの従業員1人あたり売上高は、当連結会計年度で7.7百万円となっています。また、従業員1人あたり営業利益は0.6百万円です。これらの数値は、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期との比較はできません。

指標 2024年12月期 2025年12月期
従業員1人あたり売上高(連結) - 7.7百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) - 0.6百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループは、本業で得た資金を将来の成長に向けた投資に充てている状況です。現在の財務状況から、事業拡大への意欲がうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率がプライム市場の非製造業平均と比較して高い水準にあります。ROE(自己資本利益率)も平均を上回る水準を示しており、効率的な経営が行われていることがうかがえます。手元資金である現金及び預金も増加傾向にあり、事業運営の安定性につながる要素です。これらの状況は、入社後の雇用や給与の安定性にも良い影響を与える可能性があります。

指標 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
純資産 7.1億円 7.7億円
自己資本比率 - 57.2%
ROE(自己資本利益率) - 16.6%
現金及び預金 5.1億円 5.9億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが71百万円の収入となりました。これは税金等調整前当期純利益の計上や未払費用の増加が主な要因です。一方で、投資活動によるキャッシュフローは71百万円の支出となっており、事業譲受による支出や有形固定資産の取得、敷金及び保証金の差入が主な減少要因です。これにより、フリーキャッシュフローはほぼ横ばいとなっています。財務活動によるキャッシュフローは78百万円の収入となり、長期借入による収入が主な増加要因です。全体として、本業で得た資金を成長投資に充てつつ、必要に応じて資金調達も行い、事業拡大を進めている状況がうかがえます。この資金の流れは、今後の事業成長とそれに伴う雇用機会の創出につながる可能性があります。

項目 2024年12月期(前期) 2025年12月期(当期)
営業CF - 71百万円
投資CF - △71百万円
財務CF - 78百万円
フリーCF(営業CF+投資CF) - △0百万円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社グループの主要事業である訪問看護サービスは、医療保険制度および介護保険制度に基づく法的規制の影響を受けます。診療報酬や介護報酬の改定は、同社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、訪問看護業界は参入障壁が低いことから、異業種からの新規参入や同業他社との競争激化が生じるリスクがあります。

③ 人材・組織に関するリスク


同社グループは、訪問看護サービス事業の維持と拡大のために、看護師およびリハビリ職の安定した人材確保と定着が重要であると認識しています。人材確保が計画通りに進まない場合や、マネジメント人材の輩出ができない場合には、新規利用者の獲得に影響が生じ、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


Recovery Internationalは、「もう一人のあたたかい家族」という理念を掲げ、在宅医療の現場で利用者と医療従事者の双方を支えることを目指しています。高齢化社会における訪問看護の重要性が増す中で、社会課題の解決に貢献する事業展開を進めている会社です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


Recovery Internationalは、「在宅での看取りを増やしていくこと、利用者様の健康寿命を延伸すること、医療従事者がいきいき働ける職場環境を提供すること」を使命としています。同社グループは「もう一人のあたたかい家族」という理念を掲げています。

在宅医療領域で時間を最大限に活かす仕組みを提供し、チームで”いきいき”と働く人を増やすことを目指しています。この理念に基づき、人材確保と新規拠点開設に取り組んでいます。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、「もう一人のあたたかい家族」という経営理念のもと、利用者目線のサービスを追求することを基本的な価値観としています。また、自発的な相互扶助を推進することで主体的に社会課題へ挑戦することも重視しています。

サステナビリティに関する取り組みにおいても、事業を通じて社会課題の解決に貢献することを掲げています。人材を最も重要な経営資源と位置づけ、人的資本を重視する考え方です。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、訪問看護業界における課題として、地域での存在感の薄さや非効率な経営、訪問看護師人材の不足、ステーションの閉鎖や偏在を認識しています。これに対し、今後は専門人材の確保・育成とガバナンスの強化を重点課題としています。

質の高い看護師等の専門人材を安定的に確保し、教育研修制度の充実による早期育成に取り組む方針です。また、連結経営体制への移行に伴い、内部統制及びリスク管理体制を強化し、コンプライアンスを徹底することで、社会から信頼される経営基盤の構築に注力しています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


Recovery Internationalは、ステークホルダーの利益最大化のためコーポレート・ガバナンスの確立を重視しています。取締役会と監査役会を設置し、三様監査を通じて経営の健全性確保に努めています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


Recovery Internationalの株主構成を見ると、筆頭株主は同社の取締役である大河原峻氏であり、代表取締役社長の柴田旬也氏も上位に名を連ねています。経営陣が主要な株主として名を連ねている点が特徴的です。

株主名 持株比率
大河原 峻 35.10%
柴田 旬也 6.83%
新保 光栄 4.13%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は8名(男性7名・女性1名)で構成され、女性役員比率は12.5%です。代表取締役社長は柴田旬也氏が務めています。社外取締役比率は40.0%です。

氏名 役職 主な経歴
柴田 旬也 代表取締役社長 2007年あずさ監査法人入所、公認会計士登録。2016年同社入社、経営管理部部長。2018年取締役、2024年3月より代表取締役社長。RePath株式会社代表取締役社長も務める。
大河原 峻 取締役(業務部部長) 2005年組合立榛原総合病院入職後、複数の病院勤務を経て、2013年同社を設立し代表取締役社長に就任。2024年3月より取締役業務部部長を務める。
若田 真 取締役(経営企画部部長) 2009年医療法人鉄蕉会亀田総合病院入職。2016年同社入社後、訪問看護ステーションや経営管理部企画情報ユニットで経験を積む。2023年取締役、2024年3月より経営企画部部長を務める。


社外取締役は、沼田功氏(ファイブアイズ・ネットワークス代表取締役)、橋本祐造氏(RECOMO代表取締役)です。

同社は監査役会設置会社であり、社外取締役2名と社外監査役3名を選任しています。これにより、経営の独立性と客観性を確保し、企業価値向上に資する助言を得られる体制を構築しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


Recovery Internationalの役員報酬は、固定報酬、業績連動報酬、そして譲渡制限付株式や新株予約権といった非金銭報酬で構成されています。取締役の個人別報酬は、代表取締役社長が職位や貢献度、業績を考慮して決定し、中長期インセンティブは取締役会で決定されます。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 3名 60百万円 20.0百万円
社外役員 4名 16百万円 3.9百万円


同社グループの役員報酬総額は75百万円であり、対象となる役員は合計7名です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。